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結局新型コロナウイルスはどこから来たのか(3月31日こびナビClubhouseまとめ)

木下喬弘
日本の皆さん、おはようございます。
「こびナビ」クラウドファンディングは本日最終日です。
現在までに1100名を超える方から、なんと2000万円超のご支援をいただいております。本当にありがとうございます。我々も、長年連絡していなかった旧友から支援や連絡をもらうなど、皆様に活動の輪を広げていただき拡散していただいたお陰で、遠くまで声が届いているということを実感しております。重ねまして本当にありがとうございます。
【最終的に1999人の方にご支援いただき、総額30,325,000円となりました。有効に使わせていただけるよう、スタッフ一同気を引き締めて頑張って参ります。】

【手を洗う救急医Taka🔥の料理バラエティー!?】

昨日の Clubhouse のスタートがグダグダだったことを反省し、何故こうなったかを考えてみました。何を作ったかを覚えていなかったことが反省点だなと思いまして、昨夜は(記憶のためにも?)時間をかけて料理をしてみました。

作った料理はシェフのファビオさんの「ナスのパルミジャーナ」です。僕がブレンダーをかき回してⅠ度熱傷を負ったり、リュウジのバズレシピのほうが美味しかったりと、皆さんにネガティブな印象を植え付けてしまった彼のレシピに、再度トライしてみました。どんな料理かというと、ラザニアの麺の代わりに揚げナスを使うというものです。

皆さんはアメリカのナスは日本のものとは違うということをご存知ですか?安川先生や池田先生はお分かりだと思うんですが、どこか違うんですよね。

安川康介
大きくてスカスカな感じですよね。

木下喬弘
そうそう、そしてアメリカのナスは調理が難しくてなかなか美味しくならないんです。が、僕が住んでいるボストンという都会には最近日本食スーパーができて、チャイニーズエッグプラントという日本のナスに似たものが手に入るようになりまして、日本のナス料理に近いものを作れるようになったんですね。昨夜はそのナスで作ったところ、これがけっこう美味しかったんです。

僕はこの Clubhouse でファビオさんをディスってしまい申し訳ないなと思ってまして、ぜひ皆さんに見ていただいて、ナスのパルミジャーナを作っていただければなと思います。

ファビオのまかない飯 ナスのパルミジャーナ
https://youtu.be/4H89D0juF8o

今日は50点くらいでしょうか、昨日よりはまし🔥みたいな(笑)

【本日のニュース1】

木下喬弘
本日最初のニュースは、CNN が報じ、Yahooニュースでも取り上げられたタイムリーなものです。

As Covid-19 numbers rise, the CDC chief says she's scared about where US is headed. But it's not too late to change country's course
Covid-19感染者が増加している状況で、CDC所長が米国の今後を恐れていると発言/そうはいっても国の今後を変えるならまだ遅くはない

https://edition.cnn.com/2021/03/30/health/us-coronavirus-tuesday/index.html

日本の皆さんは、アメリカで再び COVID-19 の感染が拡大していることをご存知でしょうか。昨年末の最も酷い時期には1日あたりの感染者数が30万人を超えていましたが、最近は5万人程度まで減っていたところです。これがいま増加傾向にあります。

CDC(Centers for Disease Control and Prevention、アメリカ疾病予防管理センター)のロシェル・ワレンスキー所長は、先週の感染者数が1日平均65,700人と、最も少なかった時期と比べて22%も増加していることに危機感を示しました。この状況に関して「"scared" 恐怖」、「"impending doom" 切迫した運命」と表現しています。

シンプルに言うなら、新型コロナウイルスワクチンの接種率は上昇していますが、より伝播性の強い(いわゆるイギリス型)変異ウイルス B.1.1.7 が拡がっているにもかかわらず、まだ多くの人が脆弱すなわちワクチンによって守られていない状況であるということです。

このニュースでは、ワクチンは人々の腕に届くまで、つまり接種するまで効果があるわけではないので、ワクチン接種がまだ完了していない状況で感染症対策を緩めた州があることは問題であるというニュアンスで報じています。

バイデン大統領も昨日3月30日、いま対策を緩めたら COVID-19 の状況はさらに悪くなりかねないため、ワクチンが普及しているわけではない現状ではソーシャルディスタンスをとりマスクを着用するよう訴えかけ、(そして我々は)最後まで戦うと宣言しています。

