CRAZYTANK research station

手間暇万歳!!テクノロジーによる合理化が叫ばれる昨今に逆行する研究チーム。しかし、だか…

CRAZYTANK research station

手間暇万歳!!テクノロジーによる合理化が叫ばれる昨今に逆行する研究チーム。しかし、だからこそ未来を作る価値を生む。 合同会社クレイジータンクnote:https://note.com/crazytank2019

マガジン

  • 紙類保管計画

    未来に紙を残すか、否か。 我々は今、未来に何を残すかを考えなければならない時代を生きている。

  • クレタンスーパー研究🛒

    日々お世話になっている、わたしたちの食卓の相棒・スーパーマーケット。 クレイジータンクresearch stationでは、独自の観点でスーパーを愛し、調査し、さらには未来のスーパーマーケットがどうなるか・どうあるべきかを考えていきます(勝手)。

  • クレタン「食」研究

    私たちにとって無くてはならない「食」。特に子育て真っ最中のメンバーが多い本研究機関では、子どもたちが生きる未来の「食」がどうなっていくのかを、自分ゴトとして捉え、研究していきます。キーワードは、農業、野菜、米粉、スーパーマーケットなど。

  • デカフェコーヒー研究部

    コーヒーは奥深い。 コーヒーが飲まれはじめたのは紀元前、なのに一般に飲まれはじめたのはまだ100年足らず。紅茶や煎茶に比べてまだまだコーヒーの世界はやれることだらけ。 そして...デカフェコーヒーはさらに歴史が浅い。浅すぎる。 だからこそ、クレイジータンクはデカフェコーヒーに特化したリサーチや研究を続けます。

最近の記事

非機密『紙類保管計画』第一次報告書

今、人類は大きな変化の節目にいる。 我々合同会社クレイジータンクは、18年前(2005年)から人工知能が作り出す世界を想像し、2008年には大学の修士課程であるが、人間の思考を介入しない情報だけで都市計画論文と作品を提出。 そして7年前、建築家の登竜門と言われるUnder 35 Architects exhibition 2016で「無意識へのシナリオ」を発表。人工知能と人間の世界をより鮮明に描き出した。2018年にnoteに記載。 我々は常に誰の評価を受けずとも、人工

    • インターネットには存在しない価値を保有する –スーパーマーケット信濃屋研究④「ドレスコードがないレストランvol.3」-

      1:はじめに 合同会社クレイジータンクメンバーは17年前より、以下のキーワードを重視し、活動をしてきました。 この中の「インターネット上に存在しない価値を保有する」というテーマについては、これまで3年半前より続けている独自のスーパーマーケット研究でも、今後とくに意識して取り組んでいくこととしています。 インターネットやSNSの発展により、多くの価値ある情報が(忖度なくいうならば)「垂れ流され」ていると感じています。そして、AIの進化が加速する時代に入り、どのような人でも

      • “ドレスコードがないレストラン”を大阪にて開催した話-スーパーマーケット信濃屋研究③-

        クレイジータンクでは2年以上前より東京都世田谷区に本社を構えるスーパーマーケット「信濃屋」の研究を進めています。 その中で私たちクレイジータンクが「信濃屋の魅力を一言でお伝えするならコレだ!」と思うのは、信濃屋は、 “ドレスコードがないレストラン” である、ということです。信濃屋は、世界各国、日本全国から集められた珠玉のこだわり商品が所狭しと並ぶスーパーマーケットですが、さらに信濃屋オリジナルでプライベート商品の開発も多く手がけており、「そのままでとびきり美味しい」「か

        • 自分たちの子どもが食べる野菜はどう作られているか、教えてもらいに行ってみた -信州のらくら農場への訪問記-

          クレイジータンクには、日々子育てしながら仕事をしているメンバーが大半を占めています。 そのため、 「今日の夕飯は何を作るか」 「おべんとうは何を入れたか」 「こうしたら子どもが食べるようになった」 といった会話が、仕事の合間に頻出します。 そんな私たちですが、縁あって、ある農家さんから野菜を直接取り寄せするようになりました。 それが、長野県の佐久穂町にある「のらくら農場」さん。 https://www.norakuranoujyou.com/aboutus クレイジ

