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このままではやばいと感じた大学四年生。〜私が公認会計士になるまで#4〜


こんにちは。

公認会計士の大塚としひでです。

公認会計士人生をつづった履歴書、第4回目と

なります。

前回までのお話しはこちら。

なんとなく勉強についていけなくなって、

モヤモヤしつつ、バイトを楽しみながら

大学生活をエンジョイしていました。

さて続き。


気が付くとまわりは就活


大学4年になると、まわりの友人は就職活動で

慌ただしい様子。

私は、公認会計士になろうと思っていたので、

一切就職活動はしませんでした。

とはいえ、前回書いた通り、

会計士試験中に鉛筆をリアルで転がしてしまう

程度の実力でした。

まわりの友人は、ちょうど就職氷河期と

言われた1999年。

就職先がなかなか決まらない人も、

少なからずいました。
一緒に会計士試験の勉強をしていた仲間も、

ひとり、ふたりと会計士になるのをあきらめ、

就職活動を始める人もいました。

自分は、どうするのか?

どうしたいのか?

大学4年生の自分がどこまで真剣に考えていた

のかはちょっと思い出せませんが、

まじめな私のことなので(笑)、

結構真剣に悩んでいたのではないかと思います。

結論としては、

公認会計士受験を継続することにしました。

ただ今のままでは、

とても合格できるレベルではないぞ、まずい。

やっとそう感じたのは、

2回目の公認会計士試験短答式試験に不合格

になった時。

合格点にはほど遠い点数でした。

この時はさすがにえんぴつを転がしたりは

しなかったけど(笑)、

自分のヤバさ加減に、

さすがにまずいと思いました。

実家に帰る


すでに就職せずに大学を卒業して、

会計士受験浪人をすることを決めた私は、

まず4年間住んだ東京都日野市のアパートを

引き払い、茨城の実家に帰ることにしました。

仕事をせずに親に支援してもらう以上、

少しでも経済的な負担を減らすためでした。

そして、常磐線で約1時間30分かけて、

水道橋にある資格試験予備校に通い始めました。

大学4年の秋以降は、ほとんど大学には行かず、

水道橋の専門学校の自習室で勉強する日々が

スタートしました。


受験生活はどんなかんじ?


どんな生活をしていたかというと、

それはそれは単調でまったく楽しくない生活

でした(笑)。

早い時は朝5時台の電車に乗り、

帰宅は夜の10時〜11時になることも。

早起きが苦手な私にはかなりの苦痛でした。

そのため、そんな生活は長くは続けられません

でした。

さらに集中力の続かない私は、

平均すると7〜8時間程度/日の勉強時間が

やっと。

ただ周りの受験生は、10時間以上勉強している

人がたくさんいました。

長く勉強すれば必ず合格するわけではない

ものの、やはり量を勉強している人のほうが

合格するスピードも確率も高かったと思います。


1万時間の法則


よく、1万時間の法則という、成功者になるため

に必要な「何か物事を極めるために必要な時間」

の話を聞くことがありますよね。

もし1日10時間の勉強を年間300日続けた

としたら、3,000時間。

この法則によると3年4ヶ月かければ会計士試験

も極められることになりますが、

おそらく平均受験期間って、

3〜4年くらいなのではないでしょうか。

肌感覚ですが、受験を初めて3〜4年程度の

受験回数2回〜3回で合格していく人が

多かったので、この法則は結構まとを得ている

なあと、今更ながら思います。


で、私はというと。。。

平均期間を大幅に上回るペースで(笑)、

まだまだ受験生期間が続くことになります。

(つづく)

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