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読書・動画日記

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読書や動画の関係
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記事一覧

クマって仲良くなれるの??っていうYOUTUBE動画

何年か前、母の認知症がひどくなって旅行ができなくなりました。ホテルでトイレとかに行けないんですよ。すぐわかんなくなっちゃうので、周りの方に迷惑かけちゃうかな、と。 しょーがないので、安ーい別荘を買って夏過ごすことにしました。残念ながら、母とは一夏40日位しかいけなかったのですが、私はもう2夏くらい過ごしました。 場所は志賀高原の奥にある奥志賀っていうところで、とってもいいとこです。いいとこなんですが、なーんにもありません。さらに夏はあんまり人もいないので、普通に猿が道で寝

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藤田嗣治と黒澤明と河合隼雄の『母性社会日本の病理』

いくつか前の記事で、画家の藤田嗣治と映画監督の黒澤明について考えてみました。 考えてみるとこの二人、共通点があります。 二人とも父親が陸軍の軍人、特に戦いに出る軍人ではなく、医者と教育者としての軍人だった、ということ。 もう一つは、世界的な名声を持っていたということですね。 しかし、二人とも日本社会のサポートに絶望し、藤田は海外に移住し、黒澤は、長い間、海外資本で映画を撮らざるをえなくなった、と。 どうも当時の日本社会は、世界的な芸術の才能を持った人物を充分に活かせ

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起業が軌道に乗る必要絶対条件と動物学者・島泰三が提唱した「競合しない主食」

上手く行く事業と上手く行かない事業は何が違うんだろう ちょっと前まで20年ほど、ホームページ制作と運営を主力業務にしていました。 そうすると、ま、小さな個人事業ですので、同じような規模の、起業されたばかりの方や個人事業の方、少し軌道に乗った年商5億円以下の中小企業経営者の方からご依頼いただくことになります。 で、皆さんとお付き合いしていく中で、 「上手く行く人と上手く行かない人は何が違うんだろう」 と、いつも思ってました。ベンチャーとして起ち上がって、年商を億以上に発

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ビュッフェのミューズ・アナベルの活動と宍戸游子の情熱

ベルナール・ビュッフェに関する本を読んでいると、若き日の話に、必ず「ピエール・ベルジェ」という人が出てきます。この人がビュッフェの社交性の欠如を補い、画商との交渉やマスコミへの対応等々を行っていたのだ、と。 後年、イブ・サンローラン本人とイブ・サンローラン社を共同で設立し、同社を世界的な企業に育て上げるのを手伝ったとても有能な人物だ、と。 ピエール・ベルジェについて、「友人」と書かれてたり、「パートナー」と書かれていたり、何とな〜くハッキリしない書かれ方をしてることが多い

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井上篤太郎(京王電鉄の事実上の創業者)の伝記〜ある明治人の記憶・退職金の半分を故郷へ

個人の寄付のみによる木造の立派な校舎明治人は気宇が違うなー、と感じることがありせんか? 私が最初にそれを感じたのは、大昔、通っていた木造の立派な小学校が、昔の偉人が、自身の退職金を寄付して建てたものだ、という故事を知った時です。 私は東京都練馬区で生まれ育ったんですが、小学校一年のちょうど2学期が始まる時に神奈川県厚木市の三田というところに引っ越しました。 シティボーイだったわたくしは、子ども心に、厚木があまりに田舎で驚きました。 もう一つ、とてもビックリしたのは、小

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最終講義みたいな良い本〜読書日記『バブル―日本迷走の原点』

大学の教授になって長年勤めると、やがて定年が訪れるわけですが、すると「最終講義」ってのが開催されることがあります。皆さんおやりになるのか、偉い人だけおやりになるのか、ちょっとわかりませんが。 わたし、この「最終講義」ってのが好きです。 ある先生の人生というか、学問の軌跡というか、つまり、何を学び、何を問いかけ、どんな答えを得たかという、ある人間の膨大な営為が濃縮して詰まっているからです。 もれなく感動します。 さて、そんな最終講義みたいな素晴らしい本というのに時々出会