        非機密『紙類保管計画』第一次報告書

        • インターネットには存在しない価値を保有する –スーパーマーケット信濃屋研究④「ドレスコードがないレストランvol.3」-

        • “ドレスコードがないレストラン”を大阪にて開催した話-スーパーマーケット信濃屋研究③-

        • 自分たちの子どもが食べる野菜はどう作られているか、教えてもらいに行ってみた -信州のらくら農場への訪問記-

        マガジン

        • 紙類保管計画
          1本
        • クレタンスーパー研究🛒
          13本
        • クレタン「食」研究
          1本
        • デカフェコーヒー研究部
          15本

        記事

          スーパーマーケット信濃屋さんのEMERALD MOUNTAIN BLENDコーヒーと共に次のステージへ

          ご報告と感謝 合同会社クレイジータンク及び研究機関であるCRAZYTANK research stationは、昨年の12月21日を持ちまして約5年間関わらせていただいたコーヒー事業への参画が終了いたしました。 その大きな理由としましては、コーヒー豆輸入商社社員様へのアドバイザー終了と共にオリジナルで制作していたフィルターコーヒー「CAFE de MARINE」の製造終了と在庫がなくなったことです。 本当に多くの方にご購入いただき、そして多くの方々に飲んでいただけたこと

          スーパーマーケット信濃屋さんのEMERALD MOUNTAIN BLENDコーヒーと共に次のステージへ

          子育て「真っ只中世代」と「終わった世代」でスーパーマーケットの情報交換をしてみたら

          クレイジータンクならびにクレイジータンク独自研究機関「CRAZYTANK research station」では日々スーパーマーケットの研究に勤しんでおります。 しかし所属研究員の年齢層は30代〜40代が中心、子育て真っ只中のメンバーも多く、どうしても情報が偏りがち…。 スーパーマーケットには、古今東西老若男女、とにかく多種多様な利用者そして利用方法があるはずです。CRAZYTANK research stationは、より幅広い視野をもちスーパーを研究していきたい、とい

          子育て「真っ只中世代」と「終わった世代」でスーパーマーケットの情報交換をしてみたら

          スーパーマーケットのインフラ化はもう一つの愛される資本主義(ビジネス)を創造する

          スーパーマーケットをインフラ化、もしくはインフラが持つ責任をビジネス的価値に付与することが可能なのか。そしてその施策はスーパーマーケットやその関連会社にとってどんな価値を生むのか。クレイジータンクは独自に調査を開始しました。 1.スーパーマーケット×非常食 非常食、と聞くとどんな物をイメージするでしょうか。缶詰や乾パン、近年は缶詰に入ったパンなども売られています。しかし多くに場合それらは言葉の通り「非常時の食べ物」であり、美味しさや食べることへの豊かさを追求する物ではあり

          スーパーマーケットのインフラ化はもう一つの愛される資本主義(ビジネス)を創造する

          資本主義的価値を超えるスーパーマーケットとは –地域に愛されるインフラに–

          前回のnoteでは、スーパーマーケットは人々の生活に欠かせない存在として「インフラ」であること、そして「インフラ」として機能するだけではなく今後世の中や人々の購買行動が変化していく中で支持を継続するためには「愛されるインフラへと進化」することが大切なのではないか、と問題提起いたしました。 そしてクレイジータンクは「愛されるインフラへと進化」するためのキーワードとして、資本主義的な価値を超える、を挙げました。これには、売り上げが上がっている、顧客数は安定的に推移している、とい

          資本主義的価値を超えるスーパーマーケットとは –地域に愛されるインフラに–

          スーパーマーケットは次のフェーズ!地域の愛されるインフラへ

          クレイジータンクは、スーパーマーケットが大好きです 今から2年以上前から「#クレタンスーパー研究」と題し、ツイッターを中心に購入した商品の紹介やスーパーマーケットで買った食材を使った料理を紹介する活動を続けてきました。 都内だけでなく、地方でも活動してくださるメンバーと共にほぼ毎日ツイートを続けてきましたが、ある時を境に「もっと深くスーパーマーケットを理解したい」という思いが強くなり、スーパーマーケットを世田谷区を中心に展開している信濃屋など活動を絞ってnoteに研究

          スーパーマーケットは次のフェーズ!地域の愛されるインフラへ

          関西地区のスーパーマーケット研究、はじまります。

          クレイジータンクならびに、クレイジータンクの独自の研究機関CRAZYTANK research stationでは、これまで主に研究員メンバーが多く在住する関東圏エリアのスーパーマーケットおよび一部中四国エリアでの研究も中心に進めてまいりました。 CRAZYTANK research stationのスーパーマーケット研究員は6名まで増員しておりまして、今後よりスーパーマーケットの研究エリアを拡大し、研究を深める方針で活動を強化してまいります。 それに伴い、2022年6月

