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【音楽×本 鑑賞録】"366日の西洋音楽"1月5日~ヨハネス・ブラームス『交響曲』第1番

本日から音楽観を鍛えるに、もってこいの本も読んでいきましょう。

いますぐ聴きたくなる! 1日1ページでわかるクラシック音楽の魅力

1週間で7テーマ! 1年で「クラシック音楽」の虜になる!
本書には、いまでも多くの人に愛好されているクラシック音楽の名曲の数々を、より深く楽しむための知識や情報を盛り込みました。366の名曲を、「音楽史」「主題」「ジャンル」「逸話」「作曲・演奏」「周辺」「謎」といった7つの共通テーマで考察・解析・推理・解説します。

1月5日 本日のテーマは、作曲・演奏 歴代の作曲家たちが編み出し、発展していった作曲や演奏の技法やテクニック。
ヨハネス・ブラームス / 『交響曲』第1番

の鑑賞録です。

動画は1992年小澤征爾さんの天覧公演の演奏ですが、45分間の熱演に感動しました。

今日の学びです。

・1876年発表のブラームス代表曲
・22歳で作曲を思い立ち、21年後の43歳で完成
・シューマン、才能を絶賛。からのプレッシャー
・指揮者ビューロー「ベートーヴェンの第10交響曲や!」

聴いた印象としては、
たしかにベートーヴェンをモチーフにしたであろう要素をいくつか発見できました。
とはいえ、あまりベートーヴェンっぽい印象はない壮大で錬成された交響曲という感想です。
4部構成ということで、展開も様々ながら優雅な気分にさせてくれます。とはいえ、流麗ななかで研ぎ澄まされた演者の力量が凄い、すごすぎる!と思わせる変拍子と突拍子もない旋律の嵐!
そして、42:00あたりからの、大団円的、ファンファーレな展開は演奏者の達成感がひしひしと感じられるし、聴いている方もその熱波がぐっとくる。
1人の作曲家の、1つの楽曲を演じ、それを聴くために、大勢が集まって途轍もないエネルギーが昇華している。まさしく人間賛歌という様相でした。

また、人びとがこうして集えるときを夢想した、素晴らしい音楽です。これは生で観たらブラボー!って言っちゃうな。

これからもこの本を参考にしながら、音楽観を鍛え、順次鑑賞録をアップロードしていきますので、またご覧頂ければ幸いです。
YouTube Musicですが、プレイリストも日々更新していきます。ぜひご一聴ください。

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