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投稿・選評における参加者紹介(五十音順)

この記事では、現在までに開催された「北海道ミステリークロスマッチ」において、投稿または選評に参加した方々をご紹介しています。

浅木原忍

(あさぎはら・しのぶ)
一九八五年青森県生まれ。二〇〇七年より同人小説サークル「Rhythm Five」にて活動、主に《東方project》の二次創作でミステリー小説を発表している。探偵小説研究会会員。本格ミステリ作家クラブ会員。
『ミステリ読者のための連城三紀彦全作品ガイド増補改訂版』にて二〇一六年第十六回本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞。同作の改訂版『ミステリ読者のための 連城三紀彦全作品ガイド』が二〇一八年第七十一回日本推理作家協会賞短編部門候補に選ばれる。
「戦争小説と本格ミステリの交点――古処誠二『いくさの底』解説」で 日本推理作家協会70周年書評・評論コンクール第四回受賞。

新麻 聡

(あらま・そう)
一九六〇年東京生まれ。
一九九四年「マグリットの幻影」で短篇ミステリ・コンテスト『第2回本格推理』に入選。一九九六年「十円銅貨」で『第4回本格推理』に入選。
その後、「五つのバーコード」「新『心理試験』」「銀行に行くには早すぎる」が『創元推理短編賞』の、「巨人の国へ」が『ミステリーズ!短編賞』の最終選考に残る。

既晴

(きせい)
一九七五年、台湾・高雄市生まれ。一九九五年、短編「考前計劃」でデビュー。二〇〇二年、長編『請把門鎖好』が第四回皇冠大衆小説賞大賞受賞。著書多数。小説のほか、解説やコラム、翻訳なども多く手がけている。二〇二〇年、自身の十作目となる探偵・張鈞見シリーズの短編集『城境之雨』を発表、その中の一編『沉默之槍』が台湾でテレビドラマ化された。

櫻田智也

(さくらだ・ともや)
一九七七年北海道生まれ。埼玉大学大学院修士課程修了。二〇一三年「サーチライトと誘蛾灯」で第十回ミステリーズ!新人賞を受賞。著書に受賞作を含む短編集『サーチライトと誘蛾灯』(東京創元社)。「火事と標本」が二〇一八年第七十一回日本推理作家協会賞短編部門候補に選ばれる。近作は二〇二〇年刊行、『蝉かえる』(東京創元社)。
そのほかの作品に『ベスト本格ミステリ 2015』(講談社ノベルス)所収の「緑の女」。「ミステリーズ!」(東京創元社)Vol.69に「追憶の轍」。
『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)および第21回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞した。

立原透耶

(たちはら・とうや)
一九九一 年『夢売りのたまご』で下期コバルト読者大賞受賞、翌年『シャドウ・サークル 後継者の鈴』で文庫デビュー。日本SF作家クラブ会員。SF、ファンタジー、ホラー、実話系怪談など、作品は多ジャンルにわたる。『立原透耶著作集』全5巻(彩流社)など、著書多数。2021年、中華圏SF作品の翻訳・紹介の業績に対し第41回日本SF対象特別賞が授賞された。劉慈欣『三体』(早川書房)、郝景芳『人之彼岸』 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)、『中国史SF短篇集 移動迷宮』(中央公論新社)などの監修、翻訳を手がけている。

千澤のり子

(ちざわ・のりこ)
 二〇〇七年、『ルームシェア』(二階堂黎人と合作、講談社ノベルス)でデビュー。本格ミステリ作家クラブ会員。羽住典子名義で評論も手がける。小説作品に『マーダーゲーム』(講談社ノベルス)、『レクイエム』(講談社ノベルス)『シンフォニック・ロスト』(講談社ノベルス)、『君が見つけた星座 鵬藤高校天文部』(原書房)等。評論の近作に『本格ミステリの本流 本格ミステリ大賞20年を読み解く』(共著、南雲堂)、小説の近作に『少女ティック 下弦の月は謎を照らす』(行舟文化)『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』(行舟文化)がある。