          関西地区のスーパーマーケット研究、はじまります。

          “ドレスコードがないレストラン”を実現してみた話 -スーパーマーケット信濃屋研究②-

          スーパーマーケット信濃屋食品館を研究していくにつれ、信濃屋がもつ「独特な楽しさ」やオリジナリティについて、私たちクレイジータンクは【ドレスコードがないレストラン】という言葉で表現するに至りました。 しかし……一つの疑問が浮かんできます。それは… 信濃屋を知らない人でも「レストラン」にいるような体験を味わえるのか? 私たちが「信濃屋ならでは」と感じたこのスペシャリティを、信濃屋を知らないor信濃屋への先入観がない方々にも体験してもらいたい! そのような想いと好奇心から信

          “ドレスコードがないレストラン”を実現してみた話 -スーパーマーケット信濃屋研究②-

          “ドレスコードがないレストラン” -スーパーマーケット信濃屋研究①-

          「このスーパーマーケットには“独特の楽しさ”がある…」 それは、スーパーマーケット「信濃屋食品館」を訪れたときのこと。 これまで2年に渡りスーパーマーケット研究で多くのスーパーを訪問、利用し続けてきたクレイジータンク研究員がしみじみとつぶやきました。 スーパーマーケットとは、本来便利な社会的インフラのような場所です。しかしクレイジータンクは、これまでスーパーマーケットイベントを数回にわたり企画したり、スーパーマーケット好きな方々との意見交換を深めたりするなかで、「スーパ

          “ドレスコードがないレストラン” -スーパーマーケット信濃屋研究①-

          未来のスーパーマーケット研究〜まずは身近な課題から始まった

          CRAZYTANK research stationは、CRAZYTANKが運営する独自の研究機関であり、「頼まれてもないのに」を合言葉に自分たちが好きなことや気になることをひたすらに研究するという組織です。ゴールや成果がわかることだけ取り組むのでは面白くない。わからないからこそにこそ価値がある。そう信じて、真面目に研究に勤しむ、CRAZYTANK research stationの研究の中身をすこしずつ報告書としてまとめております。 Chapter1:カゴ議論〜未来のスー

          未来のスーパーマーケット研究〜まずは身近な課題から始まった

          おじいちゃんの言いつけを守ったら、抽出に90分かかったデカフェ豆

          先人が残した言葉を意識し始めたのは、東日本大震災の時から。遠野物語に描かれた話と全く同じことが起こった地域があったり、石碑に残された過去の津波の痕跡と全く同じ場所まで津波が押し寄せていた、など、先人は常に自分たちの経験を今に伝えようとしてくれています。 こんな言葉を聞いたことがある方はいらっしゃるでしょうか。 炒った物をたくさん食べたり飲んだりしない方がいい 炒った物、とは麦茶やコーヒーなど、火にかけて水分を飛ばし、中には焦げを楽しむような食べ物や飲み物のこと。おそらく

          おじいちゃんの言いつけを守ったら、抽出に90分かかったデカフェ豆

          コーヒー豆の保存に鮨ネタのような"熟成"という新しい概念が生まれた

          これまでCRAZYTANK research stationでは、ドリッパーを作ったり、ペーパーを作ったり、デカフェ豆に特化した実験を繰り返してきました。 そして今度は保存方法の実験だ!ということで、コーヒー玄人の方々がお勧めする道具や方法を色々試してみました。 特にCRAZYTANK research stationの研究一同は、常識という2文字が苦手な傾向にあり(笑)、何かオリジナリティのある保存方法はないかとやっきになって実験を繰り返してきました。 しかし...

          コーヒー豆の保存に鮨ネタのような"熟成"という新しい概念が生まれた

          デザインは疑いから生まれる-デカフェコーヒーの道具を一から作る訳-

          コーヒーとデカフェコーヒーは似て非なる物 コーヒーの歴史を調べると、今から1100年以上前に文字としてコーヒーについての記述が残っていて、800年くらい前に飲み物としての起源説となるコーヒーが発見されるなど、歴史は深く、でも逆にコーヒーが一般に普及したのはまだまだこの1世紀くらいしかないとされています。 「コーヒー」、と一口に行っても、さまざまな種類の豆や道具が存在し、さらにはインスタントコーヒーなど抽出方法や飲み方は多様化しています。 サードウェーブと呼ばれる第三次コ

          デザインは疑いから生まれる-デカフェコーヒーの道具を一から作る訳-