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映画/ドラマ日記

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映画や海外ドラマの関係
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記事一覧

映画『メリー・ポピンズ』の本当の意図〜子どもの頃見た感じと大人になって見た感じ

映画『メリー・ポピンズ』って、ほんとに素晴らしいです。つか、ジュリー・アンドリュースが素晴らしいです。例えるものが無いくらい素晴らしいです。子どもの頃初めて見てから、ずーっと心奪われています。 で、これがですね、大人になって見ると、ちょっと違う感じを受けます。いや、変わらず素晴らしいんですが、メリー・ポピンズは、子ども達を救いに来たのではなく、あの一家を救いに来たんだなぁ、と。 そこが、また一段と素晴らしいっすね。 子どもには子どもとしての印象を与え、大人には大人として

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わたしのコメディエンヌ〜名優マギー・スミス

コメディエンヌが大好きです。 コメディエンヌを探すことは、わたしの一部です。 さて、世界的大ヒットになったテレビドラマ『ダウントン・アビー』で、面白おかしく、格調高く、そして美しくグランサム伯爵夫人を演じて一段と評価の高まったマギー・スミスですが、思い起こしてみると、この方、壮年の頃とずいぶん印象が変わりましたね。 壮年の頃、つまり1975年前後は、「コメディエンヌ」という要素はあんまりなくて、 「英国の実力派美人熟女俳優」 みたいなカテゴリだっと思うんですよ。英国

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音楽LIVEの映像制作と黒澤明と小津安二郎の名言

以前、LIVE映像制作が続いた時期がありまして、バンドネオン奏者の海上亞佑巳さんや コントラバス奏者の吉田水子さんのプロジェクトのLIVE映像を制作しました。 こーゆーことやる時に、「さー、やろう」と思うと、不思議に昔学んだ記憶が蘇ってくるもんすね。若いときは、勉強しとくもんだね。 まず思い浮かんだのは、黒澤明の言葉。 「撮影というのは編集の素材を集める作業だ」 つまり、映画(動画)は、撮影の時に作られるのではなく、編集の時に完成されるんだ、と。 編集の際に、あー

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ある嘆き。名作映画『男と女』の続々編が2020年1月に日本公開されたんだってさ。

1966年にフランスで制作された『男と女』という映画がありまして、大人の恋を描いた名作です。 これ、もう、ほんとに名作で、すべてが完璧。 監督はクロード・ルルーシュ。 撮影当時無名でスポンサーが付かず、自主製作になったそうですが、驚くほどの成功を収め、カンヌ映画祭グランプリも獲得しました。 主演はジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメ。 このアヌーク・エーメが美しいったらありゃしない。 初めて見たのは子どもの頃ですが、それ以来「美しい人」を思い浮かべよう

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黒澤明がハリウッドと取り組んだ『トラ・トラ・トラ!』の失敗を丁寧に描写した名著と東宝の蹉跌

黒澤明のターニングポイントやっぱね、映画作家としての黒澤明の晩年は、もうちょっと違う形があったんじゃないかなぁ、と思うんすよ。もっと映画作家として良い形が。 そのターニングポイントはどこにあったかっつーと、ハリウッド資本による『暴走機関車』と『トラ・トラ・トラ!』の制作失敗ですね。 そこら辺の失敗の詳細が以前はよくわからなかったんですが、『トラ・トラ・トラ!』の失敗過程を、米国側の関係者にインタビューし、資料を探し出してジックリと描写した本がありました。素晴らしい記録です

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ジェニファー・クーリッジ〜五十代になっても面白セクシーな名脇役

『NYボンビー・ガール』 コメディエンヌが大好きです。 コメディエンヌと言うなら、やっぱジェニファー・クーリッジは外せませんよね。どこでも同じような役で出てきて、笑いを作っていく、気になるコメディエンヌですね。気になりませんか? 『NYボンビー・ガール』っていうセクシーコメディなテレビ番組がありまして、以前スカパーでやってて、とても面白かったです。 特に、主人公が女性2人なんですね。 原題は「2 Broke Girls(二人の壊れた/破産した女の子)」なんですが、主人

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話術家・渥美清を垣間見ることができる動画

子供の頃から渥美清が好きでした。 たぶん、古い東京の余韻を濃厚に残した芸人を好きなんだと思うんです。特に口舌が、江戸や明治の東京から急に高度成長期にあらわれたような、本当の東京弁の人が。渥美清とか古今亭志ん生とか三遊亭円生とか。 立川談志とか古今亭志ん朝とかは、なんか違うんです。江戸弁を真似して喋ってるような感じがします。 渥美清とか古今亭志ん生とか三遊亭円生とかは、江戸の世界に実際に生きていたことがあり、闊達にその言語を操ってる感じがします。 で、渥美清と言えば寅さ

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橋本忍の名著に答えがあった「黒澤明はなぜすんごく面白い映画とつまんない映画を作れるのか?」

30年にわたる疑問の解決「黒澤明は、なぜすんごく面白い映画とつまんない映画を作れるんだろう?」 というのが昔っから不思議でした。30年くらい前からね。 例えば小津安二郎にもつまんない作品はありますが、そんなに多くはありません。黒澤明は、アーティストだからなのかなぁ、と思っていました。 小津安二郎は、どちらかというと職人芸なので、映画の内容で実験や冒険するとしても、ご自身で出来上がりを見積もるため、ある範囲に収まる、と。一方、黒澤明は芸術家で、表現したいことを優先するため

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メリッサ・マッカーシーのキレ芸〜わたしのコメディエンヌ

コメディエンヌが大好きです。 コメディエンヌを探すことは、わたしの一部です。 さて、そんな人々の間で近年とみに評価を上げているのが、メリッサ・マッカーシーのキレ芸ですね。 この方、演じる役柄によって、すごーく印象が変わる素晴らしい女優でもあって、わたしが最初に目にしたのは、クリスティーナ・アップルゲート目当てに見ていた米国ドラマ「サマンサ Who?」だったんですが、このドラマで演じていた地味ぃな女性が、メリッサ・マッカーシーだったとあとから知って驚きました。 そのメリ

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マイ・フェア・レディのボードビリアン〜芸人歌手ジュリー・アンドリュース

おまえが生きている間に触れた一番素晴らしいものをあげろ 天国に着いた時、「おまえが生きている間に触れた一番素晴らしいものをあげろ」と神様に問われたら、 「1965年前後のジュリー・アンドリュースの歌声」 と答える。 子供の頃に、映画『メリー・ポピンズ』や『サウンド・オブ・ミュージック』におけるジュリー・アンドリュースの歌声にたいへん感動しまして、 「歌声というのは、こんなに誰かの心に響く、素晴らしいものなんだ」 ということを知りました。 今でも、当時のジュリー・

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わたしのコメディエンヌ〜クリステン・ウィグの映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」

コメディエンヌが大好きです。 コメディエンヌを探すことは、わたしの一部です。 さて、先年、クリステン・ウィグというコメディエンヌを知りました。 ロサンゼルスのコメディクラブで研鑽を積んで、「サタデー・ナイト・ライブ」に7年間出演してたっつーんだから、本格派のコメディエンヌっす。 この人が自分で脚本を書いた「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」という映画を見たんですが、笑ったわ。 が、気をつけてください。下ネタ満載っす。 「ウェディングドレス試着しながら、

わたしのコメディエンヌ〜ローラ・ベナンティ(Laura Benanti)の面白動画

コメディエンヌが大好きです。 コメディエンヌを探すことは、わたしの一部です。 さて、ローラ・ベナンティ(Laura Benanti)という米国の女優がいます。 『弁護士イーライのふしぎな日常』という米国のテレビドラマに出ているのを見て知りました。「いい女だなー」と。 が、この方、もともとはブロードウェイのミュージカル女優で、そっちの方が有名なんだそうです。だから声も良いし、歌も上手い。 で、2013年のトニー賞授賞式を見ていると、幕間の寸劇みたいなのにローラ・ベナン

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三原じゅん子の黒歴史・第1回主演映画「人形嫌い」

三原じゅん子主演の「人形嫌い」っていう映画ご存知ですか? 2014年頃、 小学校の同級生で幼稚園の先生やってる女子が 「新春パーティで三原じゅん子に会った。キレイで、細かった。」 とLineで写真送ってくれました。神奈川選挙区の参議院議員なんで、選挙運動に来たらしい。確かにキレイでした。 わたし、三原じゅん子と同世代なので、『3年B組金八先生』の頃から見てるんですが、あの不良美少女役にハマりまくってた女子が、自民党の参議院議員になっちゃうなんて、ほんとビックリ。 そ

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映画『典子は、今』を見たいけど、見られない理由

なぜか昔っから映画『典子は、今』を見られないんです。どーしても見たくないっつーか。 この映画、実在のサリドマイド病患者・辻典子さんを描いたもので、当時、すごく話題になりました。 監督は松山善三で、木下惠介門下の秘蔵っ子です。 高峰秀子のダンナさんで、彼女の様々な名随筆に顔をあらわす、貧しいけれど誠実で美しい青年です。 だから見てみたい気持ちはあるのですが、どーも見られません。 なぜかと考えてみると、主人公の辻典子さんが昭和37年生まれだからだと思い至りました。 わ

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