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【音日誌】ハレの音、ケの音

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日常での音楽、音響関係の作品の制作や、作品、イベントなどでの演奏の告知など記事をまとめたマガジンです。 郷土芸能系はこちらにまとめています 【郷土芸能日誌】おらほう・あんだほう… もっと読む
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記事一覧

隅田川 森羅万象 墨に夢 - 天宇受売命再生乃図〜2つの絵馬のあいだで踊る〜「ライブあぶりパフォーマンス」【レポート】|2023.10.22

日時:2023年10月22日(日) 会場:牛嶋神社 神楽殿(東京都墨田区向島1丁目4−5) あぶりだし : 水川千春(美術作家) 音楽:四倉由公彦(音楽、サウンドアート、郷土芸能愛好家) 「隅田川 森羅万象 墨に夢(通称:すみゆめ)」というアートプロジェクトがあり、2023年は9月1日〜12月24日までの期間、様々なアートイベントや展示がありました。その中のイベントの一つ「百歳の瀬(ももとのせのせ) 天宇受売命再生乃図〜2つの絵馬のあいだで踊る〜」にて 2023年10月2

Interplay (2023)

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音の縁側(α-Stationエフエム京都) 【レポート】|2023年12月〜2024年1月

α-Stationエフエム京都のGood and New Kyotoの2023年12月〜2024年1月までの火曜日限定コーナー「音の縁側」の制作をさせてもらっていました。「音の縁側」の楽曲制作を振り返ってみようと思います。 音の縁側α-Station「Good and New Kyoto」火曜日限定コーナー 【「音の縁側」〜音でめぐる京都モダン建築と喫茶の空間〜】 2023年12月19日〜2024年1月23日 モダン建築(近代建築)と、喫茶の音空間をテーマにしたアンビエ

Boom! unite - Maia Hirasawa 制作に参加してリリース、東日本大震災からこれまで|2024.03.02

笛と太鼓で一緒に制作、演奏させてもらった2023年に日本で先行リリースされたMaia Hirasawaさんの新曲「Boom! unite」が3月2日にワールドリリースされました。 スウェーデン、日本の様々なアーティストが参加しているこの素晴らしい曲への参加に至るまでの自分の記憶と思いをまとめて書いてみました。 Boom!とマイアとの出会い この曲は2011年にリリースされ、九州新幹線の開通CMにも起用された「Boom!」のリメイク版。2011年3月11日の東日本大震災も

企画展 おがつの【匂い】【石】【祭り】(2021年〜2022年)と「おがつのね(音)」

2021年夏〜2022年春にかけて石巻市雄勝町を表す水産、石、芸能をそれぞれテーマに、過去と現在を展示し未来を住民視点から照らす内容の企画展がありました。2021年7月に主に漁業、水産、暮らしをテーマの「おがつの匂い」、2022年1月に雄勝石の硯やスレートの産業をテーマにした「おがつの石」、2月には雄勝法印神楽を中心に郷土芸能や神社の祭りをテーマにした「おがつの祭り」。 その企画展がきっかけで始まった映像、サウンドスケープとアンビエントの作品「おがつのね」を一つ一つ制作後記

おがつのね-石 石​眠​る​山 夏 - 波板- The mountain where sleeping stone are (Summer​-​Namiita)

MusicトラックはこちらのBandcampから視聴、ダウンロードできます。 制作後記: 企画展「おがつの匂い」に続く展示「おがつの石」の会場でも、石をテーマにした「おがつのね」続投することになり、石と若い工人さんを追いかけて映像と音を拾いにいきました。その第一弾。 雄勝石の産地の一つの波板地区。夏は自然も元気で様々な生物が顔を出し賑やかな山の中。緑色が最も濃い時期。岩肌が出ているところに色々な緑が茂って、池のような大きな水たまりにはその緑色の景色が反射してどこまでも続い

3月2日に向けての獅子舞、創作和太鼓練習

3月2日に(土)に石巻市雄勝町の硯上の里おがつで行われるイベント「船が、ゆく」の 雄勝の民俗芸能の一つの獅子舞(獅子振り)を保存している胴ばやし獅子舞味噌作愛好連の演舞と、創作和太鼓の伊達の黒船太鼓の演奏がされます。2団体の合間に、両団体に入っている僕と、愛好連の会長の神山正行さんの2人演奏も入っているので、それぞれ気合入れて練習していました。 雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連 普段は2人獅子ですが、この時の練習時に獅子役不在だったので、1人で段取りなどの確認。今年くら

