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「自分の力でなんとかしなければ気質」を悔い改めよう

今日のようにのんびりした気分のときはnoteを書こう。
きのう「お金にふりまわされず生きようぜ!」感謝祭をオンライン開催しました。
その感想を含め、「脱サラに成功する秘訣」について。

3種類の職業

本書では職業を3つのグループに分けて説明しています。

グループ① 運動神経や美ぼうで勝負! スポーツ選手
グループ② センスやアイデアで勝負! フリーランス
グループ③ 努力とまじめさで勝負!  会社員

子どもたちのほとんどは就職活動を経て「グループ③:会社員」になります。その後、大人になってから会社員から「グループ②:フリーランス」を目指す人がいます。これがいわゆる「脱サラ」。しかしながら、この脱サラはなかなかうまくいきません。意外にもうまくいかない理由が「努力とまじめさ」なのです。

勤め人にとって「努力とまじめさ」はなにより重要です。仕事がうまくいき、上司に評価されるかどうかは、ひとえにここに掛かっていると言っても過言ではありません。

しかし、独立開業やフリーランスを目指す場合、サラリーマン時代の「努力とまじめさ」がアダになりかねません。私自身、それで壁にぶつかりました。だからよくわかるのです。

「また会いたい人」であるかどうか?

日本人は「努力とまじめさ」を美徳とします。
学校や会社そして家庭でも、先生・上司・親から「努力しなさい・まじめにやりなさい」と教えられます。努力すること・まじめであること--それがすばらしいのは間違いありません。ただ、そこに向き合いすぎるうち、「楽しむ」ことを忘れてしまうことがあります。

勉強や仕事で成果を出すよう努力するためには、忍耐や我慢が求められます。それは多くの場合、「やりくないことでも我慢して取り組む」ことになりがち。それに慣れすぎると「好きなことを仕事にする」とか「楽しんで仕事に取り組む」ことを、いつのまにか忘れてしまうのです。自分の顔から明るい笑顔が消えてしまい、気難しい表情が張り付いてしまう。実はこの「気難しい表情」は独立開業したとき、成功を阻む大きな阻害要因となります。とくに「人間が商品」のサービス業では注意が必要です。

私見ですが、独立開業して成功しているサービス業の人間はみんな笑顔が明るくチャーミングです。「また会いたいと思われる人」でないと仕事が続かないのがサービス業なのかもしれません。

昨日のイベントに出演いただいた板谷和代さんも、やはりステキな笑顔でした。そんな板谷さんの話を聞く参加者にも笑顔が目立ちます。JALを辞めて独立開業し、いまは講師などで活躍中の板谷さんの「明るさと笑顔」は仕事上も大きな魅力であると感じます。
ここのところを多くの人、特に男性は忘れていることが多い。どれだけビジネススキルを身につけても、暗い奴はダメなんだって。

「助けられ力」を高めよう

それから板谷さんの魅力のひとつが「ネジが一本抜けている(本人談)」ところ。決してご本人を揶揄しているわけではありません。
「能力の高い」人間をめざしてまじめに努力しすぎると、「できない自分」を反省し落ち込むことが増えます。そんな人からは「もっと努力しないと」と悲壮感が漂ってくるんです。これまたあまりよろしくない。

ある程度までやったら「自分にはできません」という弱みを認めてしまったほうがいいと思います。人柄が明るければ、その弱点を助けてくれる人が現れます。
すべての弱みを自分で克服するのではなく、弱みを認めた上で誰かに助けてもらえるキャラクターであること。これを私は「助けられ力」と呼んでいますが、板谷さんは「助けられ力」が極めて高いように思います。ちなみに高学歴で難関資格もってMBAまで持っている人は「助けられ力」がめっちゃ低め。

私自身、「自分の力でなんとかしなければ気質」が強い人間でしたので、板谷さんのキャラクターはかなり衝撃的でした。苦手なことに努力して取り組むより、そこは誰かに助けてもらうほうがうまくいく。おそらく板谷さんが後輩女性に人気があるのはここがポイントなのだと思います。
男性のつくった会社という組織で「がんばりすぎで笑顔を失った」女性たちは、「明るい笑顔で楽しそうに働く」先輩にあこがれるのでしょう。

なんでも昨日のイベントには「会社を辞める」ことを決めたばかりの方が参加されていたようです。その方にとって、昨日の会はよい刺激になったのではないでしょうか。独立すればそれはたくさんの苦労があります。しかしぜひとも「明るく楽しく」を忘れずにいただきたいものです。なぜならそのために独立するのですから。

男女関係なく、そんなふうに「明るい笑顔で楽しそうに働く人間」がもっともっと増えれば、日本はもっと良い国になるはずです。もちろんそれは子どもたちのためでもあります。

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