これからのキャリアを模索するひとへ～cotreeカウンセラーと見つける新しい働き方・生き方～第5回

「これからのキャリアを模索するひとへ～cotreeカウンセラーと見つける新しい働き方・生き方～」と題して、cotreeにはどんなカウンセラーがいるのか、どんなカウンセリングが行われるのか、それぞれの特色を紹介するため、キャリア相談特集をお届けしています。

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これからのキャリアを模索するひとへ｜cotree 公式｜note

第5回は、「病気・身体の悩み」についてのよくあるご相談に対し、民部田駒子カウンセラー、長村明子カウンセラーからの回答をお届けします。

よくあるキャリア相談事例

５．病気・身体の悩み
家事育児をしながら仕事をしていますが、疲れやストレスがたまると、すぐに体調を崩してしまい、ギリギリの状態で何とか働いています。これまで2回、体調を崩して仕事を辞めました。働きたい気持ちはあるのですが、どのような仕事ならできるのか、どのように探せば良いのか悩んでいます。体力をつけようとジムにも通いましたが、なかなか続きません。頑張りたいのに体がついていかない、他の人はできていることがなぜできないのかという悔しい気持ちと、また仕事を辞めることになるのでは、今後どうしたらいいのかという不安が強いです。（Eさん・30代・女性）

cotreeカウンセラーからのメッセージ

1. 民部田 駒子カウンセラー (キャリアコンサルタント、産業カウンセラー)

家事育児をしながらお仕事を続けてゆくのは、並大抵ではありません。ましてや体調を崩しがちであれば、両方に対処していくことがさらに困難に感じられるのではないでしょうか。

真面目な方ほど両方を完璧にこなそうと思う意識が高いです。必要以上に自分で自分を追い込んでいることはないか、カウンセリングを通じて気づいていただきます。例えば、「家事育児は全て自分がすべき」など、自分を追い込んでいる思考に陥っていないか、またその対処法を一緒に考えます。家事育児にしろ、仕事にしろ、ご自身が背負わなくてもよいことを手放すことで、心と身体にゆとりを作り出すのです。

家事育児も仕事も基礎の体力があってこなせるものです。ジムに行っても長続きされないのであれば、もっと自分に合う好きなことで体力をつけることも検討します。運動以外にも、ストレスを解消する趣味やリフレッシュ法をたくさん持つことは、忙しい毎日を乗り越える糧にもなります。

力を抜くときには抜けるように思考も生活習慣も少しずつ変えることで、長く無理なく働くスキルを身に付けます。そして、その行動化の成果を定期的にカウンセリングを通じて話し合うことで、自信を身に付け、働き続けることを応援します。

⏬民部田 駒子 カウンセラーへの相談はこちらから⏬
https://cotree.jp/counselors/288

2. 長村 明子カウンセラー (認定心理カウンセラー)

現在、家事と育児に加えてお仕事もされているとのこと、それがどれほど精神的にも体力的にも大変なことか、Eさんの毎日のしんどさを思いながら読んでいます。本当におつかれさまです。

身体のしんどさに加えて「働きたい気持ちはあるのに体がついていかない」歯がゆさや、「他の人には出来ているのになぜ（私は）できないのか」という悔しさなど、心のしんどさもおありなんですね。

心と身体が上手く嚙み合わない状態の中でも一生懸命に頑張ってこられたご様子をそのまま受け止めています。そのような状況の中で今後への大きな不安も抱えておられることも、無理もないことだと感じます。

健康な状態の体力と精神力が、まるでシーソーのように一つにつながっていて、お互いを支えて釣り合っていると仮定して考えてみましょう。どちらかに大きな負荷がかかってしまうと、無意識にその反対の力で補いカバーしようとしてしまいます。体調が悪くなった時には気持ちを強くして乗り越えようと思いますし、精神的にきつい時には体力を持ち出して頑張りすぎてしまいます。

「ギリギリの状態」という言葉はとても大切な感覚です。「ここを越えてしまうと危ない」と感じて正確に線引きをして下さっていますよね。この感覚を活用してそれよりもっと手前の「疲れやストレスがたまる」段階に気付いて、心身それぞれにケアをする習慣をつけると、これまでとは違った状況や乗り越え方を手に入れることが出来るかと思います。カウンセリングでは不安や怒り・悲しみといった感情も大切に扱いますので、思われた気持ちや感じられたこと、「こんなこと言ってもいいのかな」と思われることでも大丈夫です。何でもお話くださいね。

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