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カメラとわたし

自分のカメラとして初めて手にしたのは「Rollei 35s」

大掃除が好きで、週末になると少しづつ端っこを掃除する。手の届かない奥の埃や、見えていたけどめんどくさくて気にしないフリをしていた汚れた鏡。掃除する気にならないと、つい「気にしないフリ」をしてしまう。。

その日は押し入れを掃除していると奥から「小さくて重い未知なもの」を掘り出した。使えるのかどうかもわからないそれに、使う前から魅力を感じた。

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フィルム1本36枚、シャッターの重みが心地よかった。
日常に「好きを集める」というささやかな行為が加わっただけで、どの瞬間も輝きだした感覚がたまらなく興奮したものです。その行為は今もゆっくり続いていて好きがどんどん深まってゆく。

今思うと、その時代に(私が高校の頃だから、2001年!)カメラを始めたってだいぶ先取りでイケてるんじゃないかと。
そして先日新しいカメラをプレゼントして頂いたのです。
手紙には『あなたの作品の一部になりたい』と書いてあって、じんときた。自分が撮った写真を最近は投稿しなくなっていたので、これを機会に写真と言葉を発信していきたいなって、今こころをふるわせています。

おしまい。