見出し画像

ネタバレ無し『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』への想い

 昨年12月20日に『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』が公開されましたが、私もシリーズのファンの一人として公開日に鑑賞してきました。

 本記事では、EP9のネタバレは無しで、スターウォーズシリーズへの想いを、旧作群の鑑賞歴と、EP9を鑑賞した劇場に分けて書いてみたいと思います。

オリジナル3部作(EP4~6)

 子どものころに地上波やレンタルビデオ(懐かしのVHSやレーザーディスクの時代!)でなんとなく観ていた程度で、まださほどハマってはいませんでしたね。

 ただ、ダース・ベイダーはもちろん、C-3POやR2-D2、ジャバザハット等の強烈なキャラクターの見た目は記憶しています。

 今思えば、このキャラクターの豊かさというのはシリーズの大きな魅力ですね。造形ももちろんですが、部族等の細かな設定も行き届いていて、オタク心をくすぐると思います。

プリクエル3部作(EP1~3)

 学生時代の友人がEP1公開時にとても興奮していて、公開日のオールナイト上映で何度も鑑賞した話を横で聞いてはいましたが、へぇと思う程度でした笑。

 EP3公開後しばらく経って、DVDレンタルが始まってからEP1~6を一気見したりして、だんだんハマっていったように思います。社会人として生活が安定し、映画鑑賞が趣味のひとつとして定着していったこともあるのかなと思います。

 個人的に好きなのはEP3ですね。アナキンの、パドメやオビワンに対する執着、不満が高まっていってダークサイドに落ち、師弟対決を経て最後の最後に名実ともにあのダース・ベイダーとして完成するところが最高です。

 アナキンを演じたヘイデン・クリステンセンは、ゴールデンラズベリー賞において最低助演男優賞を受賞したとのことですが、私としては彼の熱演はよかったですけどね笑。

 そうして、EP7の足音が聞こえ始めたころ、BDボックスセット攻略本を購入して予習・復習していましたね。

 このころはすっかりファンとなっていて、3作とも公開日に劇場で鑑賞しております。

 EP7は、旧作のキャストが多く出演し、ファンサービスたっぷりながらも、主人公のレイやカイロ・レンにフィンやポーも加えた若者たちの群像劇といったテイストで、新鮮でした。

 実は、第一印象としては、ファーストオーダーがあまり強くなさそうに見える描写であったり、スノークのキャラクター設定もよくわからず、全体にも少し散漫で、そこまで高評価ではなかったのですが、何度か鑑賞するうちにしっくりくるようになった作品です。

 EP8は、ディズニー色と言っていいのか分かりませんが、ダイバーシティ、ポリコレ的なメッセージを感じる作品でした。全体としては好きな作品ですが、①レイアの宇宙空間から復活②コードブレイカーDJの裏切り③ローズが死んだようで死んでない、あたりの演出は、第一印象としてはイマイチでしたね。

 EP9については、本記事では詳細は控えますが、日本版ポスターに書かれている「――すべて、終わらせる」というコピー、これに尽きますね笑。

 EP8で新たに生じさせた革新性をあえて封じ、一気に保守路線に引き戻したため、EP8での賛否がそのまま拡大した賛否両論になっているように思います。個人的には、EP1~8の回帰線上の1点に一気に収斂させたのは見事だと思い(EP8が割を食っているとは思いますが)、かなり高評価です。

アンソロジーシリーズ2作

 『ローグ・ワン』は、EP7やEP8に比べると、第一印象が最高でしたね。EP3と4の間ということで、設定を欲張る必要がなかったということもあるかもしれませんが、おそらく多くのファンが納得するストーリーで、ラスト近くのダース・ベイダー無双のシーン、レイア姫のシーンも涙ものでしたね。ただ、逆に2回目以降の鑑賞の際は、暗くて見づらいシーンが多いこと、セリフが言葉足らずに感じることが気になってもいます。

 『ハン・ソロ』については、『ローグ・ワン』に比べて自由度のある脚本となっており、スターウォーズから独立性が高い作品のようにも思いました。ただ、オールデン・エアエンライクの演技は、オリジナル3部作のハン・ソロをとてもよく研究しているように感じました。ダースモールのサプライズ登場は、実写映画しか観ていない自分には時系列のつじつまが合わず、イマイチでした。(スピンアウト作品等を追えば説明がつくらしいですが…。)

 ちなみに、EP1~9に『ローグ・ワン』、『ハン・ソロ』を加えた実写映画11作は何度かずつ観ているわけですが、これら以外のアニメーション作品などは今のところ未見ですので、私はコアなファンは名乗れないと思います笑。

EP9を鑑賞した劇場

 今回、公開日12/20 00:00からのカウントダウン上映は、横浜ブルク13のIMAX2Dをチョイスしました。都内ほどではないと思いますが、上映前のロビーにはレジスタンスのコスプレの方々や、ライトセーバーを持った方々がいて、数年に一度のお祭りを楽しむ雰囲気でした。上映前後も劇場内で拍手があり、一体感がありました。

 2回目の鑑賞は、スターウォーズ聖地のひとつ、イオンシネマ海老名にしました。スクリーン7が導入している音響システムがTHXで、ルーカスフィルム由来ということらしいです。私は初体験でしたが、中音域が厚めの懐かしい音味で、スターウォーズのオープニングテーマのブラスセクションの音がとても生音っぽく聴こえましたよ。

 追って、ネタバレ有りでEP9の感想も書いてみたいと思います!

(2020/1/5追記)ネタバレ有りのEP9記事を書きました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?