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農福連携の街 藤沢

になるポテンシャルがあるんじゃないかなと思っていて、そのあたりの話を記事としてまとめていこうと思います。

まずそもそも何で農福連携について書くか


弊社社長の小島が会社とは別にNPO法人農スクールという団体で生活困窮者や引きこもり状態の方などの就労支援のような活動をしています。
農スクールHP: http://know-school.org

そこでの活動などをまとめた「ホームレス農園」という本を書いて以降、農福連携の事例として紹介されることが多くあります。

農林水産省の「福祉分野に農作業を」という事例紹介にも2015年に掲載されました。以下URLのP6
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/pdf/2710_nofuku.pdf

私の勤めているところは、農スクールとは別の組織ではありますが、代表が同じということもあって、えと菜園コトモファームでも農福連携を意識することは多いです。かくいう私(山田)も2年間ほど農スクールのトレーナーをしていたこともあります。

それでですね、久しぶりにちょっと「農福連携」と調べたらですね、障がい者の事ばかりがヒットしたわけです。(次に高齢者)

例えば全国農福連携推進協議会という検索すると初めにヒットする組織のHPの中にも、「福祉事業所の皆さんへ」というところで、

「農業を通して障がい者の就労機会を生み出しませんか? 障がい者福祉事業所の特性や課題に合わせ、農業導入の技術支援や各種教育、ネットワークづくりを行います。」http://noufuku.jp/about

と、対象になっている人は障害を持った方のようでした。

また、コトバンクに掲載されたている解説だと以下のようなものでした。


「担い手の高齢化と減少が進む農業分野と、障害者や高齢者らの働く場の確保を求める福祉分野の連携が注目されている。」
https://kotobank.jp/word/農福連携-1726928

そこで「あれ?なんか自分の持っていたイメージと違うぞ」と思ったわけです。

私が農スクールでトレーナーをしていた時は、障害を持った方もいましたが、高齢の方、引きこもり状態の方、不登校気味の学生など、色々な方がいたためです。

「農福連携」の範囲を狭めない方が良いのでは


2015年に厚生労働省と農林水産省が手を組み、農福連携という言葉が盛んに言われるようになったと記憶しています。

「農」と「福」が手を組むことはとても可能性があることじゃないかなと思っていて、その範囲は障害を持った方だけを対象とするのは勿体無いなと。
(もちろん障害を持った方の福祉と農業の関係を否定するわけではありません。)

えと菜園でやっていることも広い意味では「福祉」じゃないか


福祉っていう言葉を調べると、またコトバンクさんですが、

「公的な配慮・サービスによって社会の成員が等しく受けることのできる充足や安心。幸福な生活環境を公的扶助よって作り出そうとすること。」
「幸福。特に、社会の構成員に等しくもたらされるべき幸福。」
https://kotobank.jp/word/福祉-617244

ということみたいです。
要するに幸福になろうとすること、誰かを幸福にしようとすること、なのかと思うのですが、それって別に障害を持った方や高齢者に限らず、誰もが対象になっていいと思うわけです。

農福連携を「農」を使って幸福になろうとしたり、誰かを幸福にしようとしたりすることだというところまで解釈を広げて考えると、弊社のやっている体験農園もそれに含まれるなと思います。

藤沢に広がる農地

© OpenStreetMap contributors

弊農園は神奈川県の藤沢市の北部にあるのですが、南は湘南、東に行けば横浜と人が近くに大勢住んでいながらも、この辺り(地図上部)には農地が結構広く残っています。

そのため、我々だけでなく、体験農園などは多くありますし、農園と関係を持っている福祉事業所の話もちらほら聞きます。(農家さんの野菜を事業所の前で売っていたり、農作業の手伝いに来ていたりなど)

農業者以外、いわゆる福祉の対象者以外も「農」と関わるこのエリア。このような場所はまさに、今後農福連携を考える上で重要なポイントになってくるのではないかと思っています。

私の目論見としては、この藤沢北部を広い意味での「福祉」、どんな人も自分の幸福やより良い生き方について考え、過ごす場所になったらなと思っています。そういう幸福やより良い生き方について考えるのは地に足をつけるのが一番。農ある暮らしを広げることがその一歩だと考えています。

広くとらえた上での「農福連携」


個別にも色々書いていこうかと思うのですが、初めに今思いつく「農」の効果をまとめ、「福」との考えられる連携のあり方を少しまとめておきます。

こう少し思い浮かべるだけでも結構あります!
いろんな可能性がありそうです。

次の記事以降、ちょっとずつですが、連携する上でどんな点を踏まえるのが大事なのかなども考えてまとめていけたらなと思います。

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