クラフトバンク総研

クラフトバンク総研は、「Construct the Connection」をテーマに、建設業界のいまとこれからを研究・発信してまいります。 建設系専門紙や朝日新聞運営メディアで連載中 https://smbiz.asahi.com/author/11005586

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    • 業界リーダーに迫る

      専門工事会社、地場ゼネコン、地場ビルダー、地場不動産企業。 建設不動産業界で激動の時代を生き抜くリーダーの知恵と工夫を総力取材。 業界内外のリーダーに読んでいただきたい内容です。 取材希望・お問い合わせは ↓ まで。お待ちしております。 https://forms.gle/XFLurwsPwarZhi4GA 担当:クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦 https://mobile.twitter.com/cb_satokisha

    • 臨時:新型コロナウイルス感染症と建設業

      新型コロナウイルス感染症の流行が建設業に与える影響と、中小企業支援策等をまとめます

    • 建設DXの現場

      建設業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の現場について

    • 2021年民間建設市場予測

    • 災害復旧 × 建設職人

      災害復旧に携わる建設業やその関連産業、メディア、自治体、官公庁の方向け

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    2023年3月時点 主要資材メーカー値上げ一覧表+木材・職人単価動向 無料ダウンロード

    建設業界では2021年後半より、主要メーカーが次々と値上げを発表しています。 クラフトバンク総研では2023年3月時点で各メーカーから公式に発表されている値上げ・納期遅延情報に基づき、一覧表にまとめました。さらに、直近の木材価格の動向、職人の単価の動向も追加しています。 フォーム回答後に、ダウンロード用リンクが表示されますので、そちらにアクセスください。(無料です) クラフトバンク総研では、職人の単価(材料費除く労務費のみ)についても分析レポートを公開しております。 資

      • 利益重視の企業を増やす。行政書士法人みそらが「戦略的経審1.0」で組織変革

        行政書士法人みそら(静岡県浜松市)の塩﨑宏晃代表は、祖父が創業した昭和初期から続く建築塗装会社の長男として生誕。幼少期から父の仕事仲間である大工職人や設備業者と触れ合う機会が多く、建設業に愛着を持ちながら毎日を過ごしていた。将来を見据える時期に入ると、実家の跡取りは弟に譲ることを決断。行政書士試験の合格を経て事務所を開設後は、しばらく建設分野だけでなく、在留資格の申請や遺言・相続などの業務も手掛けていた。しかし、1年ほど前から「やはり、自分の慣れ親しんだ建設現場で働く人々を下

        • スカイシステムが、現場の省人化に向けたICT展開を図る

          スカイシステム(東京都中央区)の提供するICTシステムが、大手ゼネコンを中心に幅広い浸透を見せている。同社は、土木・建設現場のニーズに合ったITソリューション・コンサルティング提案を手掛ける建設DX企業。累計導入数は、GPS運行管理システム「ぴたあっと」が509現場、コンクリート施工管理システム「eagle plus」は132現場に到達しており(2023年2月末現在)、全国にある建設現場の業務効率化を実現している。車両にスマートフォンを載せるだけで、スムーズな運行管理ができる

          • 「建設会社」というプライドを胸に、ラックス建設が新たな領域に挑む

            ラックス建設(広島県福山市)は、統合マネジメントシステムの活用により、地球環境と労働安全衛生に配慮しながら、顧客や社会への貢献を方針に事業展開している。組織を適切に管理統制するシステムとして取得した国際標準規格は、ISO9001(品質マネジメント)とISO14001(環境マネジメント)、ISO45001(労働安全衛生マネジメント)の3種類。建設業で前2者を取得する企業は少ないが存在する。しかし、労働安全衛生や健全な労働環境の構築という面で高い前提認識を持ち、ISO45001を

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            合併を果たした三原田組。初志を変えない柔軟な経営を実施へ

            三原田組(新潟県上越市)は2022年12月1日、それまで関連会社であった砂利採取製造販売を手掛ける三商(同県同市)と、生コンクリート製造販売を行うキヨサト生コン(同県同市)を合併し、新たな一歩を踏み出した。これに伴い、三商で社長を務めていた三原田誠氏が、三原田組の代表取締役社長に就任。三原田組は、合併のタイミングで事業承継を果たし、これまでにない事業を展開していく方針だ。 三原田社長は、新卒で三商に入社後、外回りやダンプの出荷、許認可の申請、採集場の開発など様々な業務を担当

            「品質で選ばれる施工」を定着へ。シンユーが新たな挑戦を開始

            防水・塗装・外壁改修の専門工事会社であるシンユー(東京都中野区)が、公共工事入札への参加を開始した。これまで民間での施工や協力会社としての役割を担うことが多かったが、清水文平社長が1級建築施工管理技士と一級防水施工技能士の資格を取得したこと。また元請けとしての依頼が増えている現実を、「今までとは違う挑戦を始める時と考えた」と決断の経緯を話す。これまで積み重ねてきたシンユーの信頼と実績に、新たな選択肢が加わることになった。 清水社長は、10代の頃から建設業界で15数年以上に渡

            次のステージを見据え、パックシステムが組織の盤石化を推進

            中古物件の仕入れやリノベーション・販売などをワンストップで手掛けるパックシステム(東京都品川区)。技術部の部長を務める五十嵐隆氏は、ビル・マンション建設などの現場監督を担当した経験を持つ。新築の施工時は、予め全容を策定後に詳細を詰めることが主流だが、「同じ手法をリフォーム・リノベーションで取り入れると、サッシや床、配管の高さなどにズレが生じ、結果的に全体が破綻する形に陥る」と語る。それを防ぐため、これまで若手の職人には各部門における細部策定の重要性を指導してきた。しかし、組織

            信和グループ入りのエス・アイ・ルネスが、ルネス工法の更なる普及促進に注力

            エス・アイ・ルネス(大阪市中央区)は、2022年3月に信和ホールディングス(同市同区)のグループ会社に入った。これに伴い、エス・アイ・ルネスが開発した「ルネス工法」のフランチャイズ加盟する建設各社に、信和グループの不動産開発ノウハウを伝え、更なる企業価値の向上や事業拡大を進めることが可能となった。ルネス工法は、床下全体に広がる約60センチの空間を収納スペースとして有効に活かし、室内の騒音・振動を大幅に軽減する独自技術。配管類を床下に通すため、メンテンナンス性・可変性に優れ、建

            若者が憧れるDX企業のコプロス。ケコム工法で更なる浸透を目指す

            昨年、コプロス(山口県下関市)の宮﨑隆司氏が、専務取締役に就任した。宮﨑専務は将来、コプロスに戻ることを前提に、新卒で経営コンサルティング会社に勤務。「30歳になるまで、猛烈に働いて経験を積む」と自身に課した通り、20社近くの建設業を含めた数多くの中小企業の経営者と真摯に向き合い、各社の課題を解決してきた。企業のヒアリングを進めると、共通で抱える悩みが「事業」と「技術」の承継であり、若い人を雇用できない点だと察知。「コプロスには優秀な技術者はいる。私は、経営面のサポートで貢献

            建築部を創設したボルテックス。技術力を根幹にした挑戦に入る

            「区分所有オフィス®」を主軸に資産形成コンサルティングを行うボルテックス(東京都千代田区)が、2021年4月に建築部を創設した。立ち上げの指揮を執った秋元竜也氏が、建築部の部長に就任。社内では、新たな売り上げの柱を確立することや、建築リテラシーを社内に浸透させること、顧客の経営資産に付加価値を創出するなどを目標に掲げており、これまでにない風を社内外に行き届かせている。 秋元部長は、建築現場施工や建築設計、コンストラクション・マネジメント(CM)、アセットマネジメント(AM)

            金融機関は建設会社をどう見ているか?+個人保証を外す方法「建設業とお金」セミナー:イベントレポート

            2023年3月2日、建設業を始めとする中小企業の支援をされている税理士法人フューチャークリエイト(本社:北海道札幌市)の居ヶ内 克俊(おりかない)様を講師としてお招きし、「元信金支店長代理が教える"建設業とお金"セミナー」を開催いたしました。居ヶ内様は2019年まで北海道にて信用金庫の支店長代理を務めておられ、その際のご経験から「建設会社と銀行の関係」「経営者保証の外し方」「経営者保証ガイドライン」について率直にお話しいただきました。 多数の方にお申込みいただき、反響も大き

            「持続可能」な循環を後世に。長瀬土建が森林空間の有効活用に挑戦

            「建設業は災害対応で地域を守るが、森林整備も同時に行うべきと考えた」。 岐阜県を中心に公共土木工事などを行う長瀬土建(岐阜県高山市)が、林業の事業化を開始したのが2010年。長瀬雅彦社長は、たかやま林業・建設業協同組合の立ち上げ時から専務理事を務め、地場に根付いた建設企業と協働で、飛騨高山地域の森林経営計画や、各研修会などを定期的に開催。東京都と同じ面積に当たる広大な高山市を組合員19社で担当分けし、高性能な林業機械の活用や、地域に合った低コスト木材生産システムの確立などを手

            M&Aによる業界改革を実現へ。KP technologiesが新事業部を創設

            建設業に特化した電子商取引クラウドサービス「建設PAD」を提供するKP technologies(東京都港区)は昨年、社内にM&A事業部を創設した。責任者には野坂幸司氏が就任し、今後の先行きに悩む中小建設業に対して、買い手先の確保など徹底したサポートを開始している。現在、トーキョー工務店(東京都渋谷区)の代表取締役を務め、過去に建設会社4社の事業承継やM&Aなどを主導した野坂氏の経験を考慮しての抜擢となった。 部署の設立に当たり、KP technologiesの青木社長は「

            マハールがあいちサービス大賞を受賞。真和建装が「共に育つ」経営で事業拡大

            塗装・防水工事を手掛ける真和建装(愛知県岡崎市)の提供するシート建材「マハール」が、第5回 あいちサービス大賞「特別賞」を受賞した。マハールは、天然石・天然木の風合い・質感を再現し、建物に貼り付けることのできる内外装仕上げ建材。木目調やケンチ石調、インド砂岩調など6種類・全51色ほどのバリエーションを備え、設計士の思い描く内外装を表現することが可能である。先進的なサービスを展開し、愛知県内の生産性向上を実現した点などが評価された。 杉浦晴英社長は「マハール事業は、父親である

            組織変革を実現したローカスブルー。Deep3で社会課題の解決を目指す

            ローカスブルー(東京都渋谷区)は1月20日、国土交通省が主催する「PLATEAU STARTUP Pitch」にて、「GRAND-PRIX」を受賞した。同イベントは、3D都市モデルを活用した上で、新たなプロダクトサービスを生み出すビジネスアイデアを7分間で発表し、審査員の講評により各表彰を決めるもの。宮谷聡社長は当日、3Dデータ処理専用AIエンジン「Deep3(ディープスリー)」についてのプレゼンテーションを行い、最優秀賞GRAND-PRIXを獲得。4月の正式リリースに向けて

            陰圧装置を突破口に。アスメディックが理不尽な現実を刷新へ

            アスメディック(大阪府東大阪市)の手掛ける簡易陰圧装置の設置工事が、大阪府内で評判となっている。陰圧装置とは、気圧差を作ることで、病原体などが室外に漏れないようにする装置。室内の空気を取り込んでHEPAフィルターで処理し、屋外に排気することができる。これまで病院・手術室の内装工事で実績を積み上げてきたアスメディックに、コロナ対策で施設の改修を依頼するケースが増えてきているようだ。最近では、病院の他、介護施設やホテルなどにも進出しており、今後も更なる需要の拡大が期待される。