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投資の機会、ビットコイン価格上昇に注目集まる

こんな記事を見かけました。いよいよバブルの香りが漂い始めたのかも知れません。

暗号資産の冬の時代が終わりを告げ、春がやってきた予感はしています。この記事のように、ビットコインに投資するのは悪い感じはしません。ただし、この記事ではビットコインがどういうものかという点に触れていません。とにかく、お金が流れ込んでいるということで、買いを推奨しています。
書かれていることは事実に基づいているので、なぜ価格が上がっているかの説明は合っていると思いますが、ビットコインは株とは異なるものですので、中身を理解している人はわずかだと考えられます。
例えば、ゴールドのようなものは投資として捉えていない人でもどういうものか知っている人は多いと思います。ゴールドが上がっているという話をしても、ゴールドがどういうものかわかっている前提で読む人がほとんどだと思いますので、それほど問題はないと思われます。しかし、ビットコインがどういうものかわかっている人は少数だと思われるので、その説明をせずに、単に上がっているからチャンス、というのも少し雑かなと個人的には思っています。

という感想はありますが、ただ上がっているから買うべきという記事が出るのはバブルのよくあるパターンです。確かに今年に入ってからの値上がりは3倍近くあり、注目されるべきと思いますが、まだ現在のビットコインの注目度は過去と比べて低いと感じています。入り口の段階だと考えていましたが、ついにこのような記事が出てきたことに少し驚きました。まだ早い時期だと思っていましたが、バブルが予想以上に迫っているのかもしれません。

個人的にはこう言った記事が出るのはもう少し後で良いのですが。この記事によるとまだまだ価格は上がりそうだから今から投資しても間に合います、という記述であり、コツコツ積み立てを推奨しているようなのでそこはまだ良心的かなと思いますが。

ただし、ビットコインの中身を理解していないと、価格の変動によって心が揺れ動くリスクがあります。思っていたように上がるかもしれませんが、急に暴落することもあります。ビットコインの仕組み上、理屈では法定通貨に対して上昇する仕掛けですが、反ビットコインの立場を取る人々も存在します。この先も国家の政策に影響される可能性があります。禁止されることはないでしょうが、自由な移動や法定通貨との交換に制限がかけられる可能性もあります。アメリカなどで規制が行われると、急激な価格の下落も起こり得ます。まだまだ厳しい環境に置かれているため、上昇する可能性もありますが、ビットコインに手を出す場合は中身を理解した上で参入した方が良いと思っています。

バブルの入り口の気配は感じていますが、ビットコインの価格がかなり上がってしまって、1ビットコインが600万円とかになってしまっており、普通の人の感覚では、600万円じゃ手が出せない、となっている可能性も大きいです。金と同じように小分けできるのでそんなことはないのですが。今後、取引所の単位がsatsに変わったら認識が少し違ってくるかも知れません。そうなると本当のバブルが到来しているかも知れません。

紹介した記事は、ビットコインがどういうモノかを全く説明することなく、価格が上がっているので検討もあり、という個人的にはすごいと思った記事だったので思わずコメントしてしまいました。もちろん、ビットコインが上がってくれることには賛成なので、イケイケどんどんと思ってますけどね。


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