見出し画像

オリーブの実を付ける品種の相性抜群なのはミッションとネバディロ・ブランコ

オリーブは2品種以上がないと結実しない...というのはよく聞く話かと思います。ただし1品種でもミッションやセントキャサリンなどは結実はするにはします。

それはさておき1品種で結実したとしても、2品種以上用意したほうが当然結実性が良いです。特に最高な組み合わせとして何があるのかを説明します。

品種選びの前の前提

品種を選ぶ前に、目的により品種選びが変わります。これだけではないと思いますが、以下のようなパターンがあります。

1. オリーブオイール
2. 塩漬け
3. 観賞用

オリーブオイルを取りたい場合には、ミッションです。さらにネバディロ・ブランコ、ルッカの2品種を合わせて植えると良いです。

オリーブの実の塩漬けにしたい場合には、マンザニロです。組み合わせとしてはネバディロ・ブランコ、ルッカの2品種になります。

観賞用であれば、組み合わせなど関係なく自由にお選びいただければいいかと思います。希少品種だったり、大きくなるものだったり、銀葉だったり、と好みに合わせてお選びください。

そして今回の記事ではオリーブオイルや塩漬けにする場合には、実をつけさせる必要があるのでどの組み合わせにすると良いかを解説します。

オイルならミッション

日本一オリーブの栽培が盛んであり、オリーブでは歴史ある産地でもある小豆島。小豆島のオリーブオイルといえばオリーブ・ミッションです。

小豆島では主に4品種が育てられています。オリーブオイルなら3品種「ミッション」「ネバディロ・ブロンコ」「ルッカ」です。

ミッションから実を採る事をベースに考えますと、小豆島で栽培されている品種の中で相性が良いのがネバディロ・ブランコ、ルッカの2つです。この組み合わせがミッションを結実させるのに最適とされています。

1. ミッション x ネバディロ・ブランコ
2. ミッション x ルッカ

またネバディロは花が咲く期間が長いので、受粉させる機会が多く持てます。

画像2

なおこの3品種の場合に、開花時期の順番としては以下のようになります。

1. ルッカ
2. ネバディロ・ブランコ
3. ミッション

塩漬けならマンザニロ

つぎに小豆島のオリーブの中で塩漬けされているのがマンザニロです。

画像1

このマンザニロですが、ネバディロ・ブランコ、ルッカとも相性が抜群に良いです。ミッションとは開花時期のずれがあるのであまり良くないと思います。

開花時期としては以下の順番に花が咲いていきます。

1. マンザニロ
2. ルッカ
3. ネバディロ・ブランコ
4. ミッション

この4品種だと最初にマンザニロ、最後にミッションとなります。マンザニロとミッションの開花時期が離れているため結実の組み合わせとしては適合しないのです。

塩漬けを目的としてオリーブを栽培するのであれば、マンザニロの側にネバディロ・ブランコ、ルッカを側に植えて育てるようにしましょう。

インスタグラム: https://www.instagram.com/crapto.life/

YOUTUBE: https://www.youtube.com/channel/UCfRR6HVl5hEoiztqVCKusGA

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?