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「過去にとらわれてエネルギーを消費してしまう」

いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。

SNS(Twitter)やブログで主に恋愛について思ったことを発信させて頂いてます。

本日はコトバー・サウダーデの第118夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)

なお、質問・トークテーマはコチラから随時受けつけています。


本日の質問はコチラ。

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あなたはまだその彼に対して未練があるのでしょうか?

昔付き合っていた彼が自分より幸せになるかどうかは、いまのあなたにとってはもはや関係ありません。他人が自分より幸せかどうかを比較することはこの世で最も不毛なことですから。

けれど人はどうしても周りと比べた相対的な幸せを求めてしまうものです。

あなたがその彼が幸せでショックを受けるということは、あなたがまだ彼に未練があるのか、もしくはもう好きという気持ちはないけれど彼があなたを選ばなかったことに納得できていないということですよね。

さて、僕は別にあなたがそういう気持ちを抱えしてしまうことをおかしいこととは思いません。

大人になれば何人かの異性とお付き合いすることもあるでしょうし、そのなかで優劣が生まれるのはある意味当たり前です。

「いま、自分の隣にいる人が自分の人生で出会った人のなかで最も最高!」と思える人はそう多くはないものです。僕だってそうで、昔に付き合って忘れられない女性は正直いますよ。

じゃあどうして後ろ向きな気持ちにならないのかというと、それはもう僕は僕が幸せであって欲しい、幸せでなくちゃイヤだと言い聞かせているからです。

人間どんなに恵まれていても、そのときの自分を認めてあげられなければ本当の意味で幸福にはなれません。

億万長者になっても、大好きな人と一緒にいても「もっと別の幸せがあったんじゃないか」と感じる余白というのは絶対にあるものです。

けれどいまの自分というのは過去の自分の選択を積み重ねて出来上がっていて、僕は自分が幸せでありたいからその選択は決して間違いではなかったと信じています。

昔付き合っていた恋人と別れたのも過去の自分の選択の積み重ねがそうさせているわけですから、僕はそのことについても少なくとも後悔はしていません。その人と一緒にならなかったことが自分の未来の幸福のためには必要だったと思うからです。

あなたの場合もその昔好きだった人と恋人だったのか、それとも想い人どまりだったのかはわからないけれど、その人とうまくいかなかったのはあなたが選択した積み重ねによって生まれたその時のあなた自身が原因なのです。

自分が良かれと思って積み重ねてきた自分がその大好きな人とうまくいかないという結果を生み出したわけですから、それはそうあるべくして破局したんですよね。

しかし、僕らは人間だから必要な選択をしたけれど後悔したり悲しんだりすることはあります。失った過去やうまくいかなかった過去を引きずることもまた当然のことなんですから。

きっとあなたの場合はまだその辺りの整理ができていないんじゃないかなと思うんです。昔好きだった彼が自分とは違う人と今とても幸せそうにしている事実。自分が新しい彼と将来を歩むことを決意しようとしている事実。果たして今の彼は昔好きだったあの人を超える幸せを感じさせてくれるのだろうかという不安。いろいろな感情がせめぎ合っているんじゃないかな、と。

相談内容を読ませていただく限りではあなたは今の彼にそんなに不満を持っているわけでもないようです。だから冷静に考えたら自分のこれからの幸せに悲観的になる必要なんてないし、ましてや昔好きだった人が幸せそうだった姿を見て思い悩むことなんてないのです。

きっとあなたはその彼よりもこれからもっと幸せになれるはずです。だってそれがあなた自身が信じて選択した結果なのですから。

過去を振り返ることはいつでもできます。まず今は目の前の彼と向き合ってもっと幸せになるための選択を積み重ねていくしかないのではないでしょうか。そうやってがむしゃらに進んでいくうちに、振り返ってみたら昔好きだった人を見ても「あぁ、昔好きだったなぁ」っていうちょっと甘酸っぱい思い出くらいに変わっているものだと思いますよ。

それでは本日もご来店まことにありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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