Whang Od 刺青師

毎日英語に接する事を
目的にオンライン英会話を
始めて4年ぐらいになる。
始めた頃と比べて上達していない
のがダメな所だが、ある時、
会話中にフィリピンにも
先住民族はいるの?と聞いてみた。
というのも海外の民族を撮り始め
ていた時期で、フィリピンにも
伝統的な衣装を身に纏う先住民族が
いるなら撮りと思ったからである。
その時、授業を担当していた方が
民族の話をしてくれたけど
補足として、彼女の情報を
教えてくれた。
それが、昔ながらのやり方で
行う刺青師(彫り師)のWhang Od氏であった。
既にフィリピンでも有名で
彼女に彫ってもらいたいと国内外
から駆けつけているという。
ネットで詳細を調べたら、既にインパクト
のあるポートレート写真が載っていた。
それがこれ:

独特な記号が彼女の皮膚に刻まれては
いるが、笑顔がステキな女性だなっと
この写真を観て感じた。
しかも、現在102歳でありながら現役である。 だからこそ、現役で元気なうちに
会いに行こうと思い今回の旅のメインに
掲げた。

しかし、遠い!! 彼女が住むBuscalan(Kalinga)は
バナウエから片道4時間さらに
片道45分程のトレッキングをしなければならない。
汗だくになりながら、ガイドと共に
階段を登り彼女の住む家へと足を運んだ。
当日は、フランス人映画監督率いる
ドキュメンタリー映画クルーが
滞在しており、彼女へのインタビューや
撮影を行なっていた。
僕が到着した時には、カメラのセッティングや街の雰囲気を撮影していた。
ガイドの後ろについて、朝食中の彼女がいる彼女の家の中へ入らせてもらい
ガイドが一言二言を彼女へ伝え
食事を終えると僕がいる方へ挨拶しに
来てくれた。
朝食直後、さらに仕事前とあって
忙しい中、僕の撮影のため
目の前にあったソファに座って
頂いて撮影を行った。
しかーし、緊張と早く済ませないと
いけないという思いからか
焦って焦って、ISOを調節しない
ポカをしてしまい全く出来の良くない
出来上がりとなってしまった。
ホント何事も準備が大事を学ぶ。

彼女の彫っている作業を見学させてもらった。 彼女に彫ってもらうために
毎日100人以上の人が国内外から
きており、最近ではフィリピン人が
多くきているという。
しかし、高齢もあるためある一定部分
だけ彫り進めたら、彼女の弟子が
最終的に完成させるスタイルを取って
おり完全分業制である。
そのため、時間も非常にかかり
滞在を余儀なくさせる。

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