ワインの味を変える方法

永久保貴一さんの、といっても、
永久保貴一さんを知らない人も多いと思うので、
一応説明させていただくと、
永久保貴一(ながくぼたかかず)さんというのは、
オカルト系の作品を多く書いているマンガ家なのだが、
その永久保貴一さんのマンガの中で、
登場人物(実在の人)が、
その場でワインの味を変えるというエピソードが出て来る。

オカルトマンガを書いたりしていると、
取材の過程で色々な不思議な力を持っている人に会うらしく、
その中の一人がやってみせたことらしい。

簡単に言えば、
グラスのワインに「気」を送ると、
ワインの味が変わるという話で、
そしてそれは、やり方さえ知れば、
誰にでもできることだと書いてあった。

その話を初めて読んだ頃、
仕事である造り酒屋に取材に行っていたのだが、
その家の奥様が、商売柄、
毎年利き酒コンテストに出場していて、
全国でも上位の成績をあげている方だった。

なのでその奥様に協力していただき、
僕が見よう見まねで、
グラスのミネラルウォーターに
「気」を送ってみたところ、
それを飲んだ奥様が、
「あ、味がまろやかになった」と言ったのである。

実はうちの奥さんも、別のルートから、
この、ワインの味を変える方法を入手していて、
近所のスーパーで買った安いワインを、
味を整えてから飲んでいる。

もうひとつ、高橋克彦さんの本で読んだ、
「指から白い糸を出す方法」というのがあるのだが、
これはまだ試してみたことがない。
指から白い糸がにゅるにゅると出て来たら怖いからだ。

ちなみにワインの味を変える方法というのは、
秋田文庫の「変幻退魔夜行 カルラ舞う!」の、
2巻から4巻にかけてのあとがきに書いてあり、
指から白い糸の話は、
講談社文庫の「書斎からの空飛ぶ円盤」の、
「あなたも今すぐ超能力者になれる?」
というエッセイに書いてある。

図版は最も簡単なやり方の例

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