”外国籍の子へ奨学金 拡充へ「家族滞在」ビザ所持者にも” 2/11朝日新聞 総合3面
現在の対象者
学生向けの奨学金は現在、「永住者」「特別永住者」や、永住意思のある「定住者」などに限られていて、「家族滞在」の子は対象外となっていました。
「家族滞在」ビザというのは、在留する外国人に扶養されており、扶養者の在留資格が以下のいずれかの場合です。
>教授,芸術,宗教,報道,投資・経営,法律・会計業務,医療,研究,教育,技・術・国,企業内転勤,興行,技能,文化活動,留学
特定技能1号や技能実習は含まれません。
特定技能・技能実習や就労ビザについては、こちらを参照ください。
これから追加される予定の対象者
24年4月からは、「家族滞在」の学生にも奨学金の対象が拡大されます。条件は、日本で小学~高校までを全て卒業し、大卒後も日本で働き、定着する意思を持っていることとなります。対象数は1学年200人となる見込みです。
残念ながら、中学や高校からの入国者は対象となりません。
これにより、貸与型奨学金や授業料減免、給付型奨学金が受けられる可能性がある子が増えることになります。
審査は厳しいかもしれませんが、外国ルーツの子供たちにも目が向けられつつあるのはとてもうれしいことです。
「家族滞在」で18歳以下の子は11万2千人(2023年6月)にも上ります。
これは2013年の5万2千人の倍以上となっていますので、当然の変更かもしれません。
さいごに
以上、外国ルーツの学生に対する奨学金についての記事紹介でした。
奨学金に限らず、様々な面で共生ができる公平な社会になることを願っています。
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