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夢の中で唄った

これは2019年6月23日の日記

ついいましがた、
日曜日の白昼夢を見ていて、僕は夢の中で唄っていた。

それはこういう設定の夢、
ある方のある歌が大好きで、
(それはおそらく実在する方の実在する歌なのだが、
その部分はあまりはっきりしない)
その方のライブに参加しているか、
あるいはそのライブを僕が主催していて、
その中の1コーナーとして、僕がその歌を唄っているのだ。

これは僕にとってはものすごく大きな出来事だ。
30年ほど前、夢の中で、
「うらみを返したければ、自分の歌を唄いなさい」
という声が聞こえた。

「自分の歌を唄うって、どういうことだろう・・・?」
と、僕はそのメッセージの意味がわからず、
とりあえずウクレレを練習して好きな歌を唄ってみた。

それはそれだけの話で、特に何の結果もなく、
「何だったんだろう?」と、僕はポカンとしていた。

数年経って霊感師匠の山村さんに、
「自分の歌を唄いなさいと夢の中で言われたんですが、
それはどういう意味でしょう?」と聞いたら
「それは、あなた自身のリズムで生きなさいということでしょうね」
と言われた。そもそも、寝る前に、
「うらみを返したい、うらみを返したいと言ってごらん」と、
教えてくれたのは霊感師匠だった。

それ以来僕はライブの日が近づいて来るという夢を何回か見てうなされた。
僕が出演することになっているライブがもうすぐ開催されるのだが、
僕は全然準備ができていないというような内容の夢だ。

ある時はサックス奏者の渡辺貞夫さんが、
僕のライブ会場の楽屋を訪ねて来て、
「君のサックスをちょっと吹かせて」と言って、ひとしきり吹いたあと、「リードがちょっと硬いんじゃない?」と言って出て行くという夢も見た。

僕は渡辺貞夫さんにはお目にかかったことはないが、
霊能師匠と渡辺貞夫さんは、とても仲が良くおつきあいされていた。
その夢のことを話すと、
「まだあなたは自分のリズムが取り戻せてないみたいね」
と霊能師匠から言われた。それももう20年くらいは前のことだ。

それから20年、僕は、愛媛県に住んだり、北九州に住んだり、
熊本に住んだりしながら自分のリズムを探し続けてきた。

そして今日、2019年6月23日の14時頃、
ついに僕は夢の中の自分のライブで歌を唄えたのである。
その歌が何であったかははっきりしない、
でも僕は、思いのほかうまく唄えた、と、満足であった。
夢から覚めた僕は、今朝ケガした右手の小指の傷が、
ズクンズクンと痛むのを感じたが、
それさえも生きていることの証しだと思えた。

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