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バルコニーを使う空間にするには

バルコニーの奥行は70センチです。

都心部の住宅では一般的なサイズです。

都心部の住宅ではバルコニーは建ぺい率緩和のため1m以内まで跳ね出すカタチにすることが多いのですが、それだと奥行き有効70センチ程度しか確保できません。

無いよりはあったほうがいいということでバルコニーを設置し、今の日本の住宅街の街並みができています。(そう考えると法律って大事)

ただ奥行70センチのバルコニーはほとんど洗濯干し以外で使わないんですよね。(奥行き70センチでは椅子やテーブルも置けませんので…)

そのくせ汚れるので掃除が大変だったりメンテナンスが必要なので、注文住宅をやっていると一つにまとめたいという意見が増えてきています。

なので私は少しでも余裕があれば、バルコニーの奥行きを確保することにしています。

できればバルコニーの床を下げてバルコニーに出る窓下にあるまたぎを無くしてLDKとつながりのある空間にしてあげたい。

ウッドデッキを敷けば居室っぽくなるのでなんだか愛着が湧いてきます。

庇も可能であれば付けてあげると尚良い空間になります。

バルコニーの壁も目線くらいまで立ち上げてあげればプライベートな空間となります。

これだったら部屋の一部みたいな空間です!

時代は常に変わるものです。
法律を守ることは第一条件ですが法律だけ守ってつくった建物は住まい手にも設計にとっても面白みがありません。

これからも住まい手もつくる人も楽しいと思ってくれる空間がつくれるといいなと思います。

□奥行の広いバルコニーをつくるときの注意点
・奥行き2m以上の部分は延べ床面積に含める
・プランによってはバルコニーの壁を高くしすぎると延べ床面積に含める

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