【出演告知】音の縁側 エクステンドトラック〜触発するサウンドスケープ|2024.03.15(FRI) at 京都 蔦屋書店 SHARE LOUNGE

日時: 2024年3月15日(金) 19:00〜21:00  ※18:30より受付開始 場所: 京都 蔦屋書店 SHARE LOUNGE  (京都市下京区四条通寺町東入二丁目御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]6階) 料金: ・¥2,200 フリードリンク(ソフトドリンクのみ)+スナック ・¥3,300 フリードリンク(アルコール含む)+スナック チケットはこちらで購入できます。 (分からないことあればコメントなどでご連絡ください!) 出演: 星憲一朗(涼音堂茶舗/

【出演告知】ファンファーレ・ロマンギャルド 春は名のみの東北ツアー2024|2024.03.12(TUE) at La Strada(石巻)

2012年から毎年この時期に東北をツアーしている広島のクラリネット奏者、瀬戸信行さん率いる純国産和製ジプシー系楽団「ファンファーレ・ロマンギャルド Fanfare Roma'n-Garde」 今年2024年も3月12日に石巻のライブハウスのLa Strada(ラ・ストラーダ)にやってきます。今年はいつになく小編成バージョン。 2016年の回から石巻で演奏する時、時には和太鼓と篠笛、時にはアンビエントセットでオープニングアクトをさせてもらっておりましたが、今年はいつものソロ演

Musics for Bamboos (2019)(竹であそぶ 2018年9月4日〜2019年1月14日)

Music for Bamboos(Apple Music/YouTube)01 Bamboo Forest 佐藤那美 Nami Sato 02 Rainai 佐藤那美 Nami Sato 03 Bamboo Picking(竹採集) 四倉由公彦 Yukihiko Yotsukura 04 Spending time with the Bamboos(竹であそぶ) 四倉由公彦 Yukihiko Yotsukura 制作後記:竹であそぶ 2018年9月4日〜2019年

おがつのね-匂い #11 波板 - 営み(海岸清掃、波板石採石)- #11 namiita - a daily work (beach cleaning, slate quarrying)

MusicトラックはこちらのBandcampから視聴、ダウンロードできます。 制作後記: 雄勝町内でさらに隠れた名所だと思う波板。文字通り限界集落になっている場所でもあります。2014年の復興応援隊の時に波板の住民さんたちと知り合い、どうにかして若い人達に来てもらえる場をつくらなければと色々と力を合わせて活動している方々の地域。 小さな海岸があり、そこで海岸清掃をし、集会場になっている交流館で一服し、その後雄勝石の波板石が採れるところへ硯、石工芸の若人を連れて石をとりに出か

おがつのね-匂い #09 雄勝の盆(2021年) - #09 obon of ogatsu(2021)

MusicトラックはこちらのBandcampから視聴、ダウンロードできます。 制作後記: このお盆の映像は、その場の音を使った作品というよりおがつのねシリーズの中でも記録性の高い作品に仕上がったかなと思います。 水難者への供養を行う8月のお盆。雄勝のお盆自体、初めて参加したのは2014年で、僕も雄勝の伊達の黒船太鼓で地域に関わるようになってから一年、復興応援隊で活動していて、その時に夏に大切にしている行事なので手伝いをさせてもらっていました。(復興応援隊は東日本大震災後に各

おがつのね #08 小島 - ウミノイキモノタチ ogatsu no ne #08 ojima - sea creatures

MusicトラックはこちらのBandcampから視聴、ダウンロードできます。 「おがつのね-匂い #02 小島 - ある漁師の日常」でもお世話になった小島の漁師さんの浜にいる様々な生き物にフォーカスした作品を作りました。 中村真菜美ちゃんから「◯日の◯時に小島に行って撮りにいけるけど大丈夫?」という、テーマとかの詳しい説明はなくロケ日の確認。おそらく現場で感じてくれということなんだろうと、返答して一緒に行く。いつも一緒に遊んでくれる石巻のモウリさんも合流してカナディアンカ

おがつのね-匂い #06 船越 - ウニ漁 潜り #06 funakoshi - diving for sea urchins

MusicトラックはこちらのBandcampから視聴、ダウンロードできます。 制作後記: 実は、自分が現場に行かないで、別の人が撮った映像をもらって編集して音をつけるという事自体が初めてでもあったので始めは少し緊張というか、色々と考えてしまって、少し手が止まっていました。きっとどのカットも重要に違いないと、切り捨てることができませんでした。 船越地区のウニ漁は潜水漁。僕は別件の用事と重なってしまい現場に殆ど行けず、こちらの撮影の大部分は中村真菜美ちゃんが撮影。地元の漁師達