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(WS)ヴァイスシュヴァルツをもっと知ろう!~「集中」とは?~(使い方まとめ)

 こんにちは、カウンと申す者です。

 皆さん、ヴァイスシュヴァルツしてますか?
 え、「デッキは作ってみたし、ルールも何となくわかった。でも、カードのテキスト(効果)の使い方がわからない」?  
 そんな人のために、よく使われるカードの使い方を紹介していく企画を始めようと思います。

 その名も、「ヴァイスシュヴァルツをもっと知ろう!」(仮)です。

 今回は、ヴァイスシュヴァルツにおいてほとんどのデッキに入る効果(キーワード効果)である、「集中」について説明をしていきます。

「集中」とは?

 まずは効果をおさらいしましょう。
 早速画像をどん!

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 「集中」とは、基本的にレベル0のキャラが持っている効果です。

 基本的に、

・起動効果(メインフェイズに舞台で使う効果)
・ストック1コストと、自分自身をレストすることで発動できる
・山札の上から4枚をめくって、その中のクライマックスの数手札を増やす

 効果の総称となっています。山札から、控え室から、など細かい違いはありますが、大体同じなのでこれ位知っておけば大丈夫です。
 レストする関係上、後列において使うのが基本となっています。

どういう時に使う?

 この「集中」という効果はどういう時に使えばよいのでしょうか。
 それは、

山札の枚数を減らしたい時(特に最初のリフレッシュ前)
手札を増やしたい時(ターンの終わりに手札が4枚以下になりそうなとき)
控え室の枚数を増やしたい時(特にスタンバイ(電源)、ゲート(門)デッキの場合)

に使うと強いです。逆に、

山札のクライマックスの枚数を減らしたくない時(リフレッシュの直後)
控え室のクライマックスの枚数を増やしたくない時(レベル3のレベル-1の効果の条件に引っ掛かるとき)

には使うと弱くなります。また、

ストックの上の方にあるクライマックスを控え室に送りたい時

にも使えます。

 これらに気を付けて「集中」を使えば、もう集中は完璧も同然です!
 全部できない時は、使うと強い上三つ+最後の1つを意識すれば充分強く使えます。
 また、使う時は基本的にメインフェイズの最初の方に使うといいです。
 先に手札を増やして、動きやすくしましょう!

 以上で簡単な説明はおわりです!

 (一応この下に詳しい説明を書いておきますが、読まなくても全然大丈夫です。もっと興味あるよ!詳しくなりたいよ!という方だけ読んでください。)

 集中について、細かいルール(めくるときの処理)などもありますが、それはわからなくなったときに動画を調べましょう。公式動画などで詳しく説明しているので、そちらを見た方が文章でみるより100倍いいです。文章で書くと10000字位行きそうなので。


 以上、最近集中がブースターに多くて喜んでいるカウンでした。

 なにか分からないことがある場合はコメント等に書いて下さい。











解説・強い時(ここから長いよ)

 さて、順に説明していきましょう。

まずは強い時から。

・山札の枚数を減らしたい時(一番大事!)
 ヴァイスシュヴァルツでは、山札の枚数を減らすといいことがあります。それは、「リフレッシュ」です。
 「リフレッシュ」とは、山札がなくなった時に、控え室のカードを全て山札に戻してシャッフルして、山札の一番上をクロックに置く処理です。

 なぜ1点受けてもリフレッシュしたほうがいいのかというと、山札の総枚数が最初の50枚から減るからです。
 50枚から少なくなると、(クライマックスを控え室に多く送っておくほど)山札に対してクライマックスの比率が多くなります。
 例えば山札に50枚中8枚クライマックスがあるのと、25枚中7枚クライマックスがある場合、後者の方がキャンセルする可能性も、自分がめくってトリガーする可能性も大きくなります。

 最初の50枚の山札では、最大でも8回しか攻撃を止めることができません。実際は引いたりトリガーしたりで2~5回程度です。そんな中、何もしなければ15~20点なんて入ってもおかしくないのです。

 それを防ぐために集中がいます。
 効果を使うことで、山札の枚数を減らして、リフレッシュを早める。それが集中の一番の仕事です。


手札を増やしたい時(まあまあ大事)
 ヴァイスシュヴァルツは、何をしなければ勝てないか。そう、アタック(攻撃)です。
 もしクライマックス50枚のデッキが作れたとしても、相手にダメージを与えることができないのでリフレッシュダメージで負けてしまいます。
 また、アタックすることでストックが増え、次の自分のターンに行動できる回数を増やすことができます。

 そんな重要なアタックですが、ヴァイスシュヴァルツではアタックが1ターンにつき3回行えます。つまり、毎ターン自分のキャラを前列すべてにプレイしてアタックし、全て倒されたとすると、最低でも3枚の手札がターンごとに必要になります。
 では、ヴァイスシュヴァルツのルールでターンの初めに手札を増やせる最大の枚数は?

