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レポート:NY artbook fair 2019

ついに憧れのNYアートブックフェアへ。

今回は完全にひとり。準備から何からひとり。この数年、海外に割と行っていたので忘れていたけど、アメリカ自体が人生初だった。直前までESTA(ビザ免除プログラムの申請)の存在すら知らず、そもそも入国すらかなわないかもという危なっかしさだった。ひとりは良くない。

text & photo / 大滝( crevasse

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NY artbook fair の会場となる MoMA PS1 はニューヨークのロングアイランドシティにある。イースト川の向こう側に見えるのはマンハッタン。見ての通り天候良好で「最高だな」と思っていたが、のちのち苦しめられることにもなった。

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で、これが会場入り口。相変わらず心配性な僕は早めの到着です。人がいない。
(こういうカルチャーってさ、しかも海外飛び回ったりするタイプってさ、もう少し余裕に構えてて時間とかギリギリに来て笑顔でいられるひとがやってるって思うでしょ?こちとら小心者ですから。スケジュールたてた上で、それでもソワソワしちゃってさらに早く行動しちゃいますから。根っから向いてませんから)

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個人的にビックリしたのが日本の出展一覧。
あ、こんなに少ないんだ、と。

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僕らが参加した「ZINEエリア」には2つのゾーン分けがされていて「ドーム」と「テント」がある。僕らは「テント」。

「ドーム」はブース背中に壁面があってテントよりもインターナショナルなところが出展してるイメージ。NIEVES とか、日本だと commune が出展。

僕らのいる「テント」は120×60のテーブルがひしめく正にごった煮エリア。(エアコンはない!)
テントには日本からのブースは僕らのみ。
テント内でのブースの配置はほんと無作為って感じ。国ごとに多少固めたりとかそういうのがない。ゴリゴリの写真集作ってる隣がペンイラストの薄いZINEを売ってるブースだったりする。crevasse も日本から来たのか、日系のアメリカ人のブースなのかお客さんも話さないとわからないような感じで、そういう意味では「もの珍しさ」でこちらが見られることが少ない。

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なにせ初日の帰りに道聞かれたもん、ニューヨークって街自体がそういうところなんだろうな、と思う。お客さん含めて、人種のバラバラさもそうだけど、ファッションとか属性のバラバラさに驚いた。とても居心地がいい。

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これが crevasse のブース。
日や時間によって多少配置変えしたり入れ替えたり。それにしてもよく持ってきた。見まわしても物量的には多いほうだったと思う。隙間ないもん。

気になる反応だけど、初日からかなり好調だった。
日本でフェアに出たときの3日分を初日で売った感じ。「人物と風景 /澤井昌平」については日本語ベースなところもあって少なめに持っていったのもあるけど初日で完売してしまった。タイトル的には「Ray /井上みなみ」がNo.1で明らかにウケてて2日目に完売。買い逃しで後から何人かやってきたくらい。日本に帰ってからも何通か感想とかでメールを貰った。「BLIND GHOST /井上みなみ」「SCRAP RACK /DDNDZRECORD」「ballpark /金本凜太朗」も良くて、その次に「window 5 /山下望」「We Might Be Dead By Tomorrow /chung chung cheung」「ありふれたくじら /是恒さくら」といった感じだろうか。(勿論、僕の勝手な読みで持っていってる量に差があるし、僕の英語力の乏しさ・テーブル上の配置もあるので正確に平等に計れたものではないが)

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たぶん周りの様子みてても結構人が入ってたブースになったと思います。

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ただ、気温は最終日に向けてぐんぐん上がり、最後は蒸し風呂状態に。3日目はきつかった。

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来年参加を考えてる方に参考になりそうな現地お財布事情としては、現金持ちが少ないことがある。
イメージとしては、手持ちのお札は20ドル札以下で、それより高額なものはカードで、といった感じ。初日に現金をあまり持ってないひとが多くて支払いを諦めたひとが何人か。クレカ対応したい。
初日、10ドルしか手持ちがなく20ドルの支払いができなくてどうしようってなってた若い子がいて、どうしても欲しそうにしてくれていたので『10ドルと外でビールを買ってくれたらそれと交換でいいよ』って言ったら買ってきてくれた。

2日目からは Paypal での支払いを受け付けて対応しました(PayPal 普及率がめっちゃ高い)。

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もちろん僕らがいるエリア以外にも MoMA PS1 館内では出版社エリアや展示エリアがめっちゃある。毎日あさイチで行って他のエリアを回ったけど当然朝だからほとんど来てないし、ほんと一人で来るの見てまわれない。スイスでお世話になった edition fink に挨拶に行きたかった。

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Pomegranate Press がすごく良かった。
(Pomegranate=ザクロ の意)

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Liminality / Lukasz Wierzbowski
44 pages, full size 8.5×11 full color
First edition of 100 copies

これと『Landslide / Matthew Leifheit』の2冊を購入した。時間ない中だったけど片言でラブを発信しまくってきました。GREAT WORKS!

そうだ。名古屋の manila books が買い付けに来てて、彼らがインスタで注目の何箇所かをUPしてくれてるのでそちらも参考に。
manila さんはいつも普段インスタでチェックしてて、僕らと同じWEB書店でZINEを売ってるんだけど、実際にお会いしたのは今回が初めて。一緒にイベントとかしましょうね、って話しました。品揃えヤバいんでチェックしてみてください。

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現地の本屋さんがかなり買い付けに来ていたり、そもそもめちゃくちゃ広い範囲からみんな集まってきているので、これまで参加した中でも一番「フェアの中だけで終わらない」感があった。

すごくいい。

来年もまた来る。

行きたいところはどんどん増えるばかりだ。

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Independent nano publisher of photography and zines. - 茨城を拠点にするオンラインブックストア及び出版やってます。 https://www.crevasse.info/
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