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インド駐在したら、海外の見え方がこう変わった(インド駐在2000日)

インド在住5年半、ハードシップの高いインド駐在の特権とも言える「買い物休暇制度」、「一時帰国制度」を使い、2、3ヶ月に一回のペースでインド国外に出ていました。
娯楽が少ないインド、閉鎖的なインド、国内旅行はトラブルが多いインド…。

定期的にインド国外へ脱出しなければ、心身崩壊してしまうため、多くの駐在員は会社からの補助金を上手く利用し、海外へと逃避行します。

インド在住が長くなると、海外の見え方も日本にいる時とは少し違ってきます。
そこで、インド駐在中、「私には海外がこのように見えていた」についてまとめてみました。

※筆者の偏見もかなり入っていますので、大目に見てください。

バンコク

栄養補給の地

バンコクはインド駐在員にとって、人気No.1の買い物休暇の地。
スクンビットのフジスーパー、うなぎ中村、らあめん亭…お世話になりました。
帰りのバンコク発デリー線搭乗口は、ほとんどの人がテンションが下がっています。 
そのため、
「デリー発→バンコク行き 天国行き
「バンコク発→デリー行き 地獄行き
と呼ばれていました。

ドバイ

インドから行くと、あまりのギャップに夢か幻か本気で戸惑う。

これは奇跡か?シティはごみ一つ落ちていないじゃないか!しかし、タクシーに乗るとドライバーのインド人率が高い。インド人はどこでもヒンディー語で電話するので、すぐ分かります。

ネパール

インド人より信用できる。

厳しいインド社会で、家族のために出稼ぎで頑張っている人が多い。故郷の話しを聞くと泣けてきます。

バングラデシュ

インド駐在はまだましか…と、勇気付けられる地。

インド駐在は恵まれている、文句を言わず頑張ろう!と、錯覚させられます。

スリランカ

インドにはない何かあたたかいものを求めて行く地

仏教徒が多いこともあり、親近感を感じます。よって、タクシーで騙された時の落ち込み度は激しい。
また、世界的な建築家•ジェフリーバワの建築に憧れを抱くようになりました。

ブータン

マツタケの王国

秋になると、日本食スーパーにブータン産の松茸が並ぶため、こう思うようになりました。日本にいる時はブータンが松茸有名〜とは知りませんでした。

モルジブ

ちょっと沖縄に行ってきます〜、くらい気軽に訪れられる地

週末二泊三日あれば十分楽しめます。ホテルも探せば意外とリーズナブル。
私のおすすめは、Meeru Island Resort & Spa。
しかし、駐妻の間では、「どこのホテルに泊まったか?」で、マウントしてくるケースもあるので注意。

シンガポール

ほぼ日本…だと思う。

シンガポール駐在員、うらやましい。
しかし、滞在二日目にはついインド人街に行ってしまう自分。

香港

黄油蟹を求めに行く地。

一年に一回の贅沢。さすが食の宝庫香港!

オマーン

すぐ行ける中東

首都マスカットはデリーから海を越えて約3時間。ドバイのような派手さはなく穏やかな街。しかし、すぐ南にはイエメンがあることに気付き、中東問題が身近なものに感じられました。

ウズベキスタン

美女を求めに悪いインド人が行く地

これは私の偏見です、、、
デリー発タシケントまで直行便が運航しているため、ウズベキスタンはインド人にも人気です。

ヨーロッパ

ディズニーランド的存在。
デリー深夜発、早朝着。目覚めると別世界。


夏場のイタリア発地中海クルーズ
冬場のフィンランドのサンタクロース村
アイスランドの温泉

など、インド駐在員は会社の補助金をうまく遣って家族旅行の計画に力を入れます。いつもは忙しいお父さんの豪華すぎる家族サービス。

アメリカ

優秀なIIT出身のインド人エンジニアの宝庫。


中国

国境問題が絶えず、仲良くして欲しいと願う。

また、インド駐在の前赴任が中国だった…という駐在員がいると、脱帽してしまう。
この人、世界の人口3割を占める中国人とインド人を抑えているのか…と思うと、ビジネスパーソンとしてすごい力量を感じてしまいます。

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