柄刀一

(つかとう・はじめ)
一九五九年北海道生まれ。公募アンソロジー「本格推理」への参加を経て、一九九八年『3000年の密室』(原書房)でデビュー。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。
『OZの迷宮』『ゴーレムの檻』『密室キングダム』「身代金の奪い方」が日本推理作家協会賞候補に、『ゴーレムの檻』『時を巡る肖像』『密室キングダム』『ペガサスと一角獣薬局』『或るエジプト十字架の謎』が本格ミステリ大賞候補に選ばれる。著書多数。
近作は『ジョン・ディクスン・カーの最終定理』(創元推理文庫)『或るギリシア棺の謎』(光文社)『或るアメリカ銃の謎』(光文社)など。


根本尚

(ねもと・しょう)
漫画家。二〇〇五年より「ミステリーボニータ」(秋田書店)に「衆議院議員 日本一」連載。二〇〇六年より「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に「現代怪奇絵巻」連載。二〇二〇年現在、「月刊プリンセス」に「根本尚の2ページ劇場」連載中。著書に『恐怖博士の研究室 あやしい1コマ漫画屋がやってきた!』(秋田書店)、『怪奇探偵・写楽炎』(文藝春秋)がある。

深津十一

(ふかつ・じゅういち)
一九六三年京都府生まれ。第十一回このミステリーがすごい!大賞優秀賞受賞作『「童石」をめぐる奇妙な物語』(宝島社)でデビュー。他の著書に『花工房ノンノの秘密 死をささやく青い花』(宝島社文庫)、『 デス・サイン 死神のいる教室』(宝島社文庫)、『デス・ミッション』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。近作に『秘仏探偵の鑑定紀行』(宝島社文庫)。

松本寛大

(まつもと・かんだい)
一九七一年札幌市生まれ。二〇〇九年、島田荘司選・第一回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『玻璃の家』(講談社)でデビュー。他の著書に『妖精の墓標』(講談社ノベルス)など。探偵小説研究会会員。本格ミステリ作家クラブ会員。ホラーを中心に映画・小説の評論も手がける。北海道新聞にて書評「ほんの迷い路」連載中。評論分野の著書(共著)に『北の想像力』(寿郎社)、『現代北海道文学論』(藤田印刷エクセレントブックス)がある。また、「クトゥルフ神話TRPG」にも長く係わり、ソースブック等に寄稿。

諸岡卓真

(もろおか・たくま)
一九七七年福島県生まれ。二〇〇三年「九〇年代本格ミステリの延命策」にて、第十回創元推理評論賞佳作入選(「ミステリーズ!vol.3」東京創元社)。探偵小説研究会会員。本格ミステリ作家クラブ会員。
『現代本格ミステリの研究』(北海道大学大学院文学研究科研究叢書)が二〇一一年第十一回本格ミステリ大賞 評論・研究部門 候補および第六四日本推理作家協会賞 評論その他の部門 候補に、『日本探偵小説を読む』(北海道大学出版会 押野武志と共編)が二〇一四年第十四回本格ミステリ大賞 評論・研究部門 候補に選ばれる。そのほかの著書に『日本探偵小説を知る』(北海道大学出版会 押野武志・谷口基・横濱雄二と共編)など。

和久井清水

(わくい・きよみ)
 北海道生まれ。内田康夫の未完作品を書き継ぐ〈『孤道』完結プロジェクト〉にて最優秀賞を受賞、二〇一九年『孤道 完結編 金色の眠り』(講談社文庫)にてデビュー。近作に『水際のメメント きたまち建築事務所のリフォームカルテ』(講談社文庫、『かなりあ堂迷鳥草子』(講談社文庫)。

illustration : Cdd20 (pixabay)  https://cdd20.zcool.com.cn




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