 正解は2枚です。(ドロー、クロックにカードを置いて2枚ドロー、1-1+2=2)

 よって、何らかの手段を用いて手札を増やさない限り、手札が尽きて何もできなくなってしまいます
 そのために、不確実ながらストック1つのみで手札を複数枚増やすことができる集中はヴァイスシュヴァルツでは重要な効果の一つとも言えます。
 もちろん好きなカードを持ってくることができるのも強みです。

 手札を増やしたいな、ほしいカードあるな、と思ったときはどんどん使いましょう。
 逆にストックがほしくて(レベル3のCXコンボのキャラを後々多く出したいなど)、手札は足りてるな、と思ったときは使うか考えましょう。
 その1枚が、ゲームを変えます。


控え室の枚数を増やしたい時
 
これはスタンバイ(電源)デッキで主に考えることですね。
 ストックの上から1枚、山札の上から4枚、5枚のカードを控え室に送ることで、スタンバイ効果の対象を増やすことができます。
(スタンバイデッキはデッキの性質上、手札を増やす手段に乏しいのでそれも相性がいいですね)
 それ以上でもそれ以下でもないですが、スタンバイはそもそも出す対象がいない時に非常に弱いので、重要なことです。

 また、ゲート(門)アイコンを採用しているデッキでも控え室にクライマックスを置くのは重要ですが、キャンセルでも控え室に行く可能性はあるので優先度は落ちます。


解説・弱い時

 次に、弱い場合ですね。

山札のクライマックスの枚数を減らしたくない時
 
一番わかりやすい局面は、リフレッシュ後です。
 先程、リフレッシュ後クライマックスが出てきやすくなる、と説明しましたが、それなら集中で手札を増やした方がいいのでは?と考えがちです。
 確かにそれで勝てればよいのですが、こういう局面に出会ったことはありませんか?

 「集中でクライマックスがめくれすぎて、アタック中にもめくれて、相手のターンにクライマックスがめくれずダメージが多く入ってしまった」
 「集中でこそクライマックスは出なかったが、アタックするときにクライマックスをいっぱいめくって、相手のターンにクライマックスがめくれずダメージが多く入ってしまった」

 どちらも、集中の効果を使わなければ自分へのダメージが入らなかった状況です。
 これは運が悪いから、と考えてもいいですが、起こるものである、ということは事実です。

 ではどうすればいいか。考え方として、これを覚えておきましょう。

リフレッシュ直後の山札は減らすと防御力が下がる

 アタックこそ仕方ないですが、クロック2ドローや集中などを全て行ってしまうと、それだけでクライマックスが山札からなくなる可能性が高くなります。
 例えば30枚の山札の上から、アタック込みで4枚減らすのと、集中で4枚控え室に送ったことで8枚減らすのではどちらがクライマックスを山札から減らしやすいでしょうか。もちろん集中を使った方が減らしやすいですね。
 クライマックスが山札から減るということは、キャンセルする可能性が下がる、つまり防御力がさがるということ。
 もちろんクライマックスをめくった分で攻撃力は上がるかもしれません。しかし、1ターン攻撃力を上げたせいで、それを相手のキャンセル等で防がれたりした場合に自分がピンチになりやすくなってしまうことを頭の中に忘れないようにしましょう。

 でも、手札が弱い場合は?
 その時は、「集中」をどんどん使って構いません。
 ヴァイスシュヴァルツは、防御とは攻撃のためにあります。防御は、攻撃できるターンを増やすためのものなので、弱い攻撃(1点のアタックを3回)を2ターンに分けて行うよりも、強い攻撃(2~3点の攻撃を3回)を1ターンで行う方が強い場合が多いです。

 よって、

リフレッシュ後は手札が強ければなるべく「集中」しない
手札が弱い場合は防御より攻めることを考えるから、「集中」をしてもOK

 と考えましょう。この二つができるようになるのがまず重要です。


控え室のクライマックスの枚数を増やしたくない時
 デッキによっては控え室のクライマックスが2枚以下でレベル3のキャラがレベル2でプレイできる場合があります。
 そういったカードをプレイするとき、先に集中を使ってしまうと、控え室のクライマックスが3枚以上になってしまってプレイすることができません。
 基本的には「集中」はメインフェイズの最初に使う方が強いですが、その例外の一つですね。


解説のまとめ

特に重要なところを簡単にまとめます。

・最初の山札はゲーム中一番弱いのでリフレッシュするために「集中」を使うのは良い

・足りない手札を増やすための「集中」を使うのは良い

・リフレッシュ直後の山札は減らすと防御力が下がるため「集中」を使うか考える

・早出し効果(レベル-1)のレベル3を出す前の「集中」はちゃんと考えてから使う

 これらを考えた上でヴァイスシュヴァルツをすることが重要ですが、常に全て考えてできるわけではありません。それゆえ、失敗することも多くあると思います。
 その時は、またここに戻って読み直せば、改善点がみつかるかもしれません。

 これを読んで、できるだけ多くの方がヴァイスシュヴァルツを楽しんでいただけたら嬉しいです。

 最後に、「集中」を使うか困ったときの言葉を書いて終わろうと思います。

山札は減らすか迷ったら触るな」(集中を使うな)

 大体これでなんとかなります。

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