こういった状況がバイデン政権にプレッシャーをかけていることは間違いありません。
バイデン大統領はもともと、5月1日以降に、ファイザー社製ワクチンは16歳以上、モデルナ社製ワクチンは18歳以上の接種対象者が接種登録できるようにすると言っていましたが、それを早めて4月半ばまでに、アメリカの全成人の9割が少なくとも1回目の接種を終えられるようにするということです。

いよいよ僕にもワクチン接種の順番がまわってくるということで、その点は嬉しく感じています。

まとめますと、CDC所長がアメリカの感染拡大に対して危機感を表明し、それに呼応してバイデン政権がワクチンの普及を急いでいるということで、アメリカの多くのニュースサイトで話題になっています。

このようなアメリカの状況について、アメリカで臨床に携わっている先生方、いかがでしょうか。

安川康介
僕の病院では、感染者は明らかに減っています。重要なことは、ワクチンは沢山ある感染対策のうちの1つであって、それだけを実施していればよいということではなく、距離、マスク、三密回避などの予防策を継続しつつ、並行してワクチン接種を進めていかなければならないということです。

木下喬弘
コメントがシンプルで話が続かなさそうですが…(笑)

この点は結論が出ています。集団免疫を達成することが本当に可能かどうかという議論もありますが、そもそも接種率が集団免疫を獲得する水準まで到達していない段階で感染対策を緩めるのはありえないことです。マスク着用の義務の解除は、例えば1日100人以下のレベルぐらいになってから検討することであり、感染者数が5万人6万人という現状で、テキサス州などの、いわゆるヤヴァイ州が対策を緩めるのは問題だということです。

テキサスの方、聞こえますかー?

池田早希
はい、テキサス州、ヤヴァイ州に住んでいる池田早希と申します。
私の勤務するテキサス小児病院のあるヒューストンでは、市長がマスクをしましょうと呼びかけており、良識のある人はマスクをつけています。そして入院患者、移植患者、免疫抑制剤を投与しているなどのハイリスクな方にはワクチンが行き渡ってきており、入院されたり重症化する患者さんは減っています。この点ではワクチンの効果を実感しています。またテキサス州ではワクチン接種が進み、ワクチンの数も確保されており、今週の月曜日(3月29日)からワクチン接種対象が16歳以上に拡がりました。

木下喬弘
おお、すごいですね。

池田早希
そして私の勤務するテキサス小児病院では、職員の家族、友人など1人まで、うちの病院で接種してよいですよ、ということになっています。

木下喬弘
医療従事者の家族は少しだけ優先ということでしょうか。

池田早希
そうですね。
ワクチン接種を実施している大手薬局やスタジアム接種会場もありますが、すぐに予約で埋まってしまいます。このような試みを考えると、確かに医療従事者の家族は少し優遇されていることになりますね。

木下喬弘
アメリカは1つの国という感じがないですよね。
例えば僕は完全な blue state つまり民主党が強いマサチューセッツ州に住んでいるので、道を歩いていてマスクを着用してない人を見たことがありません。着用率100%です。マスクをしていないとグローサリー(スーパー)に入れませんし、バスの中にマスクをしていない人はいません。FedEx の受付で英語を聞き取ってもらえない時にマスクを少し上げようとすると「NO!」と怒られてしまうような空気です。マスクを外す運動をしているような州とは雰囲気が全く違いますね。

おそらくテキサス州の中でも場所によって違うんだと思います。ヒューストンは市長が比較的しっかりしていてマスク着用を呼びかけており、ワクチンの効果もあって感染者が減っているということですね。

全米の中で最も問題なのはミシガン州だと思います。明らかに感染者が上向きに増加していて、今後加速的に増えていきそうなグラフになっています。ここは大統領選で揉めていた州ですが、このように対策を緩める州が増えていることもあって、感染者数はアメリカ全体で(最も少ない時期と比較して)22%増加しています。

アメリカの感染状況について、他にコメントのある先生いらっしゃいますか。

池田早希
テキサス州に関して補足しますと、確かにヤヴァイことはヤヴァイんですが、州知事はマスクを義務化せず個人に任せるという方針で、マスクを外すように推奨しているわけではないんです。

