パプアニューギニア&タンザニア
今回のゲストはパプアニューギニアとタンザニアに滞在した 笹瀬正樹 さんです!!
個人的にパプアニューギニアは憧れの国なので本当に嬉しかったです。
お話の内容です。
【パプアニューギニアについて】
・パプアニューギニアには青年海外協力隊として赴任。
・パプアが観光地として認知されていない理由は3つあります。
①治安が悪い。特に首都のポートモレスビーはひどくて、JICA指定の車から外に出られない。でも、地方や離島は安全。
②目玉の観光地が少ない。その分、手つかずの自然がたくさん残っている。
③物価が高い。輸入品や贅沢品には高い税金がかけられる。観光シーズンは航空券が高くなる。
・ゴロカという山岳地帯では、パプアの独立記念日前後に100以上の部族が集まってゴロカショーを開催する。色んな部族の民族衣装が見られるので抜群に面白い。
・有名なマスクフェスティバルとは違う
・山岳地帯ほど多様な民族が住んでいる。
・800の言語がある。2~3分歩いたら言葉が通じなくなることもある。
・最近は若者が進学や部族を超えた結婚をするようになり、部族固有の言語を話す人が減る傾向にある
・英語とは別に共通語がある。ピジン語といって簡単な英語、地元の言葉などがまじってできている。
・でも、自分たちの文化を大切にしたいという意識は強い
・パプアは日本が占領した歴史があり、当時の日本人にお世話になったというお年寄りが多く、日本人は好かれている。
・「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるは従軍していた時に片腕を無くし、瀕死の状態を地元の人達に助けてもらった
・日本の昔の軍歌や童謡を歌っている映像を見せてもらった
・パプアでは小学校高学年の教師として赴任。苦手な理科と数学を教えていた
・中学生でも九九が出来ない。方程式なんてとんでもない。
・途中から「パプア社会において理科や数学は必要なのか?」と疑問を持つようになった
・「苦手なことを改善」するより「得意なことを伸ばす」教育を心がけるようになった
・するとパプアでは音楽が得意な生徒が多いことを気づき、クラウドファンディングで35万円を集めCDを作った
・子どもたちの才能が開花していった
・ニューブリテン島のココポに住んでいた。隣は「ラバウル小唄」で有名なラバウル。ラバウルにか活火山があり、度々噴火して町が壊滅状態になり、州都をココポに移した
・ツカツクリという火山灰に住む鳥がいて、鶏の卵の3倍の大きさの卵を産む。これが抜群に美味しい!!
・マンゴーは200~300円くらい
・生で魚を食べて翌日腹を壊し病院へ。
・子どもたちはとにかく可愛い。医者になりたい子供が多い。大人になるとみんな太る。糖質があるものばかり食べるので。糖尿病患者が多い。
・天然ガスと銅の産地。宝石タンザナイトも有名。
・銅山はオーストラリアの会社が経営。とんでもなく田舎なのにすごい潤っていて、和牛まで売っている!?
・でも、銅山の下流では奇形児が多いのでインタビューしに行ったら、「お金で解決しているから問題ない。文句も言われない」と居直っている。
・キリスト教が多く、あとは黒魔術。
・パプアが大好きなので永住したいと思っている
【青年海外協力隊について】
・青年海外協力隊は免許があれば採用されやすい。
・笹瀬さんは教師免許
・免許がなくてもコミュニティ開発といって地元の人と交流し、問題を一緒に解決するという援助がある。
・たくさんの種類の援助方法があって、その人にぴったりの赴任地がある
・笹瀬さんの奥さんが赴任したのはコスタリカ!! ホームステイ先にはお手伝いさんもいて、洗濯物も畳んでくれていたほど。
・こういった国際協力が必要なくなった国にも継続して赴任しているのは、せっかく築いた関係を続けたいという外交上の理由もある。(ドバイに赴任しようかなぁ。。
【タンザニアについて】
・PNG(パプアニューギニア)の赴任後、日本企業に就職したが全くあわなかった。朝起きれなかったり、動悸で目が冷めたりしていたので退職
・今のタンザニアのNPOに就職して現地へ行ったら、元気になり朝起きるのが楽しみになった。その人にとってピッタリの場所があることを知った
・産業は金と宝石。観光業。キリマンジャロコーヒー
・マサイ族がいる。
・35%キリスト教 35%イスラム教 30%黒魔術
・黒魔術には死はあるが病気はない。他人からの恨みが症状を起こさせていると考えられている。魔術師が「あの人が恨んでいる」と断定する。魔女狩りの世界。
・アフリカでも随一の野生動物が見られるセレンゲティ国立公園があり、他のアフリカ国に赴任している青年海外協力隊員が休日に訪れる人気国
・中国人がたくさんいるが、中には横柄な態度を取ってトラブルになることもある
・キリマンジャロは比較的登りやすい山。6日間かかるので達成感はあるが景色はいまいち。
・さくら女子学院という中学校に勤務されています
【追伸】
・パプアで子どもたちと制作した音楽です♪
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笹瀬さんのページ:
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動画もたくさんシェアしてくれて有難う御座いました。
パプアに行きたい!! そして死ぬまでに一度はユニークな民族衣装フェスティバルを見たい!!
笹瀬さんの力の抜けた生き方も本当に素敵だと思いました。
昨日まで全く知らなかった国でも、一回話を聞くだけでぐっと身近に感じるようになるのが本当に不思議です。
パプアへの永住、是非果たしてください。その時、訪ねていきたいです(^_-)
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