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web3なのに閉じ込められてる

今日は個人的な体験談と感想のお話です。批判するつもりはないのですが批判してますね、たぶん。web3というのは分散が基本であり、パブリックブロックチェーンはオープンで接続さえ出来ればサービスに縛られずに使える、はずなのですが、暗号資産の世界はまだまだ、似非web3なる物が結構あるんだなと言うことを実感したお話です。

とあるトークンを購入

普段はあまり、怪しい物には手を出さない様にしていますが、懐が痛まない程度に遊んでみるのもありかと思い、とあるプロジェクトのトークンに手を出してみました。正直、ホワイトペーパーは中身が薄いし、どこまで本当にやるのかも確かめるすべは無い、それなりに名前のある企業が絡んでいるから、それほどひどくは無いだろうという、非常に曖昧な根拠で手を出すことにしました。
ビッグモーターの話でも分かるように名だたる企業もやっちゃいけないことをやってることもあるということで、会社の名前だけで100%信用するのはどうかと思いつつ、損をしても失敗したなと笑える金額ならいいかと思い、参入することにしました。

トークンを買うにはトークンを扱っている取引所に登録する必要があります。対象のトークンを買うには口座を持っていない取引所にアカウントを作る必要があったので、あまり考えずに(後で考えると、これが良くなかった)、アカウントを作成しました。
ちなみにトークンはイーサリアム上のトークンと言うことで、普通に考えればイーサリアムネットワーク上で移動させることが出来るはずです。それなら、まあいいかと、これもあまり深く考えず、行動することにしました。

さて、アカウントも作成し、日本円も入金し、対象のトークンを買いました。そんなことをやってるうちに、その取引所のアプリの使い方とか見方とかを習得するという手順です。始める前に全部調べるのが理想ですが、正直、アプリの使い方とか見方とかは使ってみる方が理解が早いので、そこはあまり躊躇せずに使いながら覚えて行きました。

使い始めてから分かる駄目さ

まだ、分からないところはたくさんありますが、それでも少しずつ、その取引所の事が分かってきました。
一番、衝撃だったのは、トークンが外に出せないことです。えええ!、それじゃただのポイントと一緒じゃん、と。なんのためのイーサリアムトークン、いや、本当にイーサリアムトークンなのか?表示上の数字にすぎないのかと。
いろいろ調べるとその取引所は日本円の他にはビットコインやイーサリアムなどの数種類の暗号資産は外に出せますが、取引できる他の暗号資産の大半は外に出せません。まあ、システムの構築が追いついてないのかもしれませんが、それはあまりに情けない仕様でしょう。出金できない銀行や証券会社は普通存在しません。という常識だ、と思っていた事を覆されました。いやいや、暗号資産業界もまだまだですね。
取引所と言いながら交換した暗号資産の大半は外に出せない、というのは普通の感覚ではあり得ないサービスだと思っていたのですが、そんなことは無かった。自分の未熟さを感じた出来事です。

改善に期待するしか無い

取引所がなくなる前に出金できるようになって欲しいと思っていますが、さてどうなることやら。小遣い稼ぎでラフにやったので後悔はしていませんが、勉強にはなりました。もう少し調べてから行動すべきだという教訓は得ることが出来ました。もちろん他の取引も含めて取引所がそれなりに繁盛し、状況が改善されることを願っていますが、、、私が損をするのが先か状況が改善されるのが先か、読めません。

今日はweb3なのに閉鎖されているという暗号資産業界の未熟度を実感したお話でした。こういうのは規制の対象にならないんですね。なるほど。

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