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【Works】大東建託株式会社様 社内向け冊子「ありがとうの輪」

新しいお仕事のご紹介です。大東建託グループ様の社内向け冊子、「ありがとうの輪」を企画・制作させていただきました!

大東建託さまでは、お客さまからの感謝の声を「社長さまから社員さまに伝える」「社内で共有する」という素晴らしい習慣があります。年に一度、ありがとうの声を集めた冊子を作成し、社員さまのご自宅へお届けされています。今回はその2015verを担当させていただきました。


全国の社員さんに、ありがとうを届ける

全国に1万人近くの社員さんを抱えている大東建託様。普段全員で顔を合わせたり、ひとりひとりと話す機会を持ったり、ということは人数が増えれば増えるほど難しいものだと思います。だからこそのきめ細やかな取り組みに感動するとともに、「ありがとうを共有」することで社員のモチベーションをあげ、更なるサービスの向上を目指す、という素晴らしい姿勢に、深く共感。きちんとその想いを運べるような冊子を目指しました。


絵本仕立てで親しみやすく愛される冊子に

▲表紙の抜き加工はデザイナー黒坂のアイディア。

表紙をめくると、それぞれの職種の主人公と相棒の動物たちが輪を囲んでいます。ただ単にありがとうの声を伝えるだけではなく「ご家族にも社業を理解していただく」というのも課題のひとつ。なじみのない内容でも、親しみを持って読んでいただけるようなやわらかい雰囲気を意識しました。

情報を羅列するだけでなく、冊子全体にストーリーを設けることで、ずっと手元に置いておきたくなるような存在になれれば、と考えました。


「ありがとうの輪」にこめた意味

テーマである「輪」には2つの意味を持たせました。

ひとつは、「たくさんの職種で、大東建託はできている」ということ。

もうひとつは、「たくさんのありがとうが、循環している」ということ。


▲それぞれの職種のおはなしのページにありがとうの「かけら」が。

▲それぞれの「かけら」をはこぶ動物たち。

▲「かけら」が集まって、ひとつの大きな輪になります。


双方向、いろんな種類の「ありがとう」が、ひととひとが関わる中で育まれ、大きくなっていく。そしてまた循環する・・・そんなイメージを、藤原なおこさんのイラストがみごとにかたちにしてくれました。

後半のページには、お客さまからの実際の「ありがとうの声」を掲載しています。


温度をあたえてくれたあたたかなイラスト

テーマをお聞きして、すぐ藤原さんが浮かびました。すぐにお電話でご相談して、一緒に制作していただけることになりました。

藤原なおこ 大阪府在住 (http://www006.upp.so-net.ne.jp/naoko
雑誌や広告、書籍の挿絵を中心に活躍中。使用画材はクレヨンやペン、色鉛筆など。 玄光社「イラストレーションファイル2015」掲載/鈴木成一装丁イラストレーション塾生

▼コメントもいただきました!

企業向けの冊子を絵本のように、という企画でしたので、現実的でいてかわいい絵であるようバランスを意識して描きました。このお仕事では、ただ依頼通りに描くのではなくお互いのイメージを出し合ってより良いものを作れるように進めることができたので、とてもやりがいのある楽しいお仕事になりました。社員のみなさまに配布されるとお聞きしたので、読んでまた元気が湧くような本になればいいなぁと思います。

藤原さんがおっしゃっているように、今回は現実と物語のまじりあう世界をつくることが重要だったと思っています。実際の業務内容を説明しながら、ありがとうの「かけら」や「輪」という目に見えないものも描く。ふたつの世界をむすぶ役割を果たしてくれたのが、藤原さんの描く動物たちだったのです。


おわりに

さいごに、このようなすてきなコンセプトの冊子を制作する機会をくださった大東建託のご担当者のみなさま、本当にありがとうございました!

ひとりでも多くの社員様、ご家族の方にながめていただければ嬉しいです。



▲非常に気に入ってくださった「熊田さん」のおしり。

【staff】

producer(writting) : sachi oshima  designer : mei kurosaka 

illustrator : naoko fujiwara

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