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言葉のチカラ

こんにちは、作詞家のMikeyです。
先日NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組で放送された「その出会いが、未来を変える〜販売員・橋本和恵〜」の回を(昨日再放送で)見ました。
その中で、言葉の持つチカラがとても強いものだと感じました。
作詞家としては「言葉」についてはやはり見逃せません。

番組紹介には以下のように書かれていました。

「売れないものはない」と豪語する、この道20年のカリスマ販売員・・・

この強気な発言に興味を持ったのも事実ではありましたが、同時に違和感も感じていました。
なぜ「売れないものはない」と断言出来るのだろう、と。
むしろ反発心さえ覚えていたのかもしれません。

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SalesWoman-売るオンナの視点-

実際に番組が始まり後半に差し掛かったとき、彼女が「ほとんどが失敗の連続。正解なんてないし何度も試してみるしかない」「500試して50売れればいい」と話しているのを見て、とても誠実だと感じました。
最後の場面では、コロナ禍の中で新しい接客を模索している姿がとても印象的でした。


番組紹介でも、もっと素直に「誰よりも挑戦して手に入れた販売力」というのが分かるように書かれていたらよかったのに、と思いました。
ですが「売れないものはない」という強い言葉に惹かれる人も多いのかもしれないですね。
私も、ついつい「すぐ痩せる」というような言葉が気になってしまいます(笑)
言葉というものは本当に難しいです。
上手く伝わったときにはとても良い効果を発揮するし、意図せず傷つけてしまうこともあります。
ノンバーバルコミュニケーションといって、人は顔の表情や声のトーンなど言葉以外の情報でも意思疎通出来るので、時々「言葉なんかない方が誤解を生まずに済むのではないか」と思ってしまうこともあります。
それでもやはり言葉の方が伝わると感じる人も多いのかもしれません。
番組の最後に模索していた新しい接客の場面では「私はあなたとつながっています」という言葉にオンラインの画面越しのお客さんが反応していました。
その姿を見て、人は一対一のコミュニケーション、そして言葉でのコミュニケーションを求めているのだなぁ、と改めて実感しました。
歌詞では、ありがちと言われることもありますが「一人じゃない」というフレーズがよく使われます。
「絆」という言葉も良く聞かれるかと思います。
ありがちなのが悪いわけではなく、誰が歌うか、前後がどんなフレーズなのかなどで印象が変わってくると思います。
私も、100曲作って1曲採用されれば良い方と言われる音楽作家業界で模索し続けます。

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