8. 思いもよらない人生の転機
僕はこの2年間で様々な面で急激に成長できたと自負しています。
最近自分自身がこの2年間どのタイミングでどのスキルを身につけたのか一つずつ振り返り、真剣に自己分析しました。
そこで僕がこの2年間で6つの能力が急激に成長したと感じました。
それは、
① 論理的に考え、分析する能力
② 自分を客観視する能力
③ コミュニケーション能力
④ 世の中の真理を探求する能力
⑤ 何にでも挑む行動力
⑥ 知的好奇心、学ぼうとする力
です。
その原点となっていたものが思いもよらないものでした。
それは大学三回生の三月に始めたストリートナンパでした。
別に自分がイケてるアピールをしたいという訳ではないということを最初にご理解いただきたいと思います。
ナンパを始めたきっかけは大学時代野球部で忙しかったのもあり、出会いもほとんどなく、まともな恋愛をしてこなかった自分に焦りを感じ、このままイケてない大学生として大学生活を終えることに焦りを感じ、友達と二人で道でナンパに行きました。
それまでは「時間がないし機会もなかったからナンパもしてこなかったけど、まぁ本気出したら余裕やろ!」と思っていました。
しかし、その日の結果は惨敗でまともに足すら止めることが出来ず、めちゃくちゃ悔しい思いをしました。
そこで男として情けないと思い、何がなんでもストリートでナンパを成功させてやると決心し、徹底的にどのようにしたらナンパがうまくいくのか真剣に自分なりに研究を始めました。
これをきっかけにケータイのメモを自分の頭を整理したり、知識を蓄える道具として頻繁に活用するようになりました。
ここで「①論理的に考え、分析する能力」が身につきました。
また、その際に学んだのが心理学でした。
僕は人見知りもせず誰にでも話せるのでコミュニケーション能力が高い人間だと思っていました。
しかし、心理学を学んでいくうちに自分が「人見知りしないだけで、自称コミュ力高いただ自分のしたい話だけをずっと続ける痛い奴」だったことに気づいたのです。
この時にそれまで自分自身の思い描いてた自分の姿と世間が見ていた自分のギャップに気づき、今までの自分が恥ずかしくなりました。
そこから自分自身を出来るだけ色眼鏡なしに、世間から見えてる自分自身を捉えようとし、常に自分を客観視しようとするようになりました。
また人とコミュニケーションを取るときは今までの自分のコミュニケーションスタイルを変えるため、相手視点で自分がどう見えているかを常に想像しながらコミュニケーションを取るようになりました。
そこで「②自分を客観視する能力」と本当の意味での「③コミュニケーション能力」が徐々に身につき始めました。
また心理学はコミュニケーションの一般論や法則まとめられた学問で、「こんな風に世の中のコミュニケーションが成り立っているんだ」と驚きの連発でした。
それをきっかけにどのようにして世の中が出来ているのか知りたいと思うようになり、「④ 世の中の真理を探求する能力」が鍛えられ始めました。
そしてある日、埼玉スーパーアリーナでライブを見に行く機会があり、東京に一人で一泊する機会ができました。
その時に「よし、分析してきたナンパを一人で実践してみよう!」と決断し、宿泊施設を予約せずに一人で銀座で勝負してみようとして田舎者が立ち向かってみたのです。
そこで今まで口だけで一人でたいした行動も起こしたことがなかったヘタレが、その日ナンパをすることで人生の大きな一歩を踏み出したのでした。
その話を帰ってきてから話した時にかなりウケました。
その時に、
「誰もしないことを本気ですれば、武器になるし、周りは興味を持つ。」
ということと
「誰もしないような何かに挑戦すれば、その結果が失敗であっても成功であっても死ななかったら話のネタになる。」
「長い目で見れば何かに挑戦した時点で結果関係なく大成功。」
と思うようになりました。
この考え方は今でもかなり大事にしています。
この時に本当の意味での
「⑤何にでも挑む行動力」
を身につけたのでした。
この力が後に、宿泊先直談判の旅行に2回行ったり、海外で就活してエントリーシートにナンパの話を6000文字書いたり、M1に参加したり、ヒッチハイクをしたりといった僕の人生の軸となるような経験を積むことができたので本当に僕の人生に欠かせない力でした。
また誰もしないような経験は一生話せるネタになるうえ、かなりの大きな学びがあり、大きく成長することができると実感しました。
話を戻します。
そのナンパの経験の後、留学に行きました。
留学後も心理学の勉強を続けるうちに、コミュニケーションの真髄に気づいたのです。
それは「誰にでも好かれる人は確実に聞き上手な人」だということです。
それを実践するためにいろんな人と一対一でご飯に行きました。
それまではひたすらどのように自分を見せようかとばかり見せていたのですが、一度我慢して人の話を聞くことに徹底してみようと思って実践しました。
すると、その時に気づいたのが、人の人生や価値観について聞くのはとても学ぶことが多くて楽しいということでした。
そこから話をするだけではなく、聞くことで何かを学んで吸収しようとするようになりました。
そういった気持ちに切り替わると質問が自然と増え、結果的に学ぶことも増えた上に、「コミュニケーション能力」も1段階成長したのでした。
そのことで知的好奇心が強くなり、何かを知識を付けて学んで成長したいと思うようになり、心理学だけではなく、自己啓発、政治や経済、歴史の動画を見るようになりました。
このようにして「⑥知的好奇心、学ぼうとする力」を身につけました。
以上がこの2年間で
① 論理的に考え、分析する能力
② 自分を客観視する能力
③ コミュニケーション能力
④ 世の中の真理を探求する能力
⑤ 何にでも挑む行動力
⑥ 知的好奇心、学ぼうとする力
を身につけたプロセスでした。
そしてこれらを以前書いた記事の「感考学活」を常に繰り返してこの2年間過ごしてきました。
この生活を送っていれば、やはり今までの成長速度とは圧倒的に違うと実感しました。
僕がこのような経験の中で心からオススメするのは
心理学を真剣に勉強することと
自分の興味あることをまずやってみることです。
心理学はコミュニケーション能力はもちろん自分を客観視する能力がつくので絶対にオススメです。
この二つは人と関わりながら生きていく環境で有れば、欠かせない力です。
逆にこの二つが完全に欠如した人間は悲惨な人生を送ることが容易に想像できるあたり、この能力を鍛えることがどれだけ大切か想像できると思います。
やりたいことを行動に移すことに関しては、僕は最初は軽い気持ちでナンパを始めたにもかかわらず、それが最終的に池上彰の動画を見まくる現在になっていたのです。
自分の想像の範疇を超える、全く関係のないような成長に繋がっていたりするのです。
まずは自分のやりたいことに心を任せて行動してみてはいかがですか?
いつかやろうといったまま歳を重ね気がついたら、もう病床でその頃にはもう何かをする元気もないでしょう。
そのまま人生を終えた時に後悔はありませんか?
死ぬ前にもうやりたいことはやり切った!
未練はない!
**と言って死ぬことができるかっこいい人を一緒に目指しましょう。 **
こんな長文を読んでくださって、本当にありがとうございました。
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