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金沢近江町市場で迷子になりましょう。

金沢の近江町市場は実は地元民にあまり馴染みのない市場だったりする。

石川県の人は店先まで車で乗り付ける場所でしか買い物をしないからだ。

そんな頑固な人達はショッピングカートも置いていなくて寒く風が吹き抜けて生臭いにおいの立ち込める魚市場で買い物などまずしない。

県外から来客が来た時とかに連れて行ったりする機会はあるとは思う。

あと、遠足でのグループ活動でなら行ったことがある。という程度の人達も少なくはない。

近江町市場は生活に根ざしていないのは、近江町市場は元々は玄人向けの市場で高級食材を扱い、魚類のみならず青果物までもが高級な品揃えなせいでもある。

それでも昔から観光客は多く、市場内には飲食店もたくさんある。

中でも目立つのは観光客向けの海鮮丼を看板メニューにしているお店だ。

前はこんなになかったはずなのに、いつの間にか似たような価格帯で競争を図る海鮮丼のお店が乱立してしまっている。蟹とかのど黒とか言って、平気で3〜5千円辺りが相場となっている。

ワシはインバウンドの外国人じゃねぇし、夫の稼ぎで国内旅行を楽しめる大人女子でもねぇので、いつも行く店は決まっている。

その中の一つを紹介しよう。

お店情報は勝手に写真の情報を手掛かりに調べるがよい。

近江町市場は迷路のようになっていて、わたしも未だに行きたいお店にすんなりとはいけない。そんなに広くはないのがせめてもの救いではある。

この店の「井ノ屋丼」ってのが確か1000円で超オススメ。

安いのに全然しょぼくないし、お腹もすっごくいっぱいになる。そして米も良い炊き具合。

金沢であっても、料理は一流でも、ご飯が美味しくないお店結構あるからね。そういうお店何軒か知っているけれど、その場合は次に行った時にはご飯いらないっていう。ご飯いらないって言う勇気大事!ご飯抜きダイエットとかではなくて、ご飯が大好きだから、美味しくないって思うごはんを妥協して胃に納めたくはない。

そんで、わたしが最近気に入っているのはこのお店の「うな玉とろろ丼 1850円」。普段のランチにはちょい高めだけど、うなぎさんがもう凄いの。半匹分かそれ以上入っていて、極上のうなぎさんで、イクラちゃんもはいってる。毎回「安すぎくね?これ」って首を傾げながら食べてる。

けれど、せっかく金沢へ来たなら、近江町市場に来たのならお刺身がたくさんはいった「井ノ屋丼」を食べて貰いたい。

地物のわたしは他にも美味しい寿司や刺身のお店を知っているので、ここに来たらうな玉とろろが食べたい。よそでこれはなかなか食べられないからねぇ。

うな玉とろろ丼の写真がなかったので、鴨治部煮丼の写真を上げておこう。

こんなのわざわざ食べる人いるんかな?謎である。魚嫌いな人と来ても楽しめるからいいかもだけど。でも多分この治部煮丼も美味しいと思う。このお店は全部一人の大将しか料理していないから味にブレがなくて確実なのだ。

店の前のバカでかい看板の写真撮ったんだった。貼っておく。

高いやつは具が多すぎて結構残しているお客さんが多いので、家族やグループで行く時はみんなで一番高いの人数分ください。みたいな頼み方はやめといたほうがいい。鰻とか天ぷらとかカレーとか色々ばらけて頼んでるグループはもう最高にセンスある。

わたしはこんな人混みの多い場所で並んでご飯を食べるグループに属すことが精神的に困難なのでいつも独りぼっち寂しくていつもずっと下向いて食べているけれど(それは盛り過ぎ)、グループでワイワイとはしゃぎながら観光している人たちを羨ましく思ったり、微笑ましく思ったりはするんだぞ。たまにはね。

あ、本当の一番は入り口にある「大倉」っていう回転すし屋だけど、そこはもうしょっちゅう行きまくっているので、推しとか言うのも面倒なくらい平熱なので記事が書ける気がしない。そのうちいずれ書ける気がする日が来ることを祈る。

近江町市場はご飯食べるお店だけとりあえず決めておいて、あとは迷子になりながらウロウロするのが楽しいよ。

わたしはでっかい肉団子と能登豚のロース塊とダイヤモンドスーパー前の餅屋で切り餅とうぐいす餅を買うよ。(魚買わんのかいっ)

地元の人もみんな迷子になるって言ってる近江町市場なので、観光で来た人も地元の人に遠慮しておろおろする事なく堂々と迷子になって迷路感覚で楽しんでみて。

↑お尻みえそうでみえない(残念)

くりえ。


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