M11の緊急入院でLeica愛が試された話|Leicaに恋して。
先日、銀座でおきたちょっとしたトラブル。
愛用しているLeica M11のシャッターが、突然降りなくなるというまさかの事態が発生した。
最近はM4-2ばかり使っていたから、「M11がすねたのかな?」なんて軽い冗談を言ってみたものの、内心はかなり焦ってた。
とにかく急いで銀座のライカ店に駆け込んで、M11の緊急入院。
まずは不具合の原因をチェックしてもらうことに。
検査結果が出るまでの間、ライカのシャッター不具合の修理代がどれくらいかかるのかを調べてみたら、どうやらシャッターユニットの交換となると20万円はかかるという情報が出てきて、目の前が真っ白になる。
20万円ってさ、もう新しいカメラが買えちゃう金額なんよ。
例えばSIGMA fpなんて、20万円以内で手に入る高性能なカメラだし、なんなら欲しい。笑
さて、ここで問題が出てくる。
果たして私は、20万円を払ってLeicaを修理するのか、それとも新しいカメラに切り替えるのか?
これは間違いなくLeica愛が試されている。笑
そんなことを考えていたら、お店の方でのチェックが完了。
物理的なちょっとした不具合だったみたいで、結果的にはその場で無料で直してもらえた。
ほっと胸をなでおろした一方で、本当にLeicaと一生付き合う覚悟を持てるのか、少し真剣に考えさせられた出来事でもあったと思う。
その上で、出た答えは「やっぱりM11は手放せない」だった。
デジタルとフィルム、2つのM型でこれからも写真を撮り続けていいきたいからだ。
LeicaM11は自分の表現したい世界観をすごく忠実に再現してくれる相棒だ。
このカメラなしでは今後のカメラライフを想像することは出来ない。
一方で、Leicaのフィルムカメラ、特にM4-2を選んだのは、やっぱり自分の手で一枚一枚世界を切り取り、その一瞬一瞬を楽しみたかったから。
フィルム写真には、デジタルにはない独特の味わいがあるし、撮影から現像までのプロセスもある意味一つの儀式みたいなものとして楽しんでいる。
その意味では、Leicaを使うことはカメラそのものの性能以上に、写真を撮るという行為を深く味わうことだと思う。
そう考えると、20万円という修理代も、決して無駄な出費ではなく、愛着を深めるための重要な投資だと捉えられなくもない。
なんて、無理やり考えてみたりもする。笑
もし、Leicaやフィルムカメラに興味があるなら、ぜひ一度試してみるのをおすすめしたい。
例えば、Leica M4やM3のようなクラシックなフィルムカメラを手に入れて、自分で現像してみるのもいいかもしれない。
自分の手で写真を生み出す楽しさを感じられると思う。
もちろん、デジタルカメラも素晴らしい選択肢だ。
Leica D-LuxなんかはLeicaの写真を味わうには手頃なカメラのひとつだと思う。
こういったカメラは、日常の撮影でも活躍してくれるし、使い勝手も抜群だ。
でも、結局は何に価値を感じるかなんだと思う。
私の場合、Leicaを使っているときに感じる手応えや、その独特の撮影所作がとても愛おしい。
Leicaで撮ること自体を楽しんでいるし、その撮影体験があるからこそ、Leicaを手放せない。
それは、他のカメラでは代えられないものだと思ってるし、カメラなんて写ればなんでも一緒。なんて思えないのだ。
そういう意味で、20万円という金額は、私にとってはLeicaと一緒に歩んでいくための必要なコストなんだろうと感じる。
うん。
今後は修理代に20万かかると思うのではなく、その20万で新しいLeicaが手に入ったと思うことにしよう。笑
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