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まつりの精神

「まつりを行う」ということは

自分たちの先祖や神々を
この世界に戻す事を意味する。

人間世界の道理だけではなく

DNAの中に潜む先祖の思いや願い
神々の見えない意図といったものを

自分達の日常そして世界に
取り戻していく必要がある。

《神道の五つの奥義》

みそぎ
むすひ
いのり
まつり
みのり

そうすることで

自分一代だけの望みではない
人間だけの社会ではない

新たな創造ができるようになる。

これは今まで人類が認識している
縄文といった歴史よりももっと先

始まりの時期の
元の神々の「神政復古」である。

人間にとって都合の良く作られてきた
これまでの社会が限界を迎えた今、

新しい局面で新しい世界を作るために
不足したエッセンスを取り戻す必要がある。

その「要」が、

見えない世界や存在であり
内なる源を思い出すこと。

即ち、見えないけど有る世界である。

様々な存在たちと関わり合い
智恵や技術を分けてもらい

次の世界を創造していくことになる。

本来の靈的なものと
コミュニケーションを取りながら、

祀るという行為は、

人間が作った
型や宗教の世界を超えたもの

その原点に立ち戻る必要がある。

「神さま、私の願いを叶えて下さい」
ではなく

「神々の願いを私が率先して叶えます」

自分たちの土地と
祖先の守ってきた神々や自然、

そういったものに敬意を払い

そこで生かされることに対し
感謝の心で祈りを行い

その土地の大いなる意思と共に
自分たちの暮らしの営みを紡ぎ

未来の子孫たちへつないでいく。

祀りとはただ神の意図を拾い
素直な心持ちで行うことなり。

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