そうだ 起業、しよう。 3
起業することは、実はそんなに難しいことではないと思います。
私は事業主ではありませんが「作詞家です」と名乗っていて、それは誰かに「あなたは今日から作詞家です」と言われたわけでもなければ、何かの資格があるわけでもないけれど「作詞家です」と名乗った時点から作詞家になりました。
仕事としてお金をいただくところから「仕事」は始まっているはずです。
ですが、やはりただの一個人が「作詞家です」と名乗っても「素敵な趣味でいいですね」と言われてしまうのがオチです。
言い返せるほどの実績がないので黙っていますが、正直悔しいです。
だけど、自分一人で考えていても策が見つからない。
ぼんやりと考えていたことがだんだん不安になってきたのが去年の秋のことでした。
最初はネット上で紹介されていた無料の動画などを見ていました。
見ている間や、見終わってすぐは気分が高揚するものの、自分にはワクワク系は合わない……と思いながらも、日々に追われて他の方法を探すこともなく年は暮れて明けてしまいました。
お正月になって「今年は本を読みまくる」と決めて、本屋に行ったことがきっかけです。
キングコングの西野さんのことは、すみません、あんまり知りませんでした。絵本を書いている芸人さん、ということだけなんとなく知っていた程度です。
その西野さんの本が本屋さんに置いてありました。
何気なく手にとって読んでみると、普通のビジネス書には書いていないような内容でとても興味深い。
しばらく読んでいると、通りかかった人が突然
「あ〜! この人嫌い! 大嫌い! 本なんか絶対読まない!」
と大声で言いました。
めちゃめちゃビックリです。
そんなに人を嫌うことが出来るなんてすごいですね……
お正月からビックリ体験をしたのが、本格的に起業しようと思ったきっかけのひとつです。
今の世の中は、コンテンツを作る人が一番お金をもらえないような仕組みになっているような気がするのです。
作る人は作ることが喜びだから気づいていない人も多いかもしれないけど、コンテンツがなかったらそもそも存在しない仕事が多くないですか?
それなのに、大元を作る人が苦しんでいることが多くないですか?
どうにかして変えられないものか、と思ったのですが……
年が明けてもしばらくの間は、なにをどうすればいいかも浮かばないままでした。
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