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病児保育の現場見学! 〜 福井編 〜

こんにちは。
株式会社JOINT CREW BabyTech事業部の窓口を担当している者です。
当社はシステム開発をメインとしている会社で、BabyTech事業部では保育関連の自社サービスを開発・運用しています。

以前、"病児保育”をテーマにした記事『保育の新たな価値を「IT」で創造する』を投稿しました。
病児保育って何?という方は👆を一読していただけますと幸いです。

さて今回は、実際にご利用いただいている施設様の施設見学をさせていただいたときのお話です。
この訪問は弊社の病児保育支援サービスである「くれいしゅ」をより良くしていくため、直接ご意見を伺えるまたとない機会になりました✨

前書き

弊社は、医療業界にも保育業界にも、また市区町村にもほとんど関わりがなかったIT企業です。
「日本の子供たちを笑顔にする」というビジョンの実現に向け、日本の子育てや少子化への課題を解決したいという気持ちから、病児保育の予約システムを作りました。
このサービスは「病児保育をもっと身近に」というコンセプトを掲げて日々奮闘しております。

弊社サービス『くれいしゅ』ロゴ

今回、施設様への訪問という貴重な機会をいただき、私の得た経験を元に記事を作成しました。
読んでくださった方が少しでも病児保育やくれいしゅに興味を持ってもらえたら嬉しく思います。

訪問までの概要

2022年11月に開催された保育博という展示会でご挨拶したことをきっかけに、そこからお付き合いのある施設様を訪問させていただきました。
その施設様は、こども園や小規模保育園などを運営しており、併設という形で病児保育も行っています。
病児保育を利用するには小児科の受診が必要になりますが、こども園や保育園に通園しているお子さんの場合、園の職員が代行受診して病児保育を行うことが可能です。これは併設している強みですね。
くれいしゅに対しては、各々の施設に合ったカスタマイズを提供できるというメリットに興味を持っていただき、そこから商談を重ね、現在ご契約をいただいております。

病児保育施設の職員さんとの会話

東京から福井までは新幹線で3時間程度、福井駅から目的地まではバスで移動します。

大阪からはサンダーバードで移動


施設へ訪問してすぐ、職員の方にお話を聞く機会をいただきました。
(お忙しいなかご対応いただきありがとうございました✨)
1日の業務の流れをご説明いただき、併せて困っている点やイレギュラーに発生するケースなど、リアルな現場の意見を伺うこともできて非常に貴重な体験でした!
ICT化に向け、現行の紙媒体で行っている業務や紙であることの利点や欠点などについてもお聞きしました。
いきなり全てを電子化することに抵抗感のある方も当然いらっしゃるので、紙媒体での運用も考慮しつつ、システムで解決したい部分の要望をヒアリングしていきました。

訪問施設外観

理事長との会話

職員さんにお話を伺った後、理事長と合流し車でこども園へ移動しました。
こども園では理事長からの要望も伺いました。
理事長自身が運用仕様に明るく、市への提出書類から保護者の方の予約方法への言及、システムに表示してほしい項目や実現したい機能についても明確に教えてくださいました。
また、理事長は日常的に事務作業も対応されているとのことで、Excelの関数を使って目視確認で作業をしていることに関する課題も、システムで改善できるのだと肯定的に捉えてくださいました。
他にも、日々業務をされている保育士さん、看護師さん、給食を作る方や事務の方がそれぞれシステム画面から得てほしい情報を提案してくださり、施設ごとの運用方法の違いから不要になる項目なども教えていただき、大変勉強になりました。
弊社からは他の施設様からよく聞くニーズの観点からもご提案させていただき、密度の濃い時間にできたのかなと思います。

ICT化することで利便性は上がりますが、全てを解決することは難しいです。
その点にもご理解があり、出来ない項目についても、出来るラインをお互い模索しながら会話ができたおかげでスムーズに進行することができました。

訪問の感想と今後

今回の訪問で、病児保育を運営する大変さを改めて感じました。
職員の方の病児保育特有の知見も必要ですし、病気のお子さんを預かる中での制約も数多くあります。
病児や病後児を対象としますので、小児科医の先生との連携も必須です。

保育という観点では、保育園やこども園も非常に重要な役割を果たします。
預け先の保育園やこども園に病児保育が併設されているのは、親の視点からすると非常に心強いですよね。

今後は共働きが今よりも当たり前な時代になってくるかと思います。
そうなると、さらに病児保育の必要性や価値が高くなるのではないでしょうか?
ICT化により逆に業務が滞ったり、導入する意図を知らない状態でシステムを導入しても、あまり意味を感じない結果になるかもしれません。
くれいしゅが必要とされるシステムとして受け入れてもらえるようにこれからも精進したいと思います。

病児保育がもっと全国的に活用しやすい環境になれば、子育て家庭の助けになってくれる場面も必然と増えていくと私は考えています。
まだまだ病児保育の認知度は高くはないかもしれませんが、市区町村の方々にもご協力いただき、病児保育の抱えるシステムで解決できる課題を解決していくことで、病児保育の優れた部分を高めていければと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この投稿が保育×ICT化の一方の気づきになりましたら幸いです。

追加で知りたいことなどあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先:babytech-info@jointcrew.co.jp

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