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「ザ・シークレット・オブ・マネーゲーム」でお金の動かし方を学ぶ

先日、投資体験型ボードゲーム「ザ・シークレット・オブ・マネーゲーム」に参加して来ました。

簡単にいうと「お金と豊かさ」について学ぶゲームです。
サイコロを振り、出た目の数だけコマを動かし止まった(あるいは通過した)マスの色に対応したカードをめくって、カードに書いてある「購入・売却・紹介」の選択をしながらクリア条件を目指す、というもの。
プレーヤーそれぞれが決まった職業を与えられ、決まった労働収入の中でいろんな方法を駆使して資産を増やしていくんですけど、ただ増やせばいいんじゃなく条件をクリアしないとゴール出来ない、っていうゲームなんです。
その条件というのが、この2つ↓
①不労所得が労働収入を上回ること 
②負債を全て返済すること
ちなみに「不労所得」とは、労働する必要がない所得のことで、働かなくとも自動的に収入が得られる仕組み、いわゆる不動産の家賃収入や(株、投資信託など)金融資産からの配当金などがそれです。

各プレーヤーにはまず、職業、給料、固定費(支出額)、負債(ローン等)が記載されているカードが配られます。
職業は、公務員、警察官、弁護士、ホスト、トラック運転手など様々で、給料や負債額もそれぞれ異なります。
例えば、弁護士なんかは給料がとても良いんですけど、負債額も大きく設定されているので、ゲームをクリアするには多額の負債を全て返した上に、不労所得が労働収入を上回るのが条件ですから、それだけたくさんお金(資産)を増やさないといけません。
収入が高けりゃ良いってもんじゃなく、条件をクリアするためにはお金を運用して増やす必要がある、ってことなんですよ。

で、今回のゲームでワタシがなった職業は「派遣社員」。
給料→25万円
支出額(固定費)→19万円
負債→なし(0円)
っていう、なんだかとっても現実的で、わかりやすい設定でスタートすることになりました。

負債はないものの収入が少ないので、わずかなお金で何ができるか?を考えていきます。
いろんなカードを引きながらゲームを進めるんですけど、突然株価が上がったり(下がったり)、為替の変動もあったりして国内外で市場が動いていく他、支出カードなんていうのもあって、突然の出費で負債を抱える、なんてことも起きたりします。

ワタシの場合は、『給料 ー 固定費=6万円(使えるお金)』だったので、まず積立をすることくらいしか出来ませんでしたが、他のプレーヤーさんはどんどん資産が増えていきました。
「お金の運用ってこうやっていくんだな」っていう前に、このボードゲームのやり方が少しずつわかって、積立が満期になったらどうするか?を頭の中で考えながら進めていく感じでした。
プランを構築するものの「お金が増えてきた〜」と思ったら、支出カードで「大型テレビを購入 20万円」とか引いちゃうわけです。
このわずかな負債がすごくイヤでとっとと返済したら、次の支出カードで「欲しかった車を購入 300万円」が出ちゃう、っていうね。
なんかこう、「思うようにいかない」っていうか「上手いことできてる」っていうか、自分のお金に対しての考え方が見えてきて、色々気づくわけですよ。

なんだかんだで、ゲームは「負債全額返済、不労所得81万円」でクリアはしました。
ワタシは為替を購入したことで資産が増えたんですけど、これは過去にFXをやっていた経験があったから運用できたんじゃないかと思っています。
積立についても、自分がやったことがあったから。
「知っている」って強いな、と思いました。
お金が無くなる怖さも知っているので投資とかにはとても勇気がいるんですけど、こういうリアルなゲームで練習できる、っていうのはホントに良いですね。
それに、ワタシが借金が嫌いな理由は、「負債は怖いものだと考えているから」っていうのがわかりましたし。
更に、「負債(マイナス)に囚われると資産を増やせないマインドになる」っていうのもわかって、プラスになれば問題ないじゃん、不労所得が増えればこんなのどうってことないじゃん、ってなりましたから、お金が減ることへの恐怖よりも増やすことの大切さに考えが傾いたのが、今回一番の学びだったように思います。

(ゲームでは)プレーヤー間でただお金をあげる(もらう)というやり取りはなく、投資案件の紹介でお金が行き来したり、大きな投資案件の売買等でお金が動きます。
この『ザ・シークレット・オブ・マネーゲーム』は「一人勝ち」みたいなゲームじゃなく、「何を選んで人生を豊かにするか?」っていうのをお金を通じて学ぶゲームなんですよ。

お金が増えるとどうなるか?
運用するとはどういうことか?
将来どんな暮らしをしたいのか?
たくさんのお金を手にした時、自分はどうするのか?
何ができるのか?

実に、奥深いゲームです。

不労所得を得るには、「何らかの権利や状態を維持・管理して収入が入ってくる仕組みを作る必要がある」わけです。
単純に、不労所得が月10万円あれば、年間120万円の収入が得られる、ということです。
でも、どうやったらいいのかがわからない。
教わってませんからね、そんなこと。
ワタシの世代は『お金は貯金しなさい』と言われてきたし、「運用って何?」って感じで知識がありませんから、子供にも同じことを言っちゃうんですよね。
「とりあえず、貯金しとけば?」って。

みんな「お金が欲しい」って言いますけど、お金を持ちたいっていう意味じゃなくて、その先にある「豊かさを得たい」っていうことだと思うんです。

貯金したって、増えないからね。
持ってるだけじゃ、増えないのよ。
増えるわけがないんだから。
知らない、出来ない、なんて言ってる場合じゃない。

ってことで、アラフィフババア、豊かさを目指しお金の運用について学びはじめました。


みなさまのご支援に感謝します。