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スティーブ・ジョブズが変身できた理由〜読書日記『スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで』

敬愛する人物が亡くなるのは悲しいですが、一方で、生前知ることができなかった事柄が明らかになって、知ることができる、という面白さはあります。 アップルを創業して再生させたスティーブ・ジョブズが2011年に亡くなった時はとても悲しかったです。 「もう、ジョブズが作ったセクシーな新製品には触れることはできないんだ」 と思いました。実際にそうなっているのも悲しいです。 一方、生前はご本人をはばかって発言を控えていた人々が発言するようになり、ジョブズの全体像を知ることができるよ

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フロム『愛するということ』

歳のせいか、何人もの同級生や後輩の男子・女子が、結婚生活の問題を嘆いているのを聞きます。 なかには、「もう、心の中では離婚を決めている」という人もいました。 わたしは未婚なので何年も何十年も一緒に生活することについてはよくわからないんですが、何十年か前に恋愛について悩んだことがありまして、その時に読んだ本についてお話しようと思います。 ご参考に。 エインリッヒ・フロムという人が書いた『愛するということ』という本があります。 1959年の発売当時は、各国でベストセラー

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なぜヒトラーとナチスは民主的に政権を取れたのか?〜フロム『自由からの逃走』

「なぜヒトラーとナチスは民主的に政権を取れたのか?」という事が、なぜか時々とても気になる時がある。 ナチスは、暴力によって政権を奪取したわけではない。 何回もの自由な選挙を通じて民主的に比較第一党になり、比較第2党だった共産党を陰謀で解散に追い込んだのち、議会の3分の2の賛成をもって憲法を停止して独裁政権を作った。 時々気になるのは、この「自由な選挙を通じて」という所。 当時のドイツの人々は、ヒトラーやナチスが何を言っているのか、何を言ってきたのか、おおよそ知っていた

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おりんさんが別れなかった理由〜『志ん生最後の弟子 ヨイショ 志ん駒一代』古今亭志ん駒 著

私は54歳、独身。新人類世代の特徴なのか、同級生にも独身が多い。 たまーに、同級生と見合いとか結婚の話になるのだが、そんな時にいつも古今亭志ん生とその妻おりんさんの事を思い出す。 古今亭志ん生は抜群に面白い。死語40年以上たった今でも現役も含めた全落語家の中でトップクラスに録音物が売れているそうで、スゴい。 しかし、志ん生が花開いたのは50歳前後になってからで、それまでに16回改名し、問題を起こしては幾度も師匠を代え、一時は講釈師に転向していた。 あちこちに借金をこさ

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響いた本〜『死刑囚の記録』加賀乙彦・中公新書

20年ちょっと前に読んで感銘を受けた。 極限状態に置かれた人間が、どのような精神の作業を行うのかが体験的・実証的に記されている。 著者は、長編小説の書き手として名高い加賀乙彦。 昭和30年の11月、26歳の時に精神科医・小木貞孝(加賀の本名)として小菅の東京拘置所に赴任した際の実体験がベースになっている。 小菅に赴任してすぐに、自分が診察する患者にゼロ番因(死刑や無期懲役の判決を受けた重罪犯)が多い事に気づいた。そこから、加賀乙彦は死刑囚の研究に進んでいった。 当時

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西武セゾングループ・堤清二と詩人・辻井喬〜経営と苦闘した詩人の物語

堤清二が2013年に亡くなって、色々と堤清二を総括するような本が出されています。 堤清二は、西武セゾングループの経営者である一方、詩人・辻井喬としても活動しており、詩人経営者としてとても著名でした。 西武百貨店・無印良品、ファミリーマート・雑貨店のロフト・FM放送のJ-WAVE・大型書店のリブロ・セゾン美術館など「セゾン・グループ」として多様な企業を作り出しますが、結局経営は破綻し、2000年にグループは解体されました。 ついでに、西武の御曹司でありながら東大時代に共産

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