判断

ふと、とあるユーチューバーの動画を
みて勉強になったなあと思ったのが

1)甲子園へ行くという価値観の球児、
学校、地域、父兄の大きさ。
2)選手の怪我防止の観点から
特に投手の投球制限。
3)甲子園へ向けての大会日程のハードさ

この3点が入り組んで高校野球というものが存在しており甲子園という大きな価値観が日本の野球文化を育んでくたのは
言うまでもない。

しかし、新しい理論やアメリカの投球制限という情報が入り日本野球界にも様々な影響を及ぼしているのも事実。
そのひとつが、新潟県の大船渡高校の
エース佐々木投手を甲子園出場が
目の前まで来ている新潟県地方予選決勝で全く投げさせなかった監督の判断に
賛否両論。
試合結果は、エースが投げない事が影響したか残念ながら敗退してしまった。

佐々木投手はプロ注目の選手であり
将来の可能性を連投により怪我(潰して)
しまう可能性を考慮し判断した監督。

しかし、今まで甲子園という場所を
目指して努力して地域や球児の父兄も
応援してきた方からすると容易に納得
出来る判断ではなかったことは容易に
つく。
監督が一選手の将来性を危惧し
投げさせない判断は非常に英断のように
映るが残りの選手の人生にだって大きく
影響してくるはず。
それほど肥大化した球児の甲子園という
価値観を落とすことは難しい。

では、この判断に至る選手を守るという
点で日程そのものに手を付けていく切り口はどうなのだろう?
控え投手がいないようなチームもあるため最低2日もしくは3日空けることを予選から決勝まで課すことにすると、どれぐらい前から予選を行わないといけないのだろうか?
もしかしたらゴールデンウィーク明けからスタートという形になって行くのでは?
デメリットは運営上球場を抑えて
いくのが難点になってくる可能性も
あるかな?また、夏の大会の予選とは言え
負けてしまえば5月で終わってしまう。

冒頭で述べた3点のうち優先するべき点を選択していかないといけなくなってきた
その点では、時代が2)の選手を守るという流れに向いているのは正直な事である。
そのため、今後高野連がどのような判断を下すのか注目したい。
さらに言えば、Jリーグのように、学校、リトル、シニア、高校と一貫した協議ルール、運営ルールのもと野球が発展していってくれたら良いと個人的に思っている。

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