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プーチン氏の勝利とロシアの内情!側近たちの不安と謎の死をとげるオリガルヒ達

モスクワで40店舗以上のレストランを経営するウラジーミル・リャキシェフ氏が、5月1日に自宅ベランダで頭を撃たれて死亡しているのが発見されました。

オリガルヒの不審死は今年7件目。4月18日には大手銀行ガスプロムバンクの元副社長がモスクワで、19日には大手天然ガス会社ノバテクの元副会長がスペインのリゾート地で自殺と報じられるけどその真相は不明です。

英タイムズ紙が5月14日に伝えた内容では、3月中旬、プーチン氏に近いオリガルヒの男性が、今回の侵攻でプーチン氏がロシア経済を完全に破壊したと非難し、

「我々は全員、プーチンの死を願っている」と西側投資家に話したという。 …

春名氏はこう予測する。

「オリガルヒだけでは影響力が少ないですが、その豊富な資産が軍や治安機関出身のシロビキ、経済制裁に不満を持つ市民などの反プーチン勢力と結びつけば、クーデターや暴動といった大きな波になる可能性はあります」

ウクライナ国防省のブダノフ准将

ウクライナ国防省のブダノフ准将が、軍と治安機関の上層部でプーチン大統領へのクーデター計画が進んでいると伝えました。

オランダの「ベリングキャット」のジャーナリスト、クリスト・グローゼフ氏も、5月16日に、「プーチン大統領と軍・治安機関上層部の溝が深まり対立が起きている」と伝えっています。

グローゼフ氏は、2014年ウクライナ東部の親ロシア地域でおきた、マレーシア航空17便のロシアの誤撃による墜落事件の報道でも有名です。

離反:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0f591bcaaadcd422241bec4db322fb6d546799

ロシア外交官、ボリス・ボンダレフ参事官は23日、侵攻に抗議するため辞職、

5月16日、軍事評論家、コダリョノク氏は国営テレビ番組で「露軍は苦戦しており、今後も状況は悪化する」「作戦はロシアを孤立させた」などと発言。

親政権派オンライン新聞「レンタ・ルー」も5月9日、「哀れな独裁者」「血みどろの戦争を勃発させた」などとプーチン氏を避難。


上記の記事では、

プーチン“側近”が抱く恐怖と不安

プーチン政権の軍・治安機関上層部は、これまでプーチン大統領の庇護の下、汚職まみれで私腹を肥やし、特権を得てきましたが、今回のウクライナ侵攻によって、それが失われてしまう恐怖と不安に直面しているそうです。

「プーチン側には利益誘導できる元手がもうないのだ。2014年のクリミア半島併合の時は、プーチンの取り巻きとオリガルヒ(新興財閥)とで、風光明媚な保養地クリミアを分け合ったが、この戦争では分捕るものもない」。

政権上層部の不満がハッカーによって漏洩

今後政権の上層部で危機感が深まり「最近はクレムリンの情報を盗み出すハッカーからもさまざまな情報が出回っているが、プーチン周辺の不満は高まり、この戦争に皮肉を言う者も出てきている。プーチンが戦争を始める決定を下したことに対して激しく批判する者もいる。対立があることは明白で、今後プーチンがどういう行動をとるかが注目だ」。

得るものがないウクライナ戦争にオリガルヒが不満

「プーチン側には利益誘導できる元手がもうないのだ。2014年のクリミア半島併合の時は、プーチンの取り巻きとオリガルヒ(新興財閥)とで、風光明媚な保養地クリミアを分け合ったが、この戦争では分捕るものもない」。

プーチンが戦争を始める決定を下したことに対して激しく批判する者もいる。対立があることは明白で、今後プーチンがどういう行動をとるかが注目だ」。

国民総動員できない政権内部の指導者たちのストレス

「国防省やFSBの上級将校たちは、勝機を得るためにはすべてのロシア国民を戦争態勢に引きずり込む国民総動員が必要だと考えている。しかし、それをやればロシア社会が暴発しかねないため、プーチンが総動員体制を敷かないこともわかっている。だから、彼らの間にはペシミズムが広がっているのだ」

ANN元モスクワ支局長 武隈喜一(テレビ朝日)

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