「おしん」文化を働き方改革する
「おしん」から見える、日本の頑張る文化
1980年代に放映されたNHK朝ドラマ「おしん」は世界64ヶ国で大ヒット、日本人の頑張る(いわゆるgritty=粘り強い)国民性を世界に知らしめることとなりました。この「頑張る」はCQの観点からも日本を象徴する文化的特徴の1つです。
一方で日本の働き方の現状として
先進国の中でトップクラスに高い長時間労働の割合①と低い労働生産性②が顕著です。(①総務省2015年、週49時間以上の労働者21.3% ②内閣府2015年 GDPベースの購買力平価、日本を100とするとアメリカ150%)
これまでの「頑張り」方では成長できず、「空回り」している実態が見えてきます。
達成志向の高い日本
達成志向が高い国の特徴は、成功することや地位を得ることを大切にする傾向があります。
上を目指して一生懸命働こうとする内面的欲求があり、目標は必ず達成すべきという考えがあります。絶え間ない努力が求められるため、ライフワークバランスの実現が難しくなります。
また、男女の社会的役割を区別しようとする傾向があり、おしんは女性の役割を果たそうとしているともいえます。
GoogleのWoman Willプロジェクト
GoogleはWoman Willプロジェクトで30社以上の日本企業と共同実証研究を行い、ICTを活用した「新しい働き方」を提唱しています。
女性に限らず、多様な人がワークライフバランスを大切にしながら活躍できる社会への大きなヒントになりそうです。
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