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これからのキャリアを模索するひとへ~cotreeカウンセラーと見つける新しい働き方・生き方~第6回

「これからのキャリアを模索するひとへ~cotreeカウンセラーと見つける新しい働き方・生き方~」と題して、cotreeにはどんなカウンセラーがいるのか、どんなカウンセリングが行われるのか、それぞれの特色を紹介するため、キャリア相談特集をお届けしています。

これまでの記事はこちら。

第6回は、「役職の変化による悩み」についてのよくあるご相談に対し、柳井よしカウンセラー、民部田駒子カウンセラーからの回答をお届けします。

よくあるキャリア相談事例

6.役職の変化による悩み
現在の職場に勤めて6年目になります。半年ほど前にチームリーダーになり、後輩の指導をしています。大量の事務仕事と、後輩の担当した仕事の確認、難しい案件の対応など、日々手一杯で、ゆっくりと考える時間もとれず、しんどいです。先日「マネージャーになりたいかどうか」と面談で聞かれました。今でも手一杯で、気持ちも実力も追いついていないし、責任が重くなるのも不安に感じます。家庭を犠牲にするのも嫌です。直属の上司は独身の50代女性ですが「女性が昇進しやすい良い会社だ」「チャンスがあることに感謝すべき」と、昇進するのが当然と押し付けられている感じがするし、私は上司のようにプライベートも犠牲にして全てを仕事には捧げない、とも思ってしまいます。私にリーダーとしての適性があるのか、今後どうしていくべきか、相談したいです。(Fさん・30代・女性)

cotreeカウンセラーからのメッセージ

1. 柳井よしカウンセラー (キャリアコンサルタント・産業カウンセラー)

柳井よしカウンセラー

現在の会社は6年目で、半年ほど前にチームリーダーとなったけれども、多くの業務をこなさなければならず、毎日がいっぱいいっぱいでしんどくなってしまっているのですね。そこに、「マネージャーになりたいか」とヒヤリングされたけれども、今の状況からは難しいと感じてしまうことはごく自然なことですね。それに加えて、家族やプライベートを犠牲にして働くことをよしとしないFさんの想いが重なると、なおさら迷ってしまいますよね。

直属の上司はマネージャーになることは昇進であり、それはポジティブなことであると思っているようですので、そこには価値観のずれがあるようですね。また、現状抱えている業務量や適性についてもちゃんと把握してもらえていないようにも感じますね。

ただ、Fさんは上司からの評価はよく、期待もされているようなので、なぜ今なのかを聞いて、話し合ってみることで、より的確にお返事することができるかもしれません。

同時に、理想のキャリアを棚卸ししながら、将来のキャリア像も含めてFさんの考える希望のかたちに近づけていきたいですね。

⏬柳井 よし カウンセラーへの相談はこちらから⏬
https://cotree.jp/counselors/191

2. 民部田 駒子カウンセラー (キャリアコンサルタント、産業カウンセラー)

民部田駒子カウンセラー

最初に、半年ほど前からチームリーダーとして一段上の責任を背負って日々奮闘しているFさんのしんどいお気持ちを労います。目の前の慣れないリーダー業務に追われて日々過ぎてゆくこの半年は、ご家庭や自分の時間を捻出することすら難しかったのではないでしょうか?

そんな中で、「マネージャーにならないか?」といわれたとのこと。本来であれば仕事ぶりを評価されての打診でしょうから喜ばしいことではありますが、素直に喜べない複雑なお気持ちを、先ずは一つずつ紐解きます。

仕事の価値観はそれぞれです。上司の価値観を押し付けられて異議を唱えたくなるFさんの、働くうえで、また人生の価値観を、今一度言語化し、向き合っていただきます。そのうえで、「マネージャーになった場合」「ならなかった場合」のメリット・デメリットについて、思考の整理をします。

また、リーダーとしての適性があるのか?ということですが、この半年どんなことが身についたか、しっかり振り返ってみます。スキル能力は経験によって開発されます。Fさんが今はしんどくても数年後はもっと楽に役割をこなせているでしょう。慣れないお仕事の始めで視野が狭まっているところを、書くやり取りを通じ、Fさん自身が今後のより良いキャリアを築けるための冷静な視点を提供します。

⏬民部田 駒子 カウンセラーへの相談はこちらから⏬
https://cotree.jp/counselors/288


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