なにも残らない

何か新しい事がしてみたくなったのでブログをやるか！となったんだけど、いざ始めるとなるとどんな内容にしたら良いものかずっと悩み下書きをしては消し、を繰り返していた。

別にこれは仕事ではないのでクライアントチェックもないし内容は本当に自由なはずなのに…。

ビーズ刺繍の仕事を本格的にするようになってから、集中して作業をするもんだから目と頭がヘトヘトになってしまうので基本何もしていない時は、ただただ笑えるテレビのバラエティ番組を見てリフレッシュしている。

そのせいかほぼ読書はしなくなった。
もうまともに十数年読書していないかも…。

で、インプットすることが極端に減ったから、当然アウトプットするものがない。

昔は読書が好きだったのでその貯金が頭の中にストックされていたけれど、それもとっくに使い果たしてもう残高は0円。
少しあっても殆どそれは作品に反映させているから、今の素の自分の頭の中は本当に何もない抜け殻みたいだ。

同世代の人のブログとかを見て「ああこの人はこんなに含蓄のある事言っている」とか「いい歳なんだから社会の為になる様な事を提案しないとダメかな」とか考えると余計に投稿を躊躇してしまう。無の自分がわざわざこんな事する意味あるのかな…と。

で、そんな事をぐだぐた考えていて夫に話してみたらLINEで過去に私が少しだけ連載していたサイトを送ってくれた。
https://media.dmm-make.com/maker/139/

ほんの半年間だけやらせて頂いてたそれを改めて眺めてみると、実にくだらないし読み終えた後何一つ残らなかった。
けど「ひたすらくだらなくばかばかしい」。あぁ、それこそが自分なのだな…とも思った。
人の為になる文章は書けないけど、どうしようもなくバカみたいな文章なら出来るかもしれない。
37歳の自分に教えてもらった気がした。

ということで自分以外の誰の為にも得にもならない、人の心に一切何も残らないブログをこれから書いていくことにする。