木下喬弘
ありがとうございます。
ある意味で、制限や義務化のない日本と同じ(自主的な判断を求める)ということでしょうか。

池田早希
そうですね。

木下喬弘
まとめますと、他の州ではまだ義務化されている中で、いくつかの共和党支持層の多い州などで先んじて義務化が解除されたということが、いまアメリカでは一番の話題となっているようです。

【本日のニュース2】

CDC前所長、新型コロナウイルスの起源は中国の研究所と主張
https://www.cnn.co.jp/usa/35168459.html

WHO中国調査団、動物からの感染有力 新型コロナ起源―研究所流出には否定的
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021033100018&g=int

本日3月31日にテドロス事務局長のツイッターで連続ツイートされ、WHO(World Health Organization、世界保健機関)にリツイートされていた「新型コロナウイルスの起源はどこか」という話題を取り上げます。

新型コロナウイルスはどこから来たのかについて、CDC前所長と WHO との間で揉めています。これは若干陰謀論めいた話であり、この医療ニュース解説に適するかどうかはわからないのですが、陰謀論には踏み込まずに CDC前所長と WHO のやりとりを見ていきます。

4日前に、CDC前所長のロバート・レッドフィールド氏が微妙な発言をしたというニュースがありました。3月28日の CNN のインタビューで「新型コロナウイルス感染症の流行の起源は中国の研究所である」と主張したということです。証拠は示していません。

いわく、2019年9ー10月のある時点で武漢で感染が始まった(ここは多くの専門家の見解と一致していますが)新型コロナウイルスは中国の研究所で発生し、意図的かどうかはさておき、そこから流出したという見方を示したとのことです。

それに対し本日3月31日、WHO は新型コロナウイルスの起源を調べるために中国に派遣した調査団の報告書を公表しました。それによると「中国の研究所からの流出の可能性は極めて低い」とのことで、レッドフィールド氏の主張をほぼ否定しました。

具体的には、現在4つある起源仮説の中で最も可能性が高いのは、もともと感染源になっていた動物から別の動物(中間宿主)に感染し人間に感染した説であり、次に可能性が高いのは、感染源の動物から直接人間に感染した説だということです。

そして中国が示唆していた冷凍食品を感染源とするという説は3番目に可能性があるとし、アメリカが主張した中国の研究所からの流出に関しては、研究所は非常に高い安全基準であったと認め、極めて可能性が低いと結論づけています。

CDC「前所長」レッドフィールド氏はインタビューの中で、自身は既に公的機関の立場ではないので自由に発言する権利があると主張しているため、CDC の公式見解ではありませんが、アメリカと WHO のやりとりとして様々なところでニュースとして取り上げられています。

この件について、コメントのある先生方いらっしゃいますか。

安川康介
この新型コロナウイルスの起源というのは興味深く、知りたいトピックの1つです。
誰かが作ったのではないか、バイオテロではないか、という「可能性を考える」こと自体は重要ではあると思います。

僕がアメリカの感染症の専門医を勉強した時に、バイオテロのセクションがありました。アメリカでは、例えば炭疽菌をまいた人がいた場合などに、感染症医としてどう対応すればよいかを、さわり程度に勉強します。根絶されたウイルスが再び使われるのではないか、ブルセラ菌が使われるのではないかなど、人がまいた可能性を考えることも必要だということです。

ただ、皆さんに知っていただきたいのは、もともと新型コロナウイルスに似たウイルスは自然界に存在するということです。例えば一部のコウモリは96%くらい新型コロナウイルスに似たウイルスを持っています。

新型コロナウイルスやワクチンの発信をしていると「これはビル・ゲイツが仕組んだパンデミックなんだ」と仰る方もいるんですが…(笑)特別に作らなくても、自然界にはとても似たウイルスが存在することを知っておいたほうがよいですね。

そしてビル・ゲイツは興味深いイベントも開催しています。例えば2019年10月18日に、ジョンズ・ホプキンス大学、世界経済フォーラム、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の共催で「イベント201」というパンデミックの研究会を行っています。

参考:
Event 201 Pandemic Exercise 
https://www.centerforhealthsecurity.org/event201/

ここでは次のパンデミックが起きたときにどう対処すればよいかを演習しているんですが、そのシナリオが新型コロナウイルスによく似ているんです。

<想定シナリオ>
SARS、MERS によく似たコロナウイルス登場
コウモリから発生し豚に感染、そこから人に感染
南アメリカの養豚場からアウトブレイク、世界中に感染拡大

基本再生産数R0 1.74
潜伏期間 5-7日
致死率 7%(ここは新型コロナウイルスより遥かに高い)
死者 18ヶ月間で6500万人(新型コロナウイルスは現在までのところ280万人前後)

そしてそれほど効果のある抗ウイルス薬は実用化されず、ワクチンが登場するのです。

ウイルスについてよく知っている人は、いずれ今回のパンデミックのようなことが起こるだろうということは予測できるわけです。そして(あまりこういうことを言いたくはないのですが)このパンデミックが終わっても、いつかまた別のウイルスのパンデミックが起こる可能性があるということです。

動物から人へ感染するというルートは重要です。例えば HIV は、もともとはチンパンジーが持っていた HIV と似たウイルスが人間に感染したといわれています。繰り返しになりますが、研究所で作らなくても自然界には似たウイルスがいるということですね。

木下喬弘
ありがとうございます。
いろいろな論点がありました。ビル・ゲイツは数年前の TED Talks でも、今回の新型コロナウイルス感染症そのもの!とも言える話をしています。

参考:
TED Talks 2015
もし次の疫病大流行が来たら?私たちの準備はまだ出来ていない
(英語動画、日本語字幕付)
https://www.ted.com/talks/bill_gates_the_next_outbreak_we_re_not_ready?utm_campaign=tedspread&utm_medium=referral&utm_source=tedcomshare

こういうことも影響して「ビル・ゲイツが仕組んだ」と言い出す人がいるのでしょうが(笑)、そう思う人がいてもおかしくないほど彼は当てているということです。ちなみに彼はマラリア支援にも巨額の投資をしていますので、感染症に興味があるんだと思います。

安川康介
似たようなシナリオの映画もあります。
2011年の「コンテイジョン」という作品で、コウモリから豚、豚から人に感染するパンデミックを描いており、COVID-19 が流行してから売れているとのことです。

木下喬弘
ありがとうございます。
それではここで、人と動物のコロナウイルスについての話をしたいのですが。

ドラえもん、ドラえもん聞いてますか~🔥

峰宗太郎
聞いていますよ~👶

木下喬弘
安川康介先生がコウモリは、新型コロナに遺伝子的に96%も似ているコロナウイルスを持っていると仰っていました。人に感染するコロナウイルスは確か7種類ですよね?

峰宗太郎
そうですね。
今回のものを含めて知られているのは7種類ですね。

木下喬弘
コウモリは別のコロナウイルスもいっぱい持っているんでしょうか。

峰宗太郎
いーっぱい持っていますね。
コロナウイルスがどのようなファミリー(系統関係)になっているかを考えてみます。

図1

Fig.1 コロナウイルスのファミリー(©こびナビ)

全体としてコロナウイルスがあり、その中のオルソコロナウイルス亜科(オルソは正しいという意味)として61種のウイルスが知られています。

それがさらにいくつかに分かれて、アルファコロナウイルス属、ベータコロナウイルス属
……といったように、似ているもの同士を集めて家族のように扱っているわけですね。

人に感染するのは主にベータコロナウイルスの仲間で、特によく知られているのが HKU1 や OC43 という名前のついている風邪のウイルスですね。これは4種類あります。

それから、2002年の 重症急性呼吸器症候群 SARS(SARS-CoV)、2012年くらいから流行している中東呼吸器症候群 MERS(MERS-CoV)もベータコロナウイルスの仲間です。

安川先生が仰っていた SARS-CoV-2 に似ているのは RaTG13 というコウモリのコロナウイルスです。

木下喬弘
SARS-CoV-2 と RaTG13 が 96%似ていると。

峰宗太郎
そうです、すごく似ているんです。

ウイルスの分類は、どこを比較するかにもよります。3万文字ある遺伝情報を全て比較して分けているわけではなく、ORF(Open Reading Frame)という部分である ORF1ab というある一部だけの配列を比較して、似ている部分を見ています。

例えばスパイクタンパク質だけを見ると違う分類になったりしますが、コロナウイルスのメインのパートはどこかと考えて、ORF1ab という部分を比較して61個のコロナウイルスを分けると、ファミリーを形成していることが明確になるんですね。

これらのコロナウイルスがどういう動物に感染しているかというと、断トツで多いのがコウモリなんです。

参考:
Bat-borne virus diversity, spillover and emergence
コウモリ媒介ウイルスの多様性、波及効果および出現
https://www.nature.com/articles/s41579-020-0394-z

なぜ多いのかというと、コウモリは非常に独特で、自然免疫が強いのですが獲得免疫はほとんど発達しておらず、体温は高めで、しかしウイルスが病毒性を発揮しないなどという、うまい仕組みができているからなんです。つまりコウモリはウイルスのインキュベーター(培養器)のようになっているんですね。

木下喬弘
めっちゃ悪い奴ですね。

峰宗太郎
めっっちゃ悪いですね。
人間にとっては非常に都合が悪いんですが、しかしコウモリは健康でピンピンしているわけです。エボラウイルスもコウモリにけっこういるのではないかと言われています。コロナウイルスの仲間についても、ベータコロナウイルスについても、多くはコウモリから見つかっているんですね。

木下喬弘
ちょっと待ってくださいね。
エボラウイルスもコロナ……?

峰宗太郎
エボラウイルスはコロナとは全く別の、フィロウイルスの仲間です。そういったものも含めて、コウモリは本当に多くの(種類の)ウイルスを体の中で培養しているんですね。これはけっこう怖いことで、コウモリには肉食からフルーツバットと言われる草食のものまでいますが、どのコウモリもかなりの量のウイルスを持っていることがわかっています。よく腸内環境と言いますよね。あれはバクテリア、細菌がどのようなパターンでいるかを見ているわけです。同じように、コウモリのヴィロローム(virolome)と言うんですけれども、これはウイルスがどのような形で、「塊で」いるかという考え方をしているわけです。コウモリがどのような種類のウイルスを持っているかということも、特にウイルス学者でも獣医出身の方や人畜共通感染症の研究者が詳しいわけですが、非常に奥が深い領域です。

話がそれましたけれども、コロナウイルスは分類上いくつかのグループにわけられ、その多くはコウモリが持っているという事実が1つ、それからセンザンコウ、ハリネズミ、ウサギ、ラット、マウス、ブタなど多くの動物もコロナウイルスを持っていることが2つ目に挙げられます。
今回のコロナウイルスが厳密にどの動物種からやって来たかはわからないんですが、最も似ているのはコウモリ、そしてセンザンコウにも似ているウイルスがあり、そのあたりの動物から来たと考えるのが妥当ではないかと言われているんですね。

木下喬弘
なるほど。
基本的には、動物から来たという WHO の主張が正しそうだということですか。

峰宗太郎
蓋然性としては非常にいい線をいっているというか、まあそうなんだろうなと考えられていますね。

木下喬弘
わかりました、ありがとうございます。
このあたり、熟成させていくといろいろと面白い話が聞けそうなんですが、1日でこなすのは勿体ないですし時間も押していますので、今日はこのあたりで締めさせていただきます。

まとめますと、新型コロナウイルス SARS-CoV-2 がどこから来たのかに関して WHO やアメリカがやりあっているという状況であり、世界的なニュースとして流れているということです。

最後に、クラウドファンディングについて、こびナビ代表の吉村からご挨拶させていただきます。

吉村健佑
皆様おはようございます、こびナビ代表の吉村です。
3月3日よりクラウドファンディングを開始し本日最終日です。日本時間23時まで、残り14時間となります。現在までに1400名ほどという大変多くの方にご支援いただきました。
本当にありがとうございます。いただきました支援は決して無駄にすることなく活動を遂行したいと思っております。

木下喬弘
ありがとうございます。
改めまして、クラウドファンディングにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。いただいたご支援は有効活用し、新型コロナウイルスワクチンに関する正確な情報発信をさせていただきたいと思います。

では、本日はこのあたりで終わらせていただきます。
ご登壇いただきました先生方、ありがとうございました。

それでは日本の皆さん、よい1日をお過ごしください。

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