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雑誌について

「男の人はあまり雑誌を買わないの?」と聞かれたことがあったような、なかったような。僕はほとんど買いません。今までに一番買ったのは、少年ジャンプ。漫画雑誌を雑誌と呼ぶなら、ということだけど。少年ジャンプを読む前はコミックボンボンを買っていた。講談社のコロコロ派と集英社のボンボン派がいた。僕がボンボン派だったのは、ミニ四駆よりもガンダムのプラモデルが好きだったからというだけ(ガンプラの連載漫画があった)。

やがてコミックボンボンを卒業して少年ジャンプを買うようになり、少年マガジンも買うようになった。確か中学3年生まで買い続けていたと思う。中学生の頃はときどきヤングマガジンも買っていたが、雑誌よりコミックス単位で買うことのほうが多かった。カイジとか、ストッパー毒島とか。他に、小学校から中学にかけては、プレイステーションの雑誌も買っていた。毎月買っていた時期もあったが、ずっと続いたわけではない。高校に入ってからはパソコンの雑誌を買うことが一番多かった気がする。

「男の人はあまり雑誌を買わないの?」と聞かれたときの雑誌とは、そんなマンガやゲームの雑誌のことではないだろう。だいたいファッション誌のことを指すはずだ。ファッション誌を一番買ったのは、やはり中学生の頃だった。クールトランス、スマート、ゲットオン、そのあたりが多かった。定期的に買っていたわけではないが、僕らが中学生の頃はスニーカーブームで、ヴィンテージジーンズブームでもあったから、特集が組まれると買っていた。当のスニーカーはそんなにいいのを買わなかったんですけどね。エアマックスなんて買うお金はなかった。金持ちのタマダくんが買ったポンプフューリーを眺めていた。

高校に入って、雑誌を買うことはあまりなくなった。パソコンの雑誌はときどき買っていたんだけど、やはりインターネットをやるようになったことが大きい。情報は雑誌を買わずとも手に入るようになった。携帯を持ったことも大きかった。iモードが始まり、どこでも情報は得られる。あと、携帯代の支払いに追われて雑誌を買うどころではなかった。僕の家は高校から小遣いがなくなったため、バイトをして携帯代と日々の交遊費を稼いでいた。ファッション誌は…まず服自体を全然買っていなかった。私服の高校だったんだけど、高校のときほど服装に無頓着だった時期はなかったんじゃないかな。なにせ手持ちのお金がなかったから。

大学生の頃には彼女がいたりして、服も高校の頃よりは買っていた。ファッション誌も極稀には買っていた。メンズノンノとか。バイクに乗っていたから、バイク雑誌を買っていた時期もあった。こう振り返ってみると、意外と買ってるもんだ。でも毎月必ず買う、というようなことはなかった。

最近、というより大人になってから一番買ったのは、旅行雑誌のトランジット。一時期は出るたびに購入しており、本棚にバックナンバーが並んでいた。それらは30歳でワーキングホリデーに出る前に、全部売り払った。その後も新しいのが出ると、ときどき購入している。今も割と新しいのが一冊だけある。前身となったニュートラルも、バックナンバーが2冊だけある。

トランジットは「オシャレ旅行雑誌」などと揶揄されるが、僕は旅行のガイドブックとして買っていた。チェコへ行くときは、載っていた場所を訪れた。アメリカ西海岸も大変参考になった。もちろん、行ってない国の号も持っていたが。今手元にある号は「美しき古代文明への旅」。今すぐ実用的ではない。本とかの店の立ち読みコーナーに置いています。

ブルータス、ペン、ポパイといった雑誌は、会社員の頃にときどき購入していた。あーいう雑誌のことを何ていうのだろう?Wikipediaによると、ライフスタイル誌。旅行や本、写真、映画の特集号はたまに買っていた。

雑誌を作っている人には悪いけど、ちゃんと読んだことがない。いつもパラパラめくるだけ。でもどこかのカフェや待合室なんかで、最新号が置いてあるとついページをめくってしまう。重宝する。ネタが定期的に巡回しているため、バックナンバーを読んでも楽しいかもしれない。そんなバックナンバーでよければ、本とかの店にも少し置いています。ペンの写真特集号は全部売れてしまった。


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