学生10年に一区切り
あと数ヶ月で学生ブランドを剥奪される。
学生とは不思議で、良い意味でも悪い意味でも
無責任になれる。
中学の頃はなかなか苦労をしたけれど、
あの苦労が今の私を作っている。
(この話はまた今度)
高校の頃は青春が詰まっていて、
決して少女マンガのような恋やなんやが
できたわけではないけれど、
私はあの日々を考えるとあまりに眩しくて
今でもそれを懐かしんでしくしく泣くことがある。
大学は学生ブランドの頂点。
年齢的にはしっかり成人だし、それなりに
責任も任されるけれど、
「学生」という肩書きに守られて
沢山挑戦できるし沢山失敗できる。
このブランドを手放したくない。
学びたいことがある。
離れたくない友人がいる。
やっと馴染んできた環境。
校舎、人、電車、空気、時間
いつの間に、こんなに愛着がわいたのか。
社会人になるのは、
少しの楽しみと大きな不安で溢れている。
まだ振り返って惜しんでしまうけれど、
私は学生とさよならをする。
10年に一区切り、人生の終始点。
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