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10 図解・まんが・動画:いろんな表現を使ってみよう #図解のつくりかた

視覚表現には、「図解」のほかに、「まんが」「動画」「写真・イラスト」などもあります。

たとえば、新型コロナウイルスの「デマ・便乗商品への注意喚起」をテーマにしたメッセージスライドを、「図解」と「まんが」の2パターンの視覚表現でつくってみます。

図解バージョン

スライド14

まんがバージョン

スライド15

図解バージョンには、たくさんの情報量を入れられます。しかも一覧性があるので、パッと情報がつかめます。

まんがバージョンは、ストーリー仕立てなので、内容に関心をもってもらう「導入」によいと思います。順に読まなければならず、何の話かわかるのに時間がかかります。情報量は多くありません。

このように、視覚表現の種類を変えることで、同じメッセージを何通りにも伝えることができます。メッセージを届けたいときは、相手に伝わりやすいのはどの表現かをそのつど考え、いろんな視覚表現を試すとよいと思います。


さまざまな視覚表現の特徴

さまざまな視覚表現の特徴を整理します。

図解
・シンプルな「絵+文字」で構成される
・説明に向く

まんが
ストーリーで伝えるので、関心をひきやすい
・最後まで見ないと何がいいたいかわからない(一覧性はない
・短いものは、導入に適する
・長いと読むのに時間がかかるので、説明のための視覚表現には逆効果

動画
・最後まで見ないと何がいいたいかわからない(一覧性はない
一連の流れ(手順など)や技術(手技など)の説明に適する。音声を入れられる。人がメッセージを届けることができる

絵・イラスト・写真
・人によって、解釈や見どころが違う
・イメージをふくらませる/感情に訴える/考えさせる ために使う
・絵本、挿絵、イメージイラスト、イメージ写真など
安易に添えるイメージカットには気をつけたい。イメージカットの印象が強すぎると、「この絵はなんだろう?」と意識がそれて、本来のメッセージがなんだったかわからなくなり逆効果なことがある

(イメージカットの例)

新型コロナウイルスのデマは信じない・広めない

画像3

こういうイメージカットなら、入れなくても別によさそうに思います。

おわりに

「図解」とほかの視覚表現の特徴について整理しました。それぞれの視覚表現のもつ効果を考えて、誰に・何を伝えたいかによって使い分けていきたいです。


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