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サユリニシヤマの名古屋初個展「un-found-ation」@C7C

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 本展覧会はリトルパブリッシャーcrevasseの企画で開催された展覧会です。
 crevasseは茨城を制作拠点にしながら各地のアーティストとコラボレーションしてZINEを出版するリトルパブリッシャーです。今回はその代表作でもあるZINE〈un-found-ation/Sayuri Nisiyama〉のエキシビションとともに、そのほかcrevasseがこれまで出版したZINEを揃えたブックフェアとなります。
 
〈un-found-ation〉は2016年11月にZINEリリース。
茨城県日立『詩穂音』での出版記念トークイベントに始まって、MountZineによる台湾台中の書店『新手書店』での短期販売を行いました。その後、茨城県水戸『MINERVA』、名古屋千種『C7C』、広島県尾道『紙片』で取り扱い頂き、元は何の繋がりもなかった土地にも一冊のZINEがひとの繋がりを作り、じわじわと広がり続けています。

 初の名古屋でのエキシビションとなる今回は〈un-found-ation〉のシリーズでは2回目の展覧会となりますが、出品作の多くが撮り下ろしの新作となります。

〈un-found-ation〉は写真作家Sayuri Nisiyamaのヌードのセルフポートレートのシリーズです。現役の大学生でもある彼女が、20歳から撮り始めたものです。ある些細なきっかけから撮り始めたものですが、制作を通して「自分とは何者か」というセルフポートレートの根元的な問いに突き当たっていきます。自身の20歳(現在は21歳)という年齢的にも普遍性のあるテーマであることに気付き、以降も様々な写真を撮りながらもこのシリーズを撮り続けることで自己の定点を観測し続けています。

 最後に、このような機会を与えて下さったC7Cギャラリー様とご来場頂いた皆様に感謝を申し上げます。

(crevasse/企画)

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 私は貴方に頭蓋骨を割って中身を見せてやったことはありません。
私も自分のそれを見たことはありません。

 貴方にとっての秘密も私にとっての盲点も私に分類されるのだとしたら。

 私はたかが肌色の皮膚のみで世界と私を区別しきれている気がしないのです。

 ただ、救いなのは、確実であることは、私はここに居ることと貴方がそこにいること。

(サユリニシヤマ)

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タイトル | un-found-ation
会期 | 2017/5/27(土)-6/4(日)
会場 | C7C gallery&shop
時間 | 13:00-20:00(最終日18:00)

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