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会社という組織から外れた理由

今日からお正月休み、なんていう方が多いんですかね。
会社勤めをしていないため、年末年始とかの長期休暇には無縁なので感覚がずれてまして、それを知らずに行動してうっかり混雑に巻き込まれるっていうことが多々あったことから、「一般的長期休暇はいつからいつまでか」をチェックするようになりました。

勤めていた頃も、大晦日まで働き1月2日から仕事でしたから、年末年始をゆっくり過ごす、なんてことはなかったんですね。
だから、正月の準備もろくにしませんでしたし、年末年始の混雑具合なんかも知らないわけです。

完全に勤めを辞めてもう数年経つので、そろそろその辺りを把握できてもいい頃ですが、それはもう「基本うっかり」なので身につくまでもう少しかかるでしょうね。
年末年始は年に1回で(当たり前ですけど)、まだ数回しか経験がありませんから身につくわけがないんです。
ゴールデンウィークもお盆休みも年1ですからね(当たり前ですけど)。
そこに子供っちたちの夏休みやら冬休みなんかが入ってくると、もうぐちゃぐちゃですよ。

今更ですが、会社勤めをしていた時は全てにおいてわかりやすかったんだな、と思います。
休日も給料日も、就業時間も規則も、制服まで決まっていたので、それに準じて働いていればよく、平日出勤土日休みの単純明快でしたから、何にも考えなくていいのでものすごくラクでした。

でも、その「決まっていること」が窮屈で、ものすごくイヤだったんですよ。
こんなに天気が良い日に仕事なんかしてる場合じゃね〜と思っても休めないし、働く気分じゃなくても時間通りに出勤して仕事しないといけないし、こういうのが心底イヤで仕方がなくてね。
もちろん、こういうのを「ダメ人間」とか「社会不適合者」っていうのは知っていますけど、一応、常識とは何かはわかっている大人です。
ただ、面と向かってエラそうに「社会に出たらこれが当たり前だ」とか「社会人とはこういうもんだ」とか言われると、「なるほど。お前みたいにつまんないヤツになるんだな」とか思っちゃったりするわけだ。

業務において「こうすべきだ」と意見するにも「まずは〇〇を通せ」とか言われるので、「こっちのが早い」と一番偉い人に言っちゃったりすると叱られたりなんかして、「めんどくせ〜な〜」って思うこと山の如し。
ポンコツな正社員の方がそこそこ出来る契約社員のワタシより給料がいいとか、心地良かった環境が人事異動で一変しちゃうとか、休み明けにはお土産持って出勤するのが常識みたいな空気感とか、とにかく、会社組織で働くのがとことん無理だと自覚しまくるわけですよ。

で結局「自身の能力を活かせる仕事で稼げるようになろうと動き始めた」っていうか、まぁこれしかなかったってことなんですがね。
仕事を辞める、バイトもしない、と決めた頃は「自分でなんでも決められて、休みたい時に休める。超自由」くらいにしか考えていませんでしたし、自由の裏にあるとんでもない大変さなんて想像も出来ていませんでしたからね。
「なんとかなるだろ、いけるだろ、頑張れば」ぐらいの。

3年経っても、本当の意味での自由な生活にはまだまだです。
繋がりを広げながら、自分で動き続けないといけないし、自分の尻は自分で拭う責任の重さや、人間力を磨き続ける重要性に気づいてからはプレッシャーもハンパなく、何倍もしんどくなりました。
想像以上の厳しさに「あのままガマンして社員になっときゃよかったかな〜」なんてへこたれる時もありましたけど、生活(お金)のために会社に属して働いていたあの時を思い出すと「いや、今の方がいいわ」とキッパリ言いきれるのは確かです。

「イヤなことはしない」っていうだけのことなんですが、それが自分にとって一番大事なことだった、ってわけですね。


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