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14 LINE風の会話 #図解のつくりかた

会話形式でみせる方法があります。読み手に「自分ごと」として考えてもらいたいときに有効です。

会話形式の図解をつくるコツを2つ紹介します。

コツ① 読み手の立場を「右側」に

LINE風の会話のデザインで見せたいときは、読み手の立場にくる人を、右側に置きます。

LINEなどのメッセージ機能では、相手のメッセージは左側に、自身のメッセージは右側に表示されるためです。

たとえば、このように表示すると、読み手は、質問者(ねこさん)の立場で読むことになります。

スライド6


ところが、逆になってしまうと、

スライド7

「教わる側」の読み手としては、ちょっと違和感があります。自分ごととして読みづらいです。

先に発話するほうを左側に置きがちですが、左右の位置は立場で決めるほうがよいと思います。

コツ② 会話文の文体もそれらしく

ふつうのLINEで書くような文体に近づけるほうが会話の雰囲気がでます。会話文の文末の「。」もなくてよいです。

編集者は職業柄、つい文体や文末の「。」の統一ができていないとそろえたくなるのが癖ですが、ここは思いきって無視します。


おわりに

図をつくるときは、一般的に使われているルールに従うことが大切です。
会話形式の見せ方で、「左右を逆にしたら読みやすいのになー」と思うケースをよくみかけるので、紹介してみました。

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