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とぶためルーティーン

ぼくはまだとべないんだ。
まいにち、てをバタバタしてみるけど、からだがうくかんじはしない。
まったくしない。

でもこのバタバタをつづけていれば、いつかとべるんだ。

とべるようになったらどこへいこうかな?
いや。どこへいくかじゃなくて、どうやってとぶかのほうがだいじ。
 
まいにちみかけるあのとりのような。
なんのまよいもみえない、きれいな
あんなかんじにとびたい。

ゆびのさきにきもちをとどけて。
かんせつ、そしてきんにく、そのつながりをいしきして。
つよさ。しなやかさ。ゆうがさ。
おしえてもらったそんなことを、かんがえてバタバタしているんだ。

まいにち、まいにち。

「ピヨタはもしとべるようになったらどこへいきたい?」
でも、おかあさんにそうきかれたときは、
「ディズニーランド!」
って、すぐこたえていたよ。

へへへ。

※年賀状に書いている、干支をテーマにしたミニミニ小説です。
今回は酉(とり)がテーマです。動物たちの動きは、美しいですよね。
私自身は動きが不自然な気がしています(挙動不審?)。なぜだろう。


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