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不妊治療のことを少しだけ。。

 女性の健康をサポートするアドバンス助産師佐々木 純子です。

不妊治療のことを少しだけ。。
みなさんと共有したいことを少しだけ。。書きます。

女性の健康課題に関することは、とてもセンシティブなこと。
だから、当事者でないと、なんとなく不妊治療について
の知識や情報を得る機会が、少ないのではと。


治療しているかどうかにかかわらず
女性は不妊治療や妊娠のことを知っておいたほうがいい


女性のからだに関するリテラシーを20代・30代の頃から
知る機会があるといいと私は思っています。

理由はいくつかありますが、3つ挙げるとしたら。


理由

1.不妊や妊娠のことを正しい情報として知る機会が少ない

2.不妊や妊娠に関することは女性のこれからの人生にも触れる

3.当事者かどうかに関わらず基本的な情報を知ることはメリット


この3つについて解説します。


1.不妊や妊娠のことを知る機会が少い

みなさん大人になって、不妊や妊娠について学ぶ、情報を得る機会
はありますか?子供の頃に保健体育の授業で体のことを学んだように。
大人になった私たちも、今、必要な情報として不妊や妊娠のことを
知る機会があるといいと思っています。
男性にとっても不妊や妊娠に関することは、センシティブなことであり、
誰に、どこで聞けばいいの?となるかもしれません。。
女性同士であっても、なんとなくの聞きづらさもあり。。
あえて自分から情報を得るという行動が躊躇されてしまうように感じます。


2.女性のこれからの人生にも触れる

「まさか治療することになるとは。。」

「すぐに妊娠できると思っていた。。」

「40代でやっぱり子供が欲しいと思って。。」

女性の心は妊娠に関することで大きく揺れ動きます。


子供を授かるタイミングは、
自然なタイミングで妊娠するということばかりではありません。

少し時間が必要だったり、
やや長期戦になったり、
検査や治療を進めていくということもあります。

予定通りにいかいなこともあるかもしれない。。。
これからの仕事の進め方やキャリアステップ、
ライフイメージが変化するかもしれない。
特に仕事を続けながら、不妊治療を行なっている働く女性の
心身の負担は大きくなりやすいです。
ですから、少し先のタイムラインもイメージして妊娠について
知っておくことは、女性にとって知っておきたい健康情報の1つと
考えられます。


3.基本的な情報を知ることはメリット

「なかなか妊娠しなくて1年が過ぎました。。」

不妊症の定義:不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。
この「一定期間」については、「1年」と考えられています。

1年って短い。と思った方もいらっしゃるかもしれません。
通常、毎月1回起こる排卵。
そのタイミングとうまくあい、妊娠成立までのスッテプが順調に進むことを
期待しつつ。。1年あっという間に過ぎてしまう。

そして、出産する人の年齢も上がっている。
第1子出産時の母親の平均年齢は30.7歳(厚生労働省2018人口動態統計)

女性にとっての妊孕性。(妊娠しやすさ)
女性は30代・40代に入ると
年齢とともに卵子のもととなる卵胞の数が減ることもあり、
妊娠しやすさに関しては、個人差はありますが、
年齢とともに変化していくことが考えられます。

不妊や妊娠に関することは、女性が健康的に仕事や人生を歩むためにも、
当事者に限らず、情報を広く社会で共有していくことで、
20代・30代の頃から、自身の健康に目を向けることができる。
そして、不妊治療をされている方への理解も深まる。


不妊や妊娠に関する情報を広く一般的なリテラシーとして
共有していくことが、働く女性の健康をサポートする上で、
これからは、更に大切になると感じています。



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