見出し画像

プロビデンス

私は今、失業中である。

新卒で入社し、26年間勤めた。

自分の身が保たないと感じ、エスケープした。

業務という課題に日々追われていた時代から抜け、忙しさから解放された。

私は自分を顧みるようになった。

そんな中、この募集に目が止まったので、記事を書きたいと思う。



私は小2の頃、ゲームと出会った。

近所にボーリング場があった。

当時は「おこづかいが無くなるから行っちゃダメ」と、学校から留立てされていた。

ある日、同じ書道教室に通っている上級生に「パックマンしに行かない?」と、誘われた。

あたまでは留立てされていることは分かっていたが、幼心に興味があったんだろう。

書道が終わった後、上級生に付いてボーリング場へ行った。

初めて入るボーリング場。

レーンオイルの独特な香り。「ゴロゴロー・カコーン」とプレイしている音。

雑多な空間の中、テーブル筐体はあった。

上級生が座る。

次々に変化する画面。

「namco」の文字が脳裏に焼き付いた。

ココロオドル。

私の番になった。

小遣いを持っていなかった。

隠し、学校から留立てされていることを理由にその場を去った。


「出来なかった」ことが心残りではなかったと思っていたが、今思うと「後悔」である。


のめり方が反動的だから。


1.namcoの情報が載っている雑誌を定期購読したり

2.namco提供のラジオ番組を聞いたり

3.namcoゲームミュージックの音楽を購入したり

4.namcoの刊行物を編集している方と交流出来たり

と。

高校生まで続いた。



アラフィフになった今、「電音部」というコンテンツが登場した。

namcoから離れていたと思っていたが、「ラブライブ!サンシャイン!!」で線となり、その先に「電音部」があった。

電音部の情報を漁った。

電音部の意義、目的を知る。

80年代にあった「遊びをクリエイトするnamco」のキャッチフレーズを思い出した。

このキャッチフレーズは「ナムコ理論」「ナムコ魂」と定義されていた。

私は「誰もやったことのない楽しいことをやろうよー」と理解し、観て聴いて参加して育ち、身体に染み込んだのだと思う。

私の判断の物差しになっているのかもしれない。

何かを始める時⇨楽しそうだから

何かを辞める時⇨楽しくなくなったから

自己を省みる時、これをプロビデンスを思うと、心が軽くなる感覚になった。

単純だけど、これでいいんだと思う。


このような機会を与えてくださった、note編集部の皆様へ感謝いたします。

ありがとうございました。

#心に残ったゲーム

この記事が参加している募集

心に